四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

「口語短歌・水曜サロンの会」(その107)第一部

2023年11月01日 05時07分35秒 | 短歌

「口語短歌・水曜サロンの会」(その107)第一部 短歌の投稿を歓迎します!!

 ☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
 ☆☆☆ 短歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。
 ☆☆☆ 10月18日(水)以降、以下の通り第一部、第二部構成に区分して運営致し
     ていますので、それぞれに詠歌、返歌を出詠願います。
     第一部 「口語短歌・水曜サロンの会」:従来通り三首まで出詠願います。
     第二部 「ネット短歌」       :返歌専用です。
 
 「口語短歌・水曜サロンの会」は、このブログにお立ちより頂いている皆様の
 詠まれた短歌を、毎週水曜日に掲載し、その作品の鑑賞を行うサロンです。
 短歌の初心者の方から、ベテランの方まで、所属する短歌会等を越えて、自由に
 短歌を投稿し、鑑賞しあえる「賑わいのあるサロン」を目指したいと思っています。
 皆様の短歌の投稿と、歌評、ご意見、ご提案等をお寄せ頂ければ幸いです。


     「秋明菊 白色」

「ブログ友の投稿短歌 交流コーナー」

【詞書】23年10月23日~27日、5日間分の「世界文化紀行」です。
  「広重の江戸百景」「財津和夫のファイナルコンサート」「辻仁成のパリ生活」
  「日本の祭り」「ルート66」等です。そのうちから3首投稿させて頂きます。
 註)江戸百景「永代橋佃しま」より
☆上弦の月の頃あい薄明り 江戸の風物白魚の漁
 註)財津和夫コンサート「悲しみに挨拶を」より
☆雨しずく一人ぼっちの寂しさに かなしみ溶かし傘から落ちる
 註)日本の祭り「富士市・富士宮祭り」より
☆収穫の喜び分かつ本宮は 喧嘩囃子と競り合い異名も
                          浅間山明鏡止水さん
【解説】
 先週の「世界文化紀行」の続編ですね。「永代橋佃しま」「財津和夫コンサート」
 「富士市・富士宮祭り」を詠んだ三首は、何れも作者の繊細な感性が光る分かり
 易い良い歌と考えます。二首目の「かなしみ溶かし」の表現は秀逸です。

 特に、三首目、浅間大社の例祭のハイライト、競り合いを含めた富士宮囃子は、
 その激しさにおいて他の祭りと一線を画している模様が詠まれています。収穫の
 喜びをこのような
荒ぶる競い合いで分かち合う事は、古来より神は望んできた
 のかも知れません。
「喧嘩囃子」はまさに、言い得て妙ですが、そんな様子を
 入れて詠んでみましたがいかがでしょうか…。

【ご参考】
 ★富士宮の 喧嘩囃子に競い合う 祭りの激しさ神もあとおし

【詞書】10月は、出雲においては神在月なので、神棚の出雲大社に手を合わせる
  時に
気合いがこもることを詠ませて頂きました。

☆神棚の出雲大社に手を合わす 神在月で気合いがこもる
【詞書】衣類の衣替えをした後、カメラレンズも紅葉を撮るレンズなどの衣替えを
  したことを
詠ませて頂きました。

☆洋服の衣替えをした後で カメラレンズも秋衣替え
                          西BOOさん
【解説】
 一首目、10月は一般的には神無月となりますが、出雲では神在月となりますね。
 八百万の神々が出雲に集まるための呼称でしょうが、その集まりの様子は壮観で
 しょうね。

 神棚に祀られる出雲大社に気合を入れて手を合わす、作者の真摯な姿を思い
 浮かべて
います。そんな敬虔な想いにさせられ歌と考えます。

 二首目、「カメラレンズも紅葉を撮るレンズなどの衣替え」とのこと。カメラ
 撮影もプロ級の腕をもつ
作者ですので、レンズ等の機材へのこだわりは十分に
 わかります。そんなこだわりと、紅葉
撮影への期待感の滲む良い歌と思います。

