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入れ子細工の夜(阿津川 辰海  著)(光文社  2022) 90点

2023-01-09 08:39:31 | 読書遍歴

ミステリーの方も新年早々超驚く秀作に出会う。これは4編の短編集。どれもミステリーオタクにはこの上ない至福を伴う内容となっている。僕は度肝を抜かれたかのようにページを繰る。私の顔はほころんでいる。

この阿津川 辰海 っていう人はどう人なんでしょうかね。まだ30歳にもなっていないのにとんでもない読書量。そして何よりその卓越したミステリー的才能。他の作家とは群を抜いているようだ。

この4編、どれも素晴らしく絶賛するしかないが、僕は映画「探偵(スルース)」が好きなので、この本の題名「入れ子細工の夜」がたまらないほどいい。映画通り、どんでん返し、さらにドンデン、また、、という風にミステリーファンをいたぶってくれる。

ミステリーってやはり素敵だ。

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