最後の初恋 (2008/米＝豪)(ジョージ・Ｃ・ウルフ) 75点

リチャード・ギアとダイアン・レイン、そして海辺に立つゴージャスコテージに嵐が来て二人きり。それぞれ中年の哀愁を漂わせる二人には深い悩み事があった、、。

大昔から使い古されたメロドラマ設定、そして内容は今はやりの韓流です。ターゲットは中年女性でしょうが、実年代表である吾輩も結構気に入ってしまいました。意外といいんです。テーマが人間の心、相手への思いやりだからでしょうか、、。

結構丁寧に作り込んでいるところが立派です。説得力はあります。しかし、女性側に重きを置いているからか、いくら別居中とはいえ人妻の恋愛は立派な浮気ではないか、といった穿った見方もしてきます。この部分を愛の勢いで流しちゃったところに本当はこの映画の嘘があるんですが、でも女性にはこの甘美さがたまらないんでしょうなあ、、、。

何かラストも思いがけないけれども約束された小説ののようにも思えるし、でもしゃくなんですが涙も伴います。たまにはこういう恋愛的優等生映画もいいかも、、。