四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

「口語短歌・水曜サロンの会」(その61)

2022年11月16日 06時14分05秒 | 短歌
「口語短歌・水曜サロンの会」(その61)   短歌の投稿を歓迎します!!

 ☆☆☆ 明るく、楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。 ☆☆☆
 ☆☆☆ 短歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。☆☆☆


 「口語短歌・水曜サロンの会」は、このブログにお立ちより頂いている皆様の
 詠まれた短歌を掲載し、その作品の鑑賞を行うサロンです。

 短歌の初心者の方から、ベテランの方まで、所属する短歌会等を越えて、自由に
 短歌を投稿し、鑑賞しあえる「賑わいのあるサロン」を目指したいと思っています。
 皆様の短歌の投稿と、歌評、ご意見等をお寄せ頂ければ幸いです。

【サロンの運営について】
 運営等につきましては、末尾に記させて頂きますので宜しくお願い致します。



     「薔薇 マダム・サチ」

「ブログ友の投稿短歌 交流コーナー」

【詞書】11月3日軽井沢プリンスホテル・ウエストの紅葉に行って来ました。
    とても綺麗でした。京都の紅葉を思い出しました。どこにもない軽井沢の
    紅葉の美しさがありました。「もみじ盆栽の趣」とでも言うのでしょうか?
    良く手入れされていて、紅葉に優しさがありました。そこで短歌を詠んで
 見ました。
☆大切な人の喜びいつまでも 語りあえると想い出作り
☆体じゅう包み込まれる心地よさ 刹那感じる自然の息吹
☆鮮やかな色彩飾る紅葉は くれない染まる盆栽アート

                         浅間山明鏡止水 (knsw0805)さん

【解説】
 作者も言われるように、軽井沢プリンスホテル・ウエストの紅葉は手入れが
 行き届き、まさに「アート」を感じます。しかも、小さくまとめず自然の
 おおらかさと、野性味も残しつつ、全体のバランスの良さを引き出している所に、
 庭師さんの美意識と懐の深さを感じます。そんな紅葉の良さを詠み込んだ詠歌を
 懐かしく鑑賞させて頂きました。
 二首目の歌に「もみじ」を明示して詠ってみましたが、いかがでしょうか。
【ご参考】
 ★包みくる もみじに染まる心地よさ 大地と樹との 息吹感じて


【詞書】いつもの朝、自転車で河川敷道路を散歩しているとキツネが一匹、深い霧が
    覆う茶色一色の畑に溶け込むように走り去りました。冬間近です。
☆川霧の切れ間の畑に野狐が枯れた大豆の色して走る
                         I.SATOさん

【解説】
 映画の1シーンのような情景ですね。「深い霧が覆う茶色一色の畑に溶け込む」ように
 走り去る狐の後ろ姿が、鮮やかに浮かんできます。
 作者の詠歌を鑑賞させて頂き、いつも思いますのは、これら情景描写の鮮やかさと、
 「枯れた大豆の色して走る」の表現に象徴されるような「切り取り」の的確さだと
 思っています。今回も学ばせて頂きました。


【詞書】今週の3首は「五行歌集 君へのレクイエム」嵯峨吹雪さんの歌に触発されて、
    私も何年か前に大切な人を失った悲しみを詠んだのを思い出しました。
    ころころとよく笑う笑顔の素敵な女性でした。
☆念ずれば花のひらくと詠いしにあなたを葬る冬の日の雨
☆短歌(うた)の道ともに励みし人ゆえに涅槃の言葉ふらせ給えよ
☆すべてすべて過去形となりし氷(ひ)の顔の口唇(くち)はやさしく物語する

                         夕庵さん
       
【解説】
 大切な友への挽歌。三首はいずれも心に沁みます。
 三首目の「すべてすべて」との表現は、こみ上げる無念さ、その切実さが緊迫感を
 もって表現されていて、字余りもむしろ効果的と考えます。
 作者の想いが良く分かる歌となっていますが、少し身を引いて上の句を添削させて
 頂きました。いかがでしょうか。
【ご参考】
 ★過去形とすべてがなりし氷(ひ)の顔の 口唇(くち)はやさしく物語する



     「秋桜  (1)」

【詞書】名告 三首 神々の詩(姫神)を聴いて
☆あの人があが名を聞いて求婚したの
   あの人は誰でも見ると名をきいてるわ
☆誰にでもみんなが言うの誘っていると
   君だけだみなが来る前に草むらへ行こう
☆あの人はやっぱり他の女の元へ
   遊ばれて他にも男はいっぱいいるよ

