四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

「生きてる限り」

2022年08月13日 16時29分22秒 | 作詞、ユーチューブ
「若い友人たちへのエール」

 ロシアのウクライナ侵略戦争やコロナ禍、さらに物価高、それらに伴う倒産件数の
増大等々私達庶民をめぐる状況は「厳しい」の一語となります。なお「新自由主義」を
掲げる政権の政策も、内容がいまひとつ明確にされないもどかしさがあります。
また、若者たちの自殺者も増大しつつあり、日ごろボランティア等々様々な場面で
接する彼らの、ひっ迫状況を見聞きする中で、私達が経験した閉塞感を上回る厳しい
現状を感じた次第です。

 かつて、森山直太朗さんの「いっそ小さく死ねばいい」の曲が、一時話題を呼んだ事が
ありましたが、人の死に大小は無いと思っています。いのちを二つ持つことの出来ない
私たち。一つしかない、このかけがえの無い命を抱えて、これら状況下の重苦しい
暗闇にも似た今の時代を凌いでいかなければと思っています。

 淋しさや、哀しさに打ちのめされながらも、眠れぬ夜を凌いで懸命に 今を生きている
若い友人達。私にとっても大切な君達へ、ささやかなりとも エールになればとの思いから、
拙いけれど心こめてこの詞を贈りたいと 思います。
なお、この詞は皆さんのご意見を頂きながらブラッシュアップし、曲作りに繋げて
いければと思っています。
Kenさんをはじめ皆様のご意見を賜りたいと思います。


「生きてる限り」
  1. 淋しさに打ちのめされて
    眠れぬ夜を
    いくつ重ねて来たのだろう
    信じたやつに裏切られ
    愛した人とも 泣く泣く別れ
    この街に
    とけ込みきれない哀しさと
    出口の見えない暗闇で
    もがき苦しみ 沈んだ日々よ
    でも、今日会った君に
    微かなぬくもり見てからは
    出口を探す勇気も湧いた
    一度の出会いがこんなにも
    力をくれるものならば
    生きてくことも捨てたもんじゃない

  2. 苦しさにのたうちまわり
    眠れぬ夜を
    いくつ重ねて来たのだろう
    信じたやつに騙されて
    愛した人とも 泣く泣く別れ
    この街に
    とけ込みきれない哀しさと
    出口の見えない暗闇で
    淋しさかかえて 沈んだ日々よ
    でも、今日会った君に
    心をとかす温もりと
    人を信じる清しさをみた
    一度の出会いがこんなにも
    力をくれるものならば
    生きてくことも捨てたもんじゃない

  3. 切なさに押しつぶされて
    眠れぬ夜を
    いくつ重ねて来たのだろう
    信じたやつに逃げられて
    愛した人とも 泣く泣く別れ
    この街に
    とけ込みきれない哀しさと
    出口の見えない暗闇で
    心閉ざして 沈んだ日々よ
    でも、今日会った君に
    心ふるわす楽しさと
    挑む力と勇気をもらう
    一度の出会いがこんなにも
    力をくれるものならば
    生きてくことも捨てたもんじゃない
    
    生きてくことも捨てたもんじゃない


        了 

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4 コメント

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Unknown (risukurumi48)
2022-08-13 17:23:43
ポエット•Mさん
リコです。
猛暑と大阪はコロナ感染者爆増で身を縮めて暮らしています
そんな中、
素敵な詩ですが、
この詩は立ち上がった所を描いていますが、いつか自分も相手に勇気と夢を与えられる人に成ろうとする未来がない気がします。
そこを読み込まれたらどうでしょうか。
返信する
リコさんへ (ポエット・M)
2022-08-14 13:36:46
リコさん こんにちは。
コメント頂きありがとうございます。

大阪も新型コロナ感染者爆増、第七波の真っただ中ですね。
神奈川も感染高止まりで、同様の状況です。

詞に対する、アドバイスを頂きありがとうございます。
「未来を詠み込む」は仰る通りですね。
ただ、諸々のひっ迫した状況の中で、自暴自棄に陥りかけている彼らの現状を
思うと、とにかく「前を向こうよ」と呼び掛けるのが精いっぱいで、このような詞になりました。

仰る内容も含めて、もう一度詞を見直してみたいと思います。
これからも宜しくお願い致します
返信する
Unknown (fumiel-shima)
2022-08-15 22:12:42
ポエットMさん、こんばんは。

先ほどはコメントをありがとうございました。

今週もまた「水曜サロンの会」へ千恵子の独楽吟を提出させていただきます。

☆たのしみは 「どうしよう 描けない」」って弱音をポツリ
 「描けた」とあなたの笑顔を目にするとき
☆たのしみは 拙い絵や字かきながら 恩師の言葉     深く読むとき
☆たのしみは ハガキ一枚ポストに入れて 「明日   のつぎのつぎの日」と思い描くとき 

今回の三首は先週に続きいずれも絵手紙教室内の光景や気持ちを詠ったもののようです。
一首目はなかなか自信を持てない控えめな生徒さんとの対話の中で・・・
二首目はかつての恩師から受けた言葉を思い出し・・・
三首目は絵手紙仲間との交流に気持ちが高揚する様子を・・・

よろしくお願いします。
返信する
fumiel-shimaさんへ (ポエット・M)
2022-08-16 13:30:33
fumiel-shimaさん こんにちは。
「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。

千恵子奥様にとって絵手紙が日々の生活の潤いであり、励みであり、生きがいと
なっている様子が、独樂吟からも、ブログ掲載の画像からも伝わってきます。

そんな心情の高まりを、そのまま詠まれた詠歌にはワクワク感が溢れており
私たちをも幸せにしてくれます。
なお、一首目の詠歌の語句を少し整理させて頂きましたが、参考として見て頂けましたら幸いです。
★たのしみは 弱音ポツリと言う君の 「描けた」と笑顔 目にもするとき

これからも宜しくお願い致します。
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