MA社会研究所情報

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住まいと人間。自立と共生のデンマーク。障害者や老人も普通に暮らせる町や住宅。

2010-12-11 00:43:02 | Weblog
放送大学で住まいと人間の話を聴いた。デンマークの例で、障害者も老人も自立して生活でき、共生していける住まいや町を作っているという話だった。デンマークでは農村から近代化が始まった。酪農でバターやミルク、肉などの食料を自給自足し、風力発電でエネルギーを自給している。ノーマライゼーションで障害者も老人も普通の生活ができる住宅や町の仕組みを作っている。障害者もベッドから出て、部屋を移動し、車椅子で町に買い物に出て、人々と話すことができる。高層の建物を建てず、障害者を施設に集めず、普通の住宅で暮らすようにしている。車椅子や杖の補助具を使い介護の人が支える、お金の管理は自分でやる。芝生の庭がある古い家を共用して4~5人で暮らす。住宅の規模は小さくして個室があり、居間と台所は共用になる。同居人とけんかをしたり、夜のバスに乗り遅れた人のために町に泊まれる部屋がある。面会する場もある。デンマークの人は自立して自分の好きなように生きようとする。会社や国のためだけに生きない。生活と仕事のバランスをとっている。都市と農村、人工と自然、国際性と伝統、高層と低層の住宅のバランスを取っている。デンマークの人の幸福度は世界一だという。

テレビは戦争をどう伝えたか。戦場で中立でいるのは難しい。戦争のドキュメント番組などができた。

2010-12-11 00:12:32 | Weblog
放送大学で「テレビは戦争をどう伝えたか」を聴いた。戦場で公正中立でいることは難しい。真実を伝えようとしても戦場の一方からの記憶になる。1982年の日本の教科書では満州事変での中国侵略を進出と書いて、中国や韓国などのアジアから批判を浴びた。父の世代が行った戦争の責任を子供に負わせるべきか、天皇に戦争責任はあるか議論された。米国では責任あり、英国でも責任あり、中国は内戦で責任論を議論せず、ソ連は日本に革命が起き天皇制がなくなると期待した。天皇自身は戦争に反対だったようだという。
テレビは戦争をどう伝えたか。1953年にテレビ放送が開始された。1957年にドキュメント番組が開始された。太平洋戦争を起こした日本軍国主義を裁いた東京裁判や、ベトナム戦争のルポ、日韓問題、沖縄問題、戦時の苦労話の番組が多かった。占領軍兵士との間に生まれた混血児の番組や、激戦地レイテ島の状況や、引き揚げ船解体の番組もあったという。