                         自閑(jikan314)さん
【短歌説明】自閑(jikan314)さんご自身の説明です。
 姫神は、岩手県で活動したシンセサイザーの星吉紀とそのユニットで、1997年
 TBS系列で毎週日曜に放送されていた紀行番組ニッセイワールドドキュメント
 番組のテーマ曲。
 神々の詩の歌詞は、縄文語。日本語です。
 まず、万葉集巻第一 雄略天皇の歌(~この岳に菜摘ます兒、家聞かな、
 告(の)らさね~われにこそは告らめ、家をも名をも)を思い出しました。
 縄文期クラスの古さから、万葉集の古い詩型の五七七五七七の旋頭歌としました。
 旋頭歌は、最初の三句で謡い、後の三句で合いの手というイメージで作って
 みました。一応短歌だと思っています。
 神々の時代の日本の古代の人々を、イメージした曲に、世界中の方々が更に
 イメージを膨らませています。
 下記URLに三種類のYouTubeを付けておりますので、御覧頂ければ幸いです。
 https://blog.goo.ne.jp/jikan314/e/9515017133094adb9db192b907abc2cf


【解説】
 三種類のYouTubeを視聴させて頂きました。ゆったりと繰り返される曲に古代への
 いざないを感じ、心地よい調べに酔いました。
 姫神『神々の詩』の歌詞は「私の名前はマポ。祖父母、父母、兄弟、姉妹がいる」の
 フレーズが繰り返し歌われており、初めて聞く「縄文語」は理解できませんでしたが
 なぜか心地よく感じました。
 私たちの祖先が言語を獲得する過程で用いられた言語と知ると、「縄文語」は
 おろそかには出来ませんね。祖先達がコミュニケーション手段として言語を獲得する、
 その気の遠くなるような長い歴史を思うと、厳粛な気持ちにさせられます。
 姫神『神々の詩』を旋頭歌として詠みなおす今回の試みも、作者の和歌への深い
 理解と、優れた力量故の成功例と考えます。
 三首の詠歌から、ほろ苦いユーモアと、抑えた哀しみを感じました。



     「山茶花の花」

【詞書】落ち葉を踏みながら、クロちゃんとの散歩の様子を詠んでみました。
☆カサコソと 小さい足で
     落ちば蹴る
   はっちゃけクロの 嬉しい散歩

                         クロママ

【解説】
 愛犬クロちゃんは、作者との散歩が何よりも楽しみで、好きなんだと思います。
 真っすぐに見つめてくるクロちゃんの想いを受け止め、愛情をもって接する作者を、
 クロちゃんは本当のママのように思い、甘えているのかも知れません。
 そんな思いも今回の歌には現れ、とっても素敵な歌になっていると感じます。
 「はっちゃけクロの」の表現に、作者の懐の深さと、お互いの絆の強さを感じます。
 作者を主体にして詠んでみましたが、いかがでしょうか。
【ご参考】
 ★カサコソと 小さな足で 落ちば蹴る
       はっちゃけクロと 楽しい散歩


☆-----------☆ 「ネット歌会」開始 ☆------------☆
 【詞書】先週に引き続き「ネット歌会」として展開された詠歌を掲載致します。
    注) ☆:元歌  ★:返歌

☆微かにも色づき初めし里山の 子安の里に 炭焼く窯も
                         ポエット・M
★ほのかなることのよろしさ ありまして子安の里の木々の色づき
                         水仙さん        
★海見下ろす子安の里のマリンには 寛ぐ人の声こだまする
                         浅間山明鏡止水さん
★海を背に デミタスすする君つつむ 笑み穏やかな マリンの人ら
                         ポエット・M

☆つわぶきの 今年も咲いて 主を待つ 賑わう昔 夢見ているか
                         クロママさん
★つわぶきの斑の葉っぱの艶めきぬ生家の庭の蹲の下
                         夕庵さん

   註)マリン:子安の里にある海を見下ろすカフェレストラン
☆------------☆ 「ネット歌会」了 ☆------------☆


☆夕映えを映し燃え立つもみじ葉よ 季(とき)の形見も華やかにして
                         ポエット・M

【解説】
 紅葉の遅い、ここ三浦半島の海辺の森でも、ようやくハゼやイロハモミジが朱く
 染まりはじめました。そんな、もみじ葉は去り行く秋の形見を残すかのように、
 夕映えに燃え立つように染まっています。その華やかさの裏にある一抹の寂しさを
 「季節の形見」として詠ってみました。


     「燃え立つ もみじ葉」

「五行歌集 ―君へのレクイエム― 」鑑賞 嵯峨吹雪著 (4)
 
 1.貴女へのレクイエム(4)


   貴女(きみ)の御霊よ!永遠に安かれ!

