ハノイ便り

久しぶりの海外転勤、日々の記録として書き綴ります。

カイラン水上マーケット

2008-05-10 17:14:40 | Weblog

5月10日

カントーで泊まったホテルの桟橋から、早朝、遊覧船で1時間程南へ下ってさらに小船に乗り換え、カイラン水上マーケットの見学に行ってきました。

夜中、川のほうから聞こえる音が耳につき眠れなかったけど、ああ、船のエンジンの音なんだとわかると、安心し落ち着いて眠入ることができました。

カントー周辺の支流を通って、果物や野菜を山積みにした船が続々と集まり、マーケットを形成します。

大小の船が接触し、ちょっとした交通渋滞となる中、船頭さんは両手、両足を使ってたくみに船が接触するのをよけ、舵をとります。

小型船は大型船のそばにつけ、交渉したり、売り買いをしているようです。

大型船は卸の商人の船で、小型船は農家の人々のようです。

農家から買い取った卸商は近隣の都市に船で商品を運んでいくそうです。

小さい船同士での売り買いも見かけます。

大きい船にはサオのような棒がたっていて、先端にイモやキャベツなどの野菜がぶら下がっています。

どうもこれが、ここのマーケットの看板のようで、この船で商っている商品をあらわしている目印としているようです。

同業者同士は大体固まって停泊し、エリアをつくり、その売り買いの間をすり抜けるように、フォーや、チェーを売ったり、エンジンの冷却水の販売船があったりして、活気があります。

中型船以上は、洗濯物を干したり、台所道具、鉢植えの植物、犬や鳥のペットまで同船し家も兼ねています。

ここでも、手漕ぎボートをたくみに操り、縦横無人に川をゆく女性の姿が目立ちました。

子供達が生き生きしていて、特に女の子が可愛いねという話から、ベトナムで職員の採用に苦労をしているオットは、女性の目は輝いているけれど、男性の目は死んでいるのが多い、どうしてだろうとこぼしていました。

わたしもベトナムの女性にあやかりたいものです。