Sightsong

自縄自縛日記

ダン・ペック+ヨアヒム・バーデンホルスト『The Salt of Deformation』

2018-05-08 17:20:45 | アヴァンギャルド・ジャズ

ダン・ペック+ヨアヒム・バーデンホルスト『The Salt of Deformation』(Tubapede Records、-2016年)を聴く。

Joachim Badenhorst (cl, bcl, tubes, some Flemish chanting)
Dan Peck (tuba, tubes)

ダン・ペックの下からのロングトーンやグロウルが、まさにこのジャケット画のように暗い中でのさまざまな形を描き出している。ひたすら吹いて音のグラデーションを作る間、何を考えているのだろう。

それと対話したり、雰囲気の中で散歩したり遊泳したりする、ヨアヒム・バーデンホルストのクラやバスクラ。思索しながら中間領域に居続ける音が本当に好きなのだ。旅や日常生活の様子をアップする、かれのインスタグラムのようで。(今年の11月ころにまた日本に行こうかな、とか言っていた。楽しみだ)

とくにグラデーションがドラマになってしまう、5曲目のタイトル曲にグッとくる。熱烈推薦。

●ダン・ペック
イングリッド・ラウブロック UBATUBA@Cornelia Street Cafe(2015年)
ブランカート+エヴァンス+ジェンセン+ペック『The Gauntlet of Mehen』(2015年)
イングリッド・ラウブロック『ubatuba』(2014年)
PEOPLEの3枚(-2005、-2007、-2014年)
トニー・マラビー『Scorpion Eater』、ユメール+キューン+マラビー『Full Contact』(2008、13年)
ネイト・ウーリー『(Sit in) The Throne of Friendship』(2012年)

●ヨアヒム・バーデンホルスト
Spontaneous Ensemble vol.7@東北沢OTOOTO(2017年)
LAMA+ヨアヒム・バーデンホルスト『Metamorphosis』(2016年)
ハン・ベニンク『Adelante』(2016年)
安田芙充央『Erik Satie / Musique D'Entracte』(2016年)
カラテ・ウリオ・オーケストラ『Garlic & Jazz』(JazzTokyo)(2015年)
カラテ・ウリオ・オーケストラ『Ljubljana』(2015年)
パスカル・ニゲンケンペル『Talking Trash』(2014年)
ヨアヒム・バーデンホルスト+ジョン・ブッチャー+ポール・リットン『Nachitigall』(2013年)
ハン・ベニンク『Parken』(2009年) 


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