    ああ貴女(きみ)は
         余命三月の
            宣告を
        二年五ヶ月
           闘いぬけり

          貴女(きみ)の死を
               知りて柩の
                 上で泣く
             良のあわれよ
                夜の静寂に

               良がため
                 柩の蓋を
                   開けやれば
                  ドライアイスに
                    貴女(きみ)は凍れり

         凍りたる
           貴女(きみ)の額に
              手を触れて
            良は泣き付く
                我がふところに

     明け方に
       我の布団に
          入り来て
         赤子のごとく
            夜泣きする良


     註)良:愛猫の名前


     「秋桜  (2)」

   
【短歌入門・質問・提案コーナー】
 この「水曜サロン」に集う皆様の直近のコメント等に記された、短歌を作るうえでの
 ヒント、質問、諸々の疑問点、さらにご意見等について触れていきたいと思います。
 皆様からのご提案、歌評、さらに素朴な疑問も含めて、コメント欄にお寄せ頂ければ
 幸いです。
 なお、私の「質問への回答」は、あくまでも一つの「解」でありますので、他の回答、
 反論、ご意見等もありましたら、このコーナーで大いに議論して参りましょう。
 それが学びに繋がれば嬉しい限りです。

【サロン参加者からのコメント】先週に引き続き掲載いたします。
   自閑さんよりのコメントです。
 今回は、新古今から離れて、建礼門院右京大夫を紹介します。

 建礼門院右京大夫は、建礼門院(平徳子)に出仕し、平資盛と恋仲となり、
 平家の都落ちで生き別れ、壇之浦の後、建礼門院を大原に訪ねる様子が、
 建礼門院右京大夫集にあります。
 滅多に古典を現代語に訳さないのですが、右京大夫集と今昔物語集だけは、
 訳をblogに掲載しております。右京大夫のイメージとして、若尾文子さんが、
 語りかける様にと自分では思っております。

  寿永の平資盛との別れ
   またためしたぐひも知らぬ憂きことを見てもさてある身ぞうとましき
    拙訳 また他に前例の無く、同じ樣な事も知らない生き別れという辛い経験を
       したのに、まだこうしてそのままに生きている自分がうとましい…

  大原訪問
   今や夢昔や夢と迷はれていかに思へどうつつとぞなき
    拙訳 今の詫び住まいが夢なのか、昔の栄華が夢なのか迷ってしまい、
       どう考えても現実のことと思われません

   仰ぎ見し昔の雲の上の月かかる深山の影ぞ悲しき
    拙訳 昔、宮中で拝見致しました雲の上の月の樣にお美しかった建礼門院樣が、
       この樣な深山にお住まいの御樣子を拝見致しますとは悲しい事であります。

   山深くとどめおきつるわが心やがてすむべきしるべとをなれ
    拙訳 (建礼門院樣のお住まいになる)この山深い大原に残して置いてきた
       私の心が、やがて出家するという導きの道標となっておくれ

 右京大夫集は、再度注目されたのが、太平洋戦争で、夫や恋人を出征で戦地に送った
 方々から読まれたとの事です。
 大原の寂光院の裏山には、右京大夫の墓との伝承の墓石があります。観光客も
 そこまでは行かないです。

【ネット歌会について】
 「ネット歌会」は、「お題」を決めて短歌を詠みあうという方式ではなく、
 「水曜サロン」へ掲載された、各位の歌に対して「返歌」するという自然発生的な
 歌会です。従って掲載された歌の中に自分に響くものがありましたら、それへの
 返歌として大いに詠んで頂き、コメント欄に記入して頂ければ幸いです。
 各位に記入して頂いた短歌を基に、編集させて頂きます。
 従って、統一性や「お題」に向けた収斂性には欠けますが、面白いと思っています。
 当面は、手探りでやってみたいと思っています。さらに、良いアイデアがあれば
 各位よりお寄せ頂ければ嬉しいです。