 先ほどFacebookを覗かせて頂きましたが色づいた柿と、その葉が良い雰囲気を
 醸し出して
いました。「canon 50mm f1.8」のデータは私たちにとっても貴重です。

【詞書】奈良橿原市にある藤原宮跡のコスモスを見に行きました。畝傍、耳成、
  香久山の
大和三山に抱かれるように満開のコスモスが咲き乱れていました。

☆その上の政所たりし宮殿に天皇(すめらぎ)の姿遙か幻   
☆いにしえの風いずこより吹き渡るコスモスうねりて波と騒立つ
☆コスモスは大和三山(やま)に抱かれ眠らんや大地に絨毯 敷き詰めながら
                          夕庵さん
【解説】
 詞書にありますように、大和三山とは、奈良県橿原市にある香具山、畝傍山、
 耳成山の
三つの山の総称で、古代から日本の歴史や文化に関わりが深い場所に
 なっていますね。

 三首の歌は、その大和三山に抱かれるように咲くコスモスが、一面に広がって
 いる様子を
美しく詩情豊かに表現されています。

 一首目、二首目の結句「遙か幻」「波と騒立つ」は、いずれも歌の締めに
 ふさわしい
余韻を感じさせます。

 三首目のポイントは、コスモスと大和三山という対照的なイメージを組み合わせて
 いることです。
コスモスは儚なさを秘めながらも華やかな花で、大和三山のもつ
 重厚で荘厳な山との対比が
歌に奥行きを与えていると考えます。
 また、「コスモスが眠る」という表現は、花の命の儚さや
季節の終焉を静かに
 暗示しています。さらに、この歌は、大和の自然や文化に対する
敬愛や郷愁を
 伝えているものと感じました。


     「コスモス」

【詞書】昔からの友が、木箱に入れた綺麗な黒葡萄を送ってくれました。
☆豊潤の光放つや 黒葡萄 朋友からのこころのごとく
【詞書】卓球の試合の日の朝、頑張る気持ちを新たにします。
☆茶柱の太く立ちたる朝の卓 試合に臨む心新たに
                          みっちっちさん
【解説】
 一首目、黒葡萄には色々な種類がありますが、巨峰、ピオーネ、藤稔等はいずれも
 豊潤な色艶と味がしますが、旬な葡萄を送ってくれる友の存在は嬉しい限りですね。
 下の句で「朋友からのこころのごとく」と表現されていますが、お互いの信頼関係
 が
素直に表現された、心憎い歌でもあります。

 二首目の歌、日ごろの練習成果を発揮すべく自信にあふれた試合でも、最後の
 1パーセントは
「茶柱の太く立ちたる」等、「運」や「天命」によるところも
 多々あります。そんな想いが色濃く
表現され、試合に望む多くの方の共通の想いが、
 意気ごみと共に示された良い歌と思います。

【詞書】YouTube短歌 落葉 J.S.バッハ 無伴奏チェロ組曲 プレリュードを聴いて
☆私は今くれないの中を
    落葉を蹴散らしながら

    風とともに
                          自閑さん
【短歌説明】自閑さんご自身の説明です。
 フォロー戴いている方のblogで、音楽鑑賞会を開いたとの投稿に、私もその曲を
 YouTubeで聴いてみて、短歌を作りました。
 自分のイメージでは、紅葉の中を落葉を撒き散らしながら、車でドライブして
 いるもの
ですが、言葉で表しすぎると説明短歌になってしまいますので、バッハの
 曲を読者が
聴きつつ、愚詠のイメージを感じて貰えればと思い、最小限の表現に
 しました。拙い
短歌を名曲で補っていると言うのが正確ですね😓

