7月21日
私はヘリテイジという街歩きの会の日本人グループに所属しています。
実は、夏休み明け、9月にハンザ市場周辺のツアーのガイドをやるはめになり、先輩方が、夏休みで居なくなるとか、一時帰国するとかもろもろの事情で、というか、わたしのガイドでは心配でたまらない、というのが本音なのだけど、その準備が結構忙しい。
ハノイの歴史の生き字引みたいな先生の研究室につれて行かれ、一緒に朝フォーを食べる機会がありました。
この先生、本宅は別にあると思うけど、研究室がハンザ市場のすぐそばにあり、まずは研究室訪問から。
本人の説明によると、6㎡の広さ。
研究室と寝室(ベッドの幅60cm)窓なし、エアコンなし、台所、トイレなし。
ここに住む理由は多々あると思いますが、こんなところで、人間は暮らしてゆけるのか、本当に驚きました。
しかも、テレビにもでるので、みんなが名前を知っている有名人なのにですよ。
このお住まいは、元は牧師館で、ベトナムが,1955年、社会主義国になって、個人の財産が没収されたとき、住んだ人勝ちみたいで以来50年以上、現在17家族がすんでいます。
この牧師館、築80年は経っていると思われます。ここの鎧戸のストッパーがとてもかわいい。
おそらく海外から来た牧師の夫人の趣味か、彼女の寂しさをまぎらわすため、人々が気遣ってこんな、かわいいものをつけたのか、フランス統治時代の建築ではありながら、先生もどこのものかは、わからないようでした。
73歳のご高齢にもかかわらず、英語を喋り、記憶はしっかりしているし、知りたいことは、どんどん教えてくれる。
しかしいかんせん部屋が狭い。で、朝ご飯を食べに、近所で評判というフォーボー(牛)屋さんへ。
残念ながら、ダシを牛の骨でとっているので、私には少し厳しいお味でした。
その後、カフェへ。そこでわたしは、このところはまっている、スワチュアカフェ(ヨーグルトコーヒー)、先生は、ベトナムコーヒー。
よくよくみると、ソーサーにお湯が張っている。
こうすると、さめないでしょうとの説明。
ローカルではコーヒーはこの状態ででてくるよと、友達はいいますがわたしにとっては、始めてのものでした。
エツと、時々想像できないものが、まだここには残っているようです。