     「海を見つめる 青サギ」

【運営にあたって】 注)文頭から移しました。
 (1) 投稿期間は毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
    なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
 (2) おひとり様 3首まで(1首でも可)コメント欄に投稿願います。
 (3) 口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
   仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
 (4) 投稿頂いた短歌は、そのまま掲載します。皆様から感想等頂ければ幸いです。
 (5) 作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
 (6) 掲載順序は、原則本ブログのコメント欄への到着順と致します。
 (7) 掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
 (8) 最近心無い「スパムメール」等がコメント欄に届いています。
    誠に心苦しいのですが、今後コメントは「許可制」にさせて頂きます。
 (9) 投稿に当たっては、ご自身のブログのアドレス(url)も記入願います。
    ニックネームのみでIDのない方、あるいは匿名の投稿は内容により掲載
    できない場合もありますのでご了承願います。
                     了

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短歌投稿 (knsw0805)
2022-11-16 07:03:44
Shouさん、おはようございます。
浅間山明鏡止水です。
短歌投稿します。

「詞書」11月8日ココラデ、紅葉に染まる浅間山、山が赤黄緑そして雲の黒い影と色彩のまだら模様で何とも言えない魅力がありました。その様を詠んでみたくなりました。

「浅間山麓の村は秋深く その色彩は片岡珠子」

「浅間山雲が映りて影黒く 色鮮やかさ不思議な景色」

「浅間山まだら模様で不思議さも 色濃く反映秋の絶景」

なお今回も参考短歌誠にありがとうございます。
「体じゅう包み込まれる心地よさ 刹那感じる自然の息吹」

「包みくるもみじに染まる心地よさ 大地と樹との 息吹感じて」
「1句~3句までの流れ、4句の大地と樹との」を見て、8日軽井沢プリンスホテルウエストの中庭にいた時の気分がまた蘇りました。
返信する
Kenさんへ (ポエット・M)
2022-11-17 09:26:26
Kenさん おはようございます。
いつも早々に「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。

レストラン・ココラデから眺める今の季節の浅間山は、その圧倒的な存在感と
優美な山容を秋空の下に見せていたと思います。「その色彩は片岡珠子」と
うたわれる通り、紅葉の美しさと共に力強さもありますね。
片岡珠子と言えば、その型破りな構成と大胆な色使いで、今までの日本画の
イメージを塗り替えた方との印象があります。

最初、箱根にあります成川美術館で彼女の作品を見た時「これも日本画?」と
驚いた記憶があります。それだけ物の本質に迫る迫力が画面にみなぎっていた
のかも知れません。
一首目は、そんな画家の描く風景のイメージを、浅間山の秋の風景に重ねて詠い
色彩のグラデーションを明確に表現されていると感じました。

一首目につき、少し誇張もありますが手直ししてみました。いかがでしょうか。
 ★秋たけて 浅間の裾を染める色 片岡珠子の絵をも凌ぎて
これからもよろしくお願いします。
返信する
片岡珠子 (knsw0805)
2022-11-17 11:46:31
Shouさん、おはようございます。

片岡珠子をご存じ頂いていて嬉しいです。
私は「小倉遊亀・片岡珠子」等日本人画家が好きでした。そして箱根の成川美術館も良く行きました。あそこは山本丘人や平山郁夫等日本画を展示していますものね。富士山を一望できる特等席もありましたね。

11月8日に見た浅間山の秋景色は本当に不思議感が一杯でした。怖い位異彩を放った美しさでした。頭の中にとっさに片岡珠子が浮かびました。「あっ、彼女は富士山でこうした景色を見たのだ」と、すかさず詠みましたがまだまだ拙句です。
Shouさんは、いつも私の心を代弁して下さる偉大な先生です。ちょっと褒めすぎかな(笑)
「浅間山麓の村は秋深く その色彩は片岡珠子」

「秋たけて 浅間の裾を染める色 片岡珠子の絵をも凌ぎて」
返信する
Kenさんへ (ポエット・M)
2022-11-17 19:40:20
Kenさん こんばんは。
箱根の成川美術館へも良く行かれていたとのこと。
私たちも、美術館の日本画のコレクションと共に、富士山と芦ノ湖を見下ろせる展望
ラウンジのフアンで良く行きました。やはり、ニアミスしていたかも知れませんね。

私は、山本丘人の「地上風韻」という題の、藤棚の下にたたずむ夫人像の絵が好きで、
行くたびに結構見とれていました。「丘人の心象風景の世界」がそのまま展開されていると
言われていますが、冬の季節に藤棚に咲く藤を心象風景として描いたとのことですね。