 下記URLに、無伴奏チェロ組曲を貼り付けておりますので、御覧戴ければ幸いです。
 https://blog.goo.ne.jp/jikan314/e/5a1df2041af41b6001dc728652d43703
【解説】
 バッハの無伴奏チェロ組曲第1番のプレリュードは、分散和音で奏されるチェロの
 豊かな
響きが心に残る美しい旋律ですね。この歌は、プレリュードの雰囲気に
 合わせて、季節や自然を豊かに描写していると考えます。

 なお、「くれない」という色は、秋の深まりや寂しさを表していると思います。
 「落葉を蹴散らし
ながら」という表現は、車の疾走と、それによって巻き
 上げられる落ち葉の舞と、その音までも想像させます。

 結句の「風とともに」は、自由や旅立ちを暗示しているかもしれません。全体
 として、
この歌は、作者のバッハのプレリュードの曲に対する敬意や感銘をも
 表現していると感じます。

 また、「補っていると」謙遜されていますが、より高次元への止揚とも考えます。

 なお、前週コメント頂きました「上賀茂神社関係の和歌」は、ご了承頂きましたので、
 今回の
【短歌入門・質問・提案コーナー】へ掲載させて頂きました。


     「未だ咲く 金木犀」

【詞書】私はデパスよりずっと強いベンゾジアゼピン系精神薬を9ヶ月間服用した後、
  精神科医に急にお薬を変えられたため、離脱症状が起きて生死をさまよいました。
  また、断薬時には、地獄の“眠れない後遺症“を味わいました。
★精神薬服用するは危険とぞ詠ひし歌は問題となる
★依存性ある精神薬やめたとき離脱症状に殺されかける
★ベンゾジアゼピン系なる精神薬とくに危なくあれば警告
                          suisenさん
【解説】
 これらの作品は、作者から、「問題作ですので、・・・」とのコメントを頂き、
 さらに、取り下げたい
との連絡も頂きましたが・・・。「水曜サロン」へ出詠
 頂いた短歌作品等は、個人の誹謗、
中傷等でない限り原則として掲載させて
 頂ければと、お伝えし掲載させて頂きました。

 ある意味では、作者ご自身が命がけの尊い経験を、詠まれた歌ですので、確信を
 持って
発表されたらと推奨もさせて頂きました。

 私自身も、ネットや、チャットGPT等も参照させて頂き学んでみましたが、
 ベンゾジアゼピン系の
精神薬は即効性があり、効果もしっかりとし、種類も多く、
 幅広い不安や不眠の治療に
用いられているとのことですね。

 しかし、飲み続けると耐性(慣れ)が生じやすく、身体・精神ともに依存しやすい
 性質が
あるため、医師の処方をしっかり守り正しく使っていくことが大切との
 ことですね。

 個人差もあり、医師はしっかりした経過観察が必要なことは言うまでもないこと
 ですので、
作者の経験は、この歌のように「一つの事例」として公にしていく
 必要性を感じました。

【詞書】10月28日(土)から大阪は京セラドームで阪神タイガース対オリックス
  バファローズの
日本シリーズが始まりました。いやー、クライマックスシリーズ
  も挟んで長かったー。
初戦0-8でビジターの阪神が大勝。二戦目はホームの
  オリックスが8-0で大勝…という、
「やられたらやり返す」感が満々のがっぷり
  状態です。そして31日は甲子園での三戦目!
さあ、どうなりますか?もう
  わくわくしかないです。私は阪神ファンではありますが、パ・リーグは
近畿勢を
  昔から応援してましたけど、さすがに現実に関西シリーズ、近畿シリーズ、なんば線

  シリーズが実現した以上、当然阪神を応援していますが。
  近畿勢の日本シリーズ実現が本当に嬉しいです。さあ、イーブンからの再スタート
  です。仕切り
直してホームやで!バモス!タイガース!

