MA社会研究所情報

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共産主義では能力に応じて働き、必要に応じてとる。資本主義では貢献度に応じて給料を払う。

2012-02-17 13:07:06 | Weblog
放送大学で格差社会の話を聞いた。所得の配分についてマルクスは「能力に応じて働き、必要に応じてとる」と言った。共産主義の理想だ。資本主義社会では会社への貢献度に応じて賃金が支給される。独身でも、子供が10人いても同じ仕事なら同じ賃金しかもらえない。農業社会では、王と地主が支配階級で、農民が働いていた。近代社会では経営層と、事務のホワイトカラー、工場労働者のブルーカラーに分かれている。社会的地位は学歴、収入、威信、心身の能力、人間や物資の動員力で決まる。英国のサッチャーや米国のレーガンの新自由主義になった1980年代から所得格差が広がっている。英米社会は資本家、経営者、労働者の2つの階級に分かれているので2大政党化が自然だが、日本は階級が入り乱れているので、2大政党化はふさわしくない。形だけ2大政党にしている。中間層が没落して左右に分極化して急進化していく。所得が格差化するのは高齢化によるという。年収5000万円の高収入の重役と、年収200万円の貧しい年金生活者に分かれるからだろうか。