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2010映画ベストテン

2011-01-02 20:31:07 | 映画遍歴
昨年の映画本数は172本。ちょっと予定よりオーバー。
昨年は日本映画が質が高くベストテンを選ぶが大変だった。これは例年とは逆現象。対して洋画は90点が1本もなく、ある意味不作か。それでも米・欧・韓バラエティに富む。
『告白』は2時間強の、あの凝縮した緊密感の持続はすごい。今でも余韻に浸る。『インセプション』は完全に僕の好み。あの、たゆたうゆらゆら感は映像と睡眠中の脳裡に光線が走る。
なお、わが敬愛するギャスパー・ノエの『エンター・ザ・ボイド』は未見である。ナイター上映ばかりで結局見逃した。残念至極。

外国映画ベストテン
1 インセプション(クリストファー・ノーラン) 2 息もできない(ヤン・イクチュン) 3 パリ20区、僕たちのクラス(ローラン・カンテ) 4 アイガー北壁(フィリップ・シュテルツェル) 5 月に囚われた男(ダンカン・ジョーンズ) 6 ハート・ロッカー(キャスリン・ビグロー) 7 冬の小鳥(ウニー・ルコント) 8 シングルマン(トム・フォード) 9 白いリボン(ミヒャエル・ハネケ) 10 コロンブス 永遠の海(マノエル・デ・オリヴェイラ) 次点 海の沈黙(ジャン・ピエール・メルヴィル)

日本映画ベストテン
1 告白(中島哲也) 2 春との旅(小林政広) 3 悪人(李相日) 4 ばかもの(金子修介) 5 今度は愛妻家(行定勲) 6 最後の忠臣蔵(杉田成道) 7 川の底からこんにちは(石井裕也) 8 森崎書店の日々(日向朝子) 9 パレ-ド(行定勲) 10 武士の家計簿(森田芳光) 次点 十三人の刺客(三池崇史)

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6 コメント

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なるほど。 (きらり+ シネマな時間に考察を。)
2011-01-04 14:05:52
『息もできない』は私も3位にランクインさせた作品です。
『告白』の力強さと編集力も凄まじかったですよね。
ハネケの『白いリボン』は梅田で見逃したので2月に神戸で観ます。
待ち遠しい~
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カキコミありがとうございます (ヌートリアE)
2011-01-04 15:35:26
きらり+さま、こんにちは。
ブログにお邪魔しましたら、ツイッターになっているんですね。一通り読んで帰って来ましたが、、。
まだツイッターには慣れなくて、、。
『白いリボン』は映画評論家ではもっと上位に行くと思います。結局、好きな映画から選んでしまいました。
では、また。
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謹賀新年 (アスカパパ)
2011-01-04 18:40:55
旧年中は、いろいろと有難う御座いました。
ヌートリアEさんの2010ベストテン拝見しました。
「今度は愛妻家」以外は未見の私です。
という訳で、コメントを差し上げる事は不可能の私ですが、新作は、ヌートリアEさんのレビューを何時も拝読しています。
仰る通り、最近は日本映画の勢いが良く、最近はどちらかといえば邦画好きの私は嬉しい限りです。
今年もよろしくお願いします。
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こちらこそ、、 (ヌートリアE)
2011-01-04 20:14:38
アスカパパさま、こんばんは。
最近では高嶺秀子さんがお亡くなりになったのが惜しまれますね。
早速アスカパパ様は彼女の映画歴をアップされていました。さすが詳しいですね。

彼女の最後の作品でしょうか、木下恵介演出の「衝動殺人 息子よ」が今でも印象に残ります。木下恵介の晩年の秀作ですね。
被害者救済をテーマにした当時でも斬新な作品でした。
それでは。
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明けましておめでとうございます。 (フィルムセンター館長)
2011-01-07 10:11:42
昨年度はあまり映画を見ることが出来ませんでした。
それでも日本映画の上位3本は抜けていたと思います。あと、「酔いがさめたら、うちにかえろう」は個人好みの映画でした。
洋画は「瞳の奥の秘密」が面白かったです。相変わらず韓国映画に力を感じています。昨年度は「息もできない」で始まり「義兄弟」で終わりました。

いつも楽しみにしています。
今年もよろしくお願い致します。
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ブログにもちょくちょくお邪魔していました。 (ヌートリアE)
2011-01-07 14:42:15
館長さま、こんにちは。
考えたら同年輩であり、行動半径もほぼ同じ。たまにはご一緒に飲んでみたいものですね。
シネマートからガーデンシネマ、シネリーブル、第七芸術劇場、シネヌーヴォなどで恐らくすれ違っているんでしょうけれど、、。
今年もどうぞよろしくお願いします。
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