浅間の景観を見て片岡珠子の絵を思い浮かべるKenさんの美意識もすごいですよ。
なお、「私の心を代弁して・・・」以下の文は、褒め過ぎです。

なお、あの美術館はフラッシュを焚かなければ撮影OKとのことで、許可を得て何枚か
気に入った絵の写真を撮らせて頂きました。三脚なしの手持ちですので限界はありますが、
今でも気に入った絵の写真を保存し、時々眺めています。
とりとめもない話になりましたが…、これからもよろしくお願いします。
返信する
子安の里マリン (knsw0805)
2022-11-17 20:26:40
Shouさん、こんばんは。

今回、私にとっては嬉しい短歌が盛りだくさんです。

ネット歌会の返歌もありがとうございます。
「海見下ろす子安の里のマリンには 寛ぐ人の声こだまする」(浅間山明鏡止水)
「海を背に デミタスすする君つつむ 笑み穏やかな マリンの人ら」(ポエット・Mさん)

これはある意味感動ものです。子安の里のマリンを知ってない方には詠めない短歌です。
そういった意味ではShouさんが「「海を背に」 「マリンの人ら」1句と5句に私しか知っていない情報を入れて詠んでくださって物凄く嬉しいです。まざまざと景色を思い出しました。マリンの駐車場を右に行けばトンネルで134号線に突き当たりますしその信号を左に行けば横須賀、右に行けば葉山・逗子、そしてマリン駐車場を左に曲がり上にいけばユニオンで出来た当初良く行きました。やっぱり懐かしいです。

今日の成川美術館といい、全てニアミスのオンパレードですね。いやあ参りました。
返信する
幻想的な原風景が・・・ (fumiel-shima)
2022-11-18 09:47:27
ポエットMさん、おはようございます。

私はブログでもI.SATOさんと交流させていただいていますが、ポエットMさんが「解説」内で仰るとおり、北海道ならではの朝の深い霧の中の一コマを切り取った情景描写が感動を呼びますね。

幻想的な風景の中を動物としてはあまり好かれていないかもしれないキツネが走り去る姿が瞼に浮かび、その姿は神々しくさえも見えるようです。
返信する
Unknown (夕庵)
2022-11-18 10:23:10
ポエットM様
こんにちは。
今週の3首です。

詞書
先日娘と京都の宇治を訪れた時の歌です。今回はテト(子犬)を連れてのドライヴだったので、何回も行った平等院とその参道のみでした。源氏物語ミュージアムへも見せてやりたかったのですが、パスしてお茶を楽しみました。

☆お茶を煎る芳し匂いに誘われて三色団子を茶屋で一服
☆「宇治十帖」物語する名を今に「朝霧橋」や「早蕨の道」
☆宇治川の速き流れに目をやりて遥かな物語(はなし)の「浮舟」しのぶ
        夕庵

どうぞよろしくお願いします。
返信する
ネット返歌 (夕庵)
2022-11-18 13:41:02
☆夕映えを映し燃え立つもみじ葉よ季の形見も華やかにして
ポエットMさん
★親しみし黒きレースの手袋よ 母の形見と尽きぬ語らい
夕庵

明治生まれの母の形見の黒い手袋。繊細なレース模様が素敵です。夏が来るたびに母を思い出します。
返信する
fumiel-shimaさんへ (ポエット・M)
2022-11-18 19:27:18
fumiel-shimaさん こんばんは。
いつも「水曜サロン」に心遣い頂きありがとうございます。

I.SATOさんの短歌には、おっしゃる通り、私もいつも学ばせて頂いています。
コメントにも記しましたが、彼の短歌には上質な詩情と、情景描写の的確さが
あり感動を誘われます。
さらに今回の短歌にも表現されていますが、生きとし生けるものへの共感が
詠み込まれ、それが短歌の背骨になっていると思っています。

fumiel-shimaさんのコメントには、いつも力を頂いています。
これからもよろしくお願いします
返信する
夕庵さんへ (ポエット・M)
2022-11-18 19:30:25
夕庵さん こんばんは。

早々に「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。

京都の宇治は、喧騒はあるものの「源氏物語」の世界に浸るには、いい季節でしょうね。
テトちゃんを連れての訪れは、結構制約はあるもののテトちゃんにとっては
楽しい一日になったことと思います。
三首の歌、じっくり味合わせて頂きますね。

なお、「ネット短歌」への返歌も、お寄せいただきありがとうございます。
レースの黒い手袋がお似合いの、素敵なお母様であったことと思います。
これからもよろしくお願いします。
返信する

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