四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

第二部「口語短歌・水曜サロンの会」(その125)ネット歌会

2024年03月27日 05時05分06秒 | 短歌

第二部「口語短歌・水曜サロンの会」(その125)ネット歌会
            短歌の返歌を歓迎します!!

 ☆☆☆ 能登地震で亡くなられた皆様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
     また、被災され避難を余儀なくされている皆様にお見舞い申し上げます。

 ☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
 ☆☆☆ 返歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。
 ☆☆☆ 「ネット歌会」について
      「ネット歌会」は、「お題」を決めて短歌を詠みあうという方式では
      なく、「水曜サロン」へ掲載された、各位の歌に対して「返歌」する
      という自然発生的な歌会です。従って掲載された歌の中に自分に響く
      ものがありましたら、それへの返歌として大いに詠んで頂き第二部の
      コメント欄に記入して頂ければ幸いです。


     「椿 沖の浪」


☆------------☆ 「ネット歌会」開始 ☆-----------☆
  「ネット歌会」として展開された詠歌を掲載致します。
    注) ☆:元歌  ★:返歌

☆めぐり逢い 深いつながり そこはかと 惹かれあうこそ 心許して
                         浅間山明鏡止水さん
★恩讐の彼方となりて巡り逢う 非情なるかや恋というもの
                         夕庵さん

☆枯れかけた白南天を庭に植え 気分は正に花咲かじいさん
                         西BOOさん
★黄の花を四方に咲かせ葉は紅く 触れれば鋭しヒイラギナンテン
                         夕庵さん
★縁起物難を転じて邪気払う 触ると刺さるも一石二鳥
                         西BOOさん

☆弥生月 卒園 卒業別れ月 金沢発の 特急のごと
                         西BOOさん
★卒園のわが子と手つなぐ晴れの日よ よくぞこの日をママの感涙
                         夕庵さん
★遠いので卒園式には行けないが 友達自慢 これから先も
                         西BOOさん
★半世紀わが窮地には寄り添いて 静かに見守る親友なれば
                         夕庵さん
★もう年で賀状のみの行き来だが 小学校からかかさず続く
                         西BOOさん
★「またね」というライン・スタンプ暖めて 約束できる日を待っている
                         夕庵さん
★亡き父の携帯嫌いの影響か 未だにラインの世界を知らぬ
                         西BOOさん
★知ることも知らないこともあってこそ 知れば興味のふつふつと沸く
                         夕庵さん
★1にカメラ2にカメラだが そのカメラとて時代が昭和
                         西BOOさん
★ギャラリーに昭和時代の写真展 歴史ある街 蘇り来る
                         夕庵さん

☆ほとばしる水に茶碗を濯ぎつつ 裡なる鬱もさらり流して
                         夕庵さん
★春眠の布団でくつろぐ夢心地 眩暈もどこかへ消えゆきそうな
                         西BOOさん
★芽吹き時 身体の器官もそろそろと正しく動くうれしい予感
                         夕庵さん
★八割は治りしものの後少し 急がぬように焦らぬように
                         西BOOさん
★急がない こけたらおしまい焦らない 振り返らずに確かな足取り
                         夕庵さん
★亡き伯母が 九十六で転倒し 十年間も寝たきりで逝く
                         西BOOさん
★不安定な世の長命は願わねど 戦なきこと切に願うも
                         夕庵さん
★ウクライナ 苦戦強いられ胸痛む 米、武器援助も滞るまま
                         西BOOさん
★テロ・戦のニュースの絶えぬ今の世のしあわせなんてほんの一瞬
                         夕庵さん

☆断捨離の最中なれど妣(はは)のもの しばし眺めて 又箱の中
                         みっちっちさん
★断捨離はユニクロ設置の箱の中 役立つものと思(も)えば 軽し
                         夕庵さん
★ユニクロの洗ひざらしのジーンズで 草に寝転ぶ君とのデート
                         みっちっちさん
★膝頭破れているのがお洒落だと 細い素足を風に晒して
                         夕庵さん
★ジーンズの破れそのまま 少女らの 足の長きが闊歩する街
                         みっちっちさん