☆始まった阪神VS(ヴァーサス)オリックス
        「決戦・日本シリーズ」ようやく
☆0-8と8-0ときてどうなるか
       二戦目が終了日本シリーズ
【詞書】増税は何だかなあですが…。小学4年生あたりから約50年眼鏡ユーザーでもう
  「眼鏡は
身体の一部です」の私なんざ、あの“増税メガネ”なる言葉を初めて聞いた時
  から主張は、
言いたい事は判りますけど何か腹立つなあーって、もう聞くたび
  ムカっ腹です。ひどい時には
「増税クソメガネ」って…。物価高いわ、その上に
  消費税は下げる気なさそうだし、そんでまた
増税云々言われたら腹が立つのは判る、
  判るけどあの言い方やめてくれへんかなあ…。
という率直な気持ちです。
  (コンタクトは絶対嫌だったんでやったことないです)。

☆岸田総理を“増税メガネ”と揶揄するな
         メガネ掛けてる私は不快だ
                          ちがやねこさん
【解説】
 阪神タイガース対オリックスバファローズの日本シリーズが始まり一勝一敗で
 10月31日から
甲子園での三戦目となりましたね。三戦目は「しびれる試合」と
 なりましたがバファローズが逃げ切り勝利をつかみました。関西決戦で関西地方の
 方にはフアンの枠を超えて、
興味津々の戦況が続きそうですね。一首目、二首目は、
 そんな期待感とワクワク感が
余すところなく表現された、フアンならではの勢いの
 ある良い歌と考えます。

 三首目の歌、「小学4年生あたりから約50年眼鏡ユーザー」の偽らざる想いの歌
 ですね。
眼鏡を手放せない方からは、この種の揶揄は分かっていても不快になる
 のは十分わかります。

 一方庶民の側からは相次ぐ物価高と、その上増税を前提とした予算編成への不満が
 あのような表現になったのかなと思って、妙に納得してしまいます。
 「庶民の感性」も凄いと改めて思ってしまいましたが、この歌のような訴えが
 あっても良いと
思っていますし、一つの問題提起となりますね。

☆秋の夜の一灯仄かに灯るもと すだく虫の音大地に満ちる
                         ポエット・M
【解説】
 この歌では、秋の夜の静寂の中、しみじみと感じる人の孤独感と、自然のもつ
 豊かさとを
対比して詠んでみました。この二つは互いに相対するものではなく、
 むしろ共存するもの
として表現してみました。
 秋の夜はその長さゆえでしょうか、自然と人との関わりに
ついて改め考えさせる
 時と場を与えてくれると感じます
。また、秋は収穫や豊穣をもたらすのみでなく、
 「白秋」の語に象徴されるように、衰退や寂寥を意味する
季節でもあります。
 そんな想いを
この歌に込めてみました。
 ガザを始めウクライナの現状を見ると心が痛みます。諸々喧騒の世ではありますが、
 闇の底に
静かに密度濃く響く虫の音と、それに浸れるひと時を享受できる今に
 感謝したいと思っています。


     「薔薇 湘南ファンタジー」

「山法師 短歌の章」鑑賞 紅林茂夫著(14)

  「山法師」はエコノミストでもありました著者の経済学の論文を始め、小説、
  短歌等を著者により厳選され著作を集めた著者渾身の著書でもあります。
  その著書から、短歌を抄出し三首づつ紹介させて頂きます。
     
4.「短歌の章」 秋拾遺(6)

   薄雲は はつかに空を掃くごとし
           秋となりゆく陽を透かしつつ
            
   街中の角の空き地に群れ咲ける
           コスモスを見つつ曲がりて来たり

   弘前の親方町を旅人われ
           そぞろ歩めば 秋の風吹く


     「未だ咲き競う 秋桜」

【短歌入門・質問・提案コーナー】
【投稿外コメント】
 自閑さんよりコメントを頂きました。皆さんの学びにもなると考えましたので
 掲載させて頂きます。

 下鴨神社の和歌を紹介したので、上賀茂神社関係の和歌を紹介します。
  みそぎするならの小川の川風に祈りぞわたる下に絶えじと(八代女王)
 禊ぞ夏の験なりける(藤原家隆)の本歌。ならの小川は上賀茂。しかし
 八代女王は
奈良時代の歌人なので、奈良の小川かも?藤原家隆の歌碑は
 上賀茂神社に有ります。

