MA社会研究所情報

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自衛隊創設60年。1発の銃弾も撃たないで済んでいたが、集団的自衛権で今後は銃弾を撃つ時代になる。

2014-08-11 12:33:58 | Weblog
自衛隊が創立されて60年だという。テレビで自衛隊幹部学校の訓練を見た。部隊長が宿舎の外から起きて集合するように怒鳴る。ベッドの毛布をかたずけて、ズボンをはき上半身裸で宿舎前に集合する。100人ほどの訓練生が上半身裸で乾布摩擦をする。食堂で同じ隊の皆で一緒に食事を食べる。テレビで安倍首相が閣議で集団的自衛権があると解釈したと述べ、自衛隊が米軍に協力して戦闘すると演説している。自衛隊員はちらりとテレビを見て考え込む表情になる。入隊時に国民のために命をかけると宣誓しているが、実際に戦場で死にそうな時代になった。自衛隊は創設以来実戦で一発の銃弾も撃っていない。それを誇りにしている。歴史的には、中国での一発の銃声が引き金になって日中戦争が起き太平洋戦争になり敗北し、大日本帝国が滅びたことを反省して教室で皆に教えている。3km離れた射撃訓練場に銃を担いで行進していく。訓練場の各所で爆弾が破裂する中で、ヘルメットに偽装の草をつけてほふく前進して目標を撃つ。小隊長の銃の撃ち方は部下と違うという。小隊長は全体を見て、かけているところや目標を示すために曳光弾を撃つ。自衛隊は静かに待機することがいいという。むやみに戦闘して銃撃するのは政治的によくない。中国艦艇に攻撃用レーダーを照射された自衛艦は戦闘を回避して平和を守った。しかし、集団的自衛権という言葉により、これからは米軍に協力して戦闘し銃弾を撃たなければならなくなる。自衛隊の死傷者も多数出る。国民から死傷者も出る。相手国の人々も死傷する。戦闘にならないように外交や、政治的努力をしなければならないだろう。