四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

鎮魂の音よ

2021年03月21日 13時54分21秒 | 日々の歩み
春分の日も過ぎ名実ともに春本番となりましたが・・・、今日は春雨に煙るあいにくの
日曜日となりました。

首都圏の1都3県に出ていた緊急事態宣言は、本日21日をもって解除されます。
宣言の期間中、最後の週末となった昨日20日の人出は、東京や神奈川の繁華街で増加していた
ことが報道されています。

東京都内の20日の人出を、前の週の土曜日(13日)の同じ時間帯と比較したところ、
JR原宿駅で51.8パーセント、吉祥寺駅で50.6パーセント、渋谷センター街で
41.6パーセント、お台場で41.4パーセントなど、繁華街を中心に増えてたとのこと。

私たちの住む神奈川県でも、元町・中華街で76.9パーセント、箱根町で41.7パーセント
増加したようです。解除の決定のニュースで、ゆるみに拍車がかかったと思われます。
私たちの周辺でも、人出は明らかに増えているとの印象があります。

私たちは宣言下、自らやるべき感染症対策を行いつつ、仕事と日常の買い物以外は極力
外出自粛を続け、時々の散歩と体力維持のスイミングで凌いでいる日々です。
リモートワークの出来ない仕事でもあり、私も通勤が余儀なくされていますが、その電車も
依然混雑は続いており、宣言延長下での改善は、あまり見られませんでした。



体力維持と気分転換で続けている温水プールでのスイミングも、週2~3回細君共々何とか
行っていますが、ここは感染症対策もかなり厳格に行っており、安心して過ごせます。
それでも、入場制限をかけるまでもなく、敬遠する方もいることから、かつての混雑は
無く、1,500m前後を目標にゆったりと泳げ気に入っています。



また、例年よりも二週間近く早く開花した染井吉野も春雨の中で、さらに開花を続けて
います。また、散歩で行く遊歩道周辺にも大島桜、椿、ハクモクレン、杏子等々
春爛漫を演出する花々が咲き継いでいます。
こんな花や、世情に寄せて即興で詠んだ短歌を掲載したいと思います。

 ☆年々に花は咲けどもコロナ禍に 早や咲くさくらためらいもなく
 ☆三十年暮らせばここもふる里と 妻と語らい今宵も暮るる
 ☆早々に染井吉野は花ひらき コロナ禍なれど確かな春を
 ☆空の蒼 白き花弁で縁取りて 大島桜は今咲きそめし

 ☆木蓮は陽のかけらをも纏うごと 耀き放つ碧空に向け
 ☆コロナ禍に友のいくたり身罷りぬ 診てももらえぬ無念を呑みて
 ☆海に向き一人弾きいるギトリスの 潤むまなざし鎮魂の音よ
 ☆銃弾を自国の民に浴びせいる ミャンマーの惨 他人事ならず

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