  いかなればそのかみ山のあふひ草年は経れども二葉なるらむ(小侍従)
  ほととぎすそのかみ山の旅枕ほのかたらひし空ぞわすれぬ(式子内親王)
 神山は、上賀茂神社に有る御山。式子内親王にとって、外に出る事が
 出来る葵祭は、
将に一生の思い出の旅だったのでしょう?
  鏡にもかげみたらしの水の面にうつるばかりの心とを知れ(賀茂御歌)
  年を経て憂き影をのみみたらしの変る世もなき身をいかにせむ(周防内侍)
  月さゆるみたらし川に影見えて氷に摺れるやまあゐの袖(藤原俊成)
 御手洗川は、神社の前を流れる川。ちなみに御手洗団子の由良は、下鴨神社。
  郭公こゑ待つほどはかた岡の森のしづくに立ちや濡れまし(紫式部)
 上賀茂神社の摂社で片岡社が横に有ります。通り過ぎずお詣りしましょう。

【運営にあたって】
 (1) 投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
    なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
 (2) おひとり様 3首まで(1首でも可)コメント欄に投稿願います。
    なおブログの字数制限(コード30,000字)等により詞書等編集させて頂く
    場合もありますので、ご容赦願います。
 (3) 口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
    仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
 (4) 投稿頂いた短歌は、そのまま掲載します。皆様から感想等頂ければ幸いです。
 (5) 作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
 (6) 掲載順序は、原則本ブログのコメント欄への到着順と致します。
 (7) 掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
                     了


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28 コメント

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Unknown (西BOO)
2023-11-01 06:01:11
おはようございます。
早速、二首出詠させて頂きたいと思います。

秋に咲く桜は期待外れるも 葉は日に日にと紅に染む

季節を間違えて秋に咲く桜を期待して、それは外れましたが、葉の色が日に日に赤くなってきていることを詠ませて頂きました。

日当たりの良いイチョウ木の葉の色は 黄色に変化 深秋を告ぐ

公園のイチョウの木を見に行ったのですが、日当たりの良い木は、葉が黄色になっていて深まる秋を感じたことを詠ませて頂きました

宜しくお願い致します。
返信する
短歌投稿 (knsw0805)
2023-11-01 06:38:33
Shouさん、おはようございます。
浅間山明鏡止水です。
短歌投稿します。

「詞書」23年10月30日~11月3日、5日間分の「世界文化紀行」です。「広重の江戸百景」「財津和夫のファイナルコンサート」「辻仁成のパリ生活」「日本の祭り」「ルート66」等です。そのうちから3首投稿させて頂きます。

財津和夫のファイナルコンサート「思えば遠くに来たものだ」より
「春の風おもてを吹くたび思い出す 一緒に過ごした昔のことを」

日本の祭り香川県「獅子舞大国さぬき」より
「鳴り響く銅鑼の音量大きくて 迫力演舞に皆酔いしれる」

ルート66「セントルイス1」より
「人々は自由をもとめ西目指す 開拓基点の風は爽やか」
返信する
上賀茂 (bbdupstream494, チョウキチ)
2023-11-01 10:50:52
ほととぎすそのかみ山の旅枕ほのかたらひし空ぞわすれぬ(式子内親王)
往時の上賀茂周辺は自然ももっと豊かで森ももっと繁っていたことでしょう。葵祭も随分前から行われていたのですね。自然、人の時間の流れを感じます。
返信する
Unknown (みっちっち)
2023-11-01 21:57:07
こんばんは
赤とんぼを二首詠みました。

