Sightsong

自縄自縛日記

続・ニューヨークのハンバーガーと麺

2015-10-01 23:44:08 | 北米

NYは物価も高いしあまり落ち着いて食べようという気にもならないのだが、それでも腹は減る。

■ Bareburger

サックス奏者の吉田野乃子さんが教えてくれたハンバーガー店。肉とかチーズとかいろいろ選ぶことができるようなのだが、初心者はとりあえず「Supreme」というものを注文。出てきたものは背が高く、しかも上にオニオンリング(笑)。しかし旨く、ペロッといけた。吉田さんが注文したものは高菜おにぎりに見えた。

NYに何店舗かあり、最近では自由が丘にも出店した模様。

■ Whitmans

イーストヴィレッジのTompkins Square Park近くにある小さな店。前に食べた旨さが忘れられずまた足を運んでしまった。

目当ては「East Villi Cheese Steak」。たくさんの牛肉と玉ねぎが炒められ(微妙に焦げている)、さらにたくさんのチーズが混ぜてある。絶品。次にNYに上陸することがあってもまた吸い込まれるに違いない。

■ Sobakoh

これもイーストヴィレッジにあって、Bareburgerを食べたばかりなのに、吉田さんにもりそばをご馳走になった。これが爽やかでとても旨い。天丼も旨い。そして特筆すべきは蕎麦のアイス。店頭では気持ちのいい御主人がそばを打っている。せっかくなので、翌日、ジャズ評論のシスコ・ブラッドリーさんを誘ってまた来てしまった。

なんでも某アヴァンギャルドサックス奏者や某世界的ピアニストや某ベッドインアーティストも大のお気に入りのお店のようである。

■ Taiwan Pork Chop House(武昌好味道)

チャイナタウンで路地に入ると、そこがアメリカだということを忘れてしまう。空腹に耐えられず入り、「Excellent Pork Chop」を注文したところが高菜だけが載った麺が出てきて、どういうことかと怪しんでいたら、ほどなくして別皿で立派な豚肉。やはりわれわれは麺人類なのでこういうものを食べなければならぬ。

そんなわけで、熟成肉のステーキをいつになったら食べるのやら。

iphone 5c

●参照
ニューヨークの麺
ニューヨークのハンバーガー、とか


チェルシーのギャラリー村再訪

2015-10-01 07:27:27 | 北米

マンハッタンのチェルシー。今や最先端とばかりは言えないのだろうが、やはり歩くと愉しい。

◆Anton Kern Gallery

マーク・グロッチャン(Mark Grotjahn)の「Painted Sculpture」を展示している。何というか、身体的に痛くなってくる。

ところで、調べてみると、グロッチャンにはこのような村上隆との共作もある(笑)。

◆David Zwirner

ダン・フレイヴィン(Dan Flavin)の「Corners, Barriers and Corridors」を展示している。The Stoneで逢ったデザイナー氏が熱烈に推薦していたものだ。角と隅がぴしりと揃わないと我慢できない潔癖症アート。

同じギャラリーの2階では、ゴードン・マッタ・クラーク(Gordon Matta-Clark)の「Energy & Abstraction」。震える手でみみっちく描かれたエネルギー地図である。

◆josee bienvenu gallery

以前に照屋勇賢の個展を観たギャラリーであり、また覗いてみると、マルコ・マギー(Marco Maggi)の妙な作品が壁にへばりついていた。上のゴードン・マッタ・クラークと同様に、震える弱い人間の世界地図である。凝視すると未来都市のようにも見えてくる。

◆Yossi Milo Gallery

DMをもらって楽しみにしていた展示。マーカス・ブルネッティ(Marcus Brunetti)の「FACADES」は、そのタイトル通り、ヨーロッパにある数々のドゥオーモの正面を大きな写真作品としている。どんなに目を凝らしてみても精細な描写をしてあり、これは肉眼で視る世界とは明らかに異なる。ちょっと気持ちが悪い。ギャラリーの方に訊いてみると、デジタル一眼レフで個々の箇所を精密に撮り、組み合わせたもののようだ。


(部分)

●参照
チェルシーのギャラリー村(2014年7月)
照屋勇賢@josee bienvenu gallery
2014年7月、ニューヨーク(8) チェルシー