セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 73本、 演劇 45本

螢 (幻冬舎文庫 )(麻耶 雄嵩  著)(2007) 80点

2024-04-29 18:00:09 | 読書遍歴

ミステリーの秀作と誉れ高い本作を見るまで時間がかかる。なんでかな。それほど長くもないし、嵐の中の連続殺人だし、興味深い話であります。

この小説、文庫本をまず読む。最初の登場人物のページを何度見直したか。登場人物が少ないわりに人物描写が深くないのか、よくだれがどうなのかわからないのだ。ラストでキーとなる女子大生にしても、人物欄では完全に女性だと書かれているし、(というのはボクという表現がどうも変なので、こういう使用方法の人だと勝手に認識。これは文庫出版社に問題あり。)

なぜか最後まで一気に読み進めないミステリーではあった。だが設定のスケールが大きく、鍾乳洞まで出てくるとこれは異次元の世界観だなあと思う。その意味でも加点したい。ラストのホントのラストは面白かった。麻耶はこれを書きたかったのかなあ、。。


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