⭐️青空の濃くなほ広く赤とんぼ すいと飛びきて 女児の帽子へ

⭐️夕焼けの牧場に憩ふ親子馬 子馬の背へと赤とんぼ すい

よろしくお願いいたします。
返信する
今週の詠草です。 (夕庵)
2023-11-02 13:37:14
こんにちは。
詞書
阿倍文殊院へ。
「三人寄れば文殊の知恵」の知恵の神様、文殊菩薩は大きな獅子に乗り四人の脇侍を従え、雲海を渡り説法の旅に出かける、渡海菩薩というお姿をされています。また、阿倍一族のゆかりの寺で、安倍清明や阿倍仲麻呂が祀られています。
ここのコスモスは迷路で丁度満開で大きな花びら、浮御堂の美しさ、奈良の秋を存分に楽しみました。
ここまでは観光客も来なくて独り占めの感でした。

☆浮御堂の入り日に向かい阿倍仲麻呂(なかまろ)の忘却のうた口ついて出る

☆名物の亀パンはやくも完売でご縁なきままコスモス迷路へ

☆こすもすの揺れる迷路に踏み込みて彷徨うことの楽しさに居る

よろしくお願いします。
返信する
ポエットMさんへの返歌です (夕庵)
2023-11-02 13:48:38
こんにちは。

☆秋の夜の一灯仄かに灯るもと すだく虫の音大地に満ちる     ポエットMさん

★虫すだく秋の夜長を冬支度 まだ捨てられぬこの服だけは     夕庵

よろしくお願いします。
返信する
西BOOさんへの返歌です (夕庵)
2023-11-02 13:52:30
こんにちは。

☆秋に咲く桜は期待外れるも葉は日に日にと紅に染む     西BOOさん

★雪被る柿捥ぎくれし君が居た短い秋の彼の一日を     夕庵

よろしくお願いします。
返信する
夕庵さんへ (西BOO)
2023-11-02 19:37:32
早々に、素晴らしい返歌を頂戴し、誠に有難う御座います。
返信する
西BOOさんへ (ポエット・M)
2023-11-02 19:47:08
西BOOさん こんばんは。
早々に「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。

一首目で詠まれている、「季節を間違えて秋に咲く」花は、一般的に「帰り花」「忘れ花」
とも言われていますね。「小春日和」が続く中、草木が「春が来た!」と勘違いして、花を
咲かせることがあり、今の季節方々で散見されていますね。
春のように爛漫と咲き誇る様子は見られませんが、葉がくれないに染まる中、季節に
戸惑うように咲く桜は痛々しさもありながら、儚げな姿に惹かれることがあります。
そんな想いも詠み込まれた良い歌と感じます。

二首目も、銀杏の葉の色の変化を日照に絡めて詠んだ説得力のある歌と感じます。
黄色に染まるイチョウの葉の状況は「日差しのゆえ」との視点を入れて詠みましたが
いかがでしょうか。
 ★秋の陽に黄金にそまるイチョウの木 日差しのゆえか マダラ模様に
これからもよろしくお願い致します。
返信する
Kenさんへ (ポエット・M)
2023-11-02 19:48:38
Kenさん こんばんは。
早々に「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。
三首の歌で、「世界文化紀行」も、いよいよ佳境を迎えつつありますね。
いずれも、それぞれのポイントを抑えた歌となっていると感じます。

一首目の歌、私たちの青春に重なる「チューリップ」の歌声は、今聞いても
ワクワクしますね。「思えば遠くに来たものだ」は当時歌の想いがイマイチ
分からないところがありましたが、今聞くと心に沁みますね。特に・・・、
「思えば遠くに来たものだ これからどこへ行くんだろう」の、
「これからどこへ行くんだろう」の言葉に、当時の時代背景も重ねて、青春の
惑いを色濃く感じます。
「一緒に過ごした昔」を少し進めて詠んでみましたが、いかがでしょうか。
★春の風 おまえと娘 ともに浴び 一緒に暮らす夢も遥かに
これからもよろしくお願い致します。
返信する

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