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ラストデイズ (2005/米)(ガス・ヴァン・サント)

2006-03-18 23:03:35 | 映画遍歴
ガス・ヴァン・サントの「エレファント」の焼き直し的作風。「エレファント」よりかなり個人ドラマになってはいるが、その分スケールが小さくなっている。
しかし、相変わらず舐めるようなカメラは健在で、主人公の生きる苦悩を露わにする。そのゆったりとした時空に自分までがその場にいるような錯覚さえ覚える憎い演出。
僕は好きだなあ。
特に自殺する前夜の語り弾きの「Death to Birth」は僕の魂に強く入り込んだ素晴らしい熱唱。「死から誕生までの暗く長い道のり」だったかな、深い歌だ。
伊坂幸太郎が言っている。
「人間死ぬことをものすごく怖がっているが、生まれるまでのことは誰も知らない、、、」。映画を見ながらそんなことをぼんやり考える。
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