     「ラッパ水仙 白」

☆妣(はは)作の押し絵の女(ひと)の白き顔 たおやなる目は何語らんや
                         みっちっちさん
★白き顔伏せて車窓に映る女(ひと) 答え探しの旅は辛きに
                         夕庵さん
★片恋にさよならを告げ 新しき街へとバスはひかりの中を
                         みっちっちさん
★観光客多くて街は潤うも バスにも乗れぬ地元の嘆き
                         夕庵さん
★春の陽のバスに揺れれば うとうとと 池塘春草の夢のごときよ
                         みっちっちさん
★鈍行にゆられ春陽を背(せな)に受け 眠る少女の花の背表紙
                         夕庵さん
★夜汽車にて連結音を聞きながら 亡母の膝にまどろみし頃
                         みっちっちさん

☆ほとばしる水に茶碗を灌ぎつつ裡なる鬱もさらり流して
                         夕庵さん
★渓流にほとばしる水 ごくごくと 飲み干す君の喉仏見ゆ
                         みっちっちさん
★豪快に落ちる瀧の飛沫浴び 小さなことなどみんな吹き飛ぶ
                         夕庵さん
★歌碑の坂登れば姿見へねども 滝音しかと心に響く
                         みっちっちさん
★滝坂の山の懐 朝日観音像(かんのん)は瀬音聞きます目を伏せながら
                         夕庵さん
★たをやかに霞をまとふ涅槃像 半目のまなこ何を見つむる
                         みっちっちさん
★灌仏会 花の御堂の釈尊に 園児のそそぐ 甘茶芳し
                         夕庵さん
★闇に舞ふ火の粉の散華 水取りは 夜空に浮かぶ二月堂にて
                         みっちっちさん
★ウイスキーの小瓶をポケットに忍ばせて
           シャッターチャンスを待つ人のいる

                         夕庵さん
★激戦の雨のラグビー 泥まみれ シャッターチャンスはトライの瞬間
                         みっちっちさん
★春泥をつけて元気に走るくる 親子の犬の背(せな)に花びら
                         夕庵さん
★春泥のホームベースに滑り込む 九回裏の逆点ヒット
                         みっちっちさん
★幼日の お砂遊びの 懐かしや 土饅頭の 輝き自慢
                         夕庵さん
★幼日の春夕焼に輝きて 崩れぬままに砂城よ しかと
                         みっちっちさん

☆さねさし相模の小野に燃ゆる火の 火中に立ちて 問ひし君はも
                         弟橘媛
★嵐やむ 龍神様も鎮まるる 媛の捧ぐる命と引きかえ
                         西BOOさん
★龍神の怒り鎮めし媛なれど 櫛に滲むは深き哀しみ
                         ポエット・M
★嵐止み 龍の怒りも止みしとも 媛の命も止むるべきかな
                         西BOOさん

☆------------☆ 「ネット歌会」了 ☆------------☆


     「咲き初める 雪柳」

【運営にあたって】
 (1) 投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
    なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
 (2) 「水曜サロン」に掲載された短歌への返歌を「第二部」のコメント欄へ
    投稿願います。出詠頂いた返歌は、そのまま掲載します。
 (3) 口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
    仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
 (4) 作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
 (5) 掲載順序は原則、本ブログのコメント欄への到着順と致します。
 (6) 掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
                     了


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31 コメント

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みっちっちさんへの返歌です (夕庵)
2024-03-27 15:19:53
こんにちは。
今日は快晴で気持ちのいい日です。

☆熱湯に 放つ菜花の色ひらき 白磁の皿の春色に染む        みっちっちさん

★お出かけのお弁当には春レタス 苺ふたつを欠かさず入れて     夕庵

☆花人の連なる道よ なからぎの 森を社へ 蛇腹めきたり      みっちっちさん

★賀茂川にしだれの桜の影写し 人の行き交う半木(なからぎ)の道  夕庵

よろしくお願いします。     
西BOOさんへの返歌です (夕庵)
2024-03-27 15:24:45
こんにちは。

☆1分咲き 桃の花を眺むるも 昨今珍し 斑雪(はだれゆき)かな    西BOOさん

★満開の孫の記念樹しだれ桃 その娘(こ)は早も母親なりし       夕庵

よろしくお願いします。
ポエット・Mさんへの返歌です (夕庵)
2024-03-27 15:33:10
こんにちは。

☆落ち椿踏まず 避けゆく人のいる 森の小道に揺れる木洩れ日     ポエット・Mさん

★たっぷりと春を含みし樹々たちの 風通り過ぐ木洩れ日を行く     夕庵

よろしくお願いします。
夕庵さんへ (西BOO)
2024-03-27 17:22:14
こんにちは。
早々に、素晴らしい返歌を頂戴し、誠に有難う御座います。返歌を詠ませて頂きたいと思います。

☆満開の孫の記念樹しだれ桃 その娘(こ)は早も母親なりし  夕庵さん

★早いかな4月からは 小学生 でもまだプリキュア人形夢中  西BOO

よろしくお願い致します。
夕庵さんへ (西BOO)
2024-03-27 17:44:43
こんばんは。
返歌を詠ませて頂きたいと思います。

☆哀れともつらつら椿咲き誇り 小さな寺に今そ散り敷く  夕庵さん

★我もまた長男10日で逝かれたり 涙でむせて死を覚悟する  西BOO

よろしくお願い致します。
Unknown (みっちっち)
2024-03-27 18:03:07
夕庵さんへの返歌です

⭐️お出かけのお弁当には春レタス 苺ふたつを欠かさず入れて
夕庵さん

★やはやはと春のひかりを幾重にも 巻き春レタス 歯にしやきしやきと
みっちっち

⭐️賀茂川にしだれの桜の花の影写し人の行き交う半木(なからぎ)の道
夕庵さん

★白川にゆたにたゆたに花の影 舞妓行き交ふ夕暮れの街
みっちっち

よろしくお願いいたします
Unknown (みっちっち)
2024-03-27 18:44:13
夕庵さんへの返歌です

⭐️堅香子は春の妖精ひっそりと湖北の里にうつむきて咲く
夕庵さん

★木漏れ日にかたくりの花 ひつそりと恥らふごときを 膝つきて見ゆ
みっちっち

よろしくお願いいたします
西BOOさんへの返歌です (夕庵)
2024-03-28 09:34:38
おはようございます。

☆早いかな4月からは 小学生 でもまだプリキュア人形夢中     西BOOさん

★雪解けの道一列に一年生 熊よけ鈴をちりりん鳴らしつ       夕庵

☆我もまた長男10日で逝かれたり 涙でむせて死を覚悟する      西BOOさん

★逝きし児の年を数える悔しさよ 共に捧げむ春のブーケを      夕庵

よろしくお願いします。 
みっちっちさんへの返歌です (夕庵)
2024-03-28 09:41:13
おはようございます。

☆やはやはし春のひかりを幾重にも 巻き春レタス 歯にしやきしやきと     みっちっちさん

★インプラント1本50万とは これいかに わたしゃ歯抜けで頑張りましょう  夕庵

☆白川にゆたにたゆたに花の影 舞妓行き交ふ夕暮れの街           みっちっちさん

★連れ立ちて白川あたりをそぞろ行く 暮春に浮かぶ白き花びら        夕庵

よろしくお願いします。
夕庵さんへ (西BOO)
2024-03-28 11:23:11
おはようございます。
素晴らしい返歌を頂戴し、誠に有難う御座います。
返歌を詠ませていただきたいと思います。

☆雪解けの道一列に一年生 熊よけ鈴をちりりん鳴らしつ  夕庵さん

★ニュース見て 後を絶たぬ 熊の被害 動物保護より人命優先  西BOO

☆逝きし児の年を数える悔しさよ 共に捧げる春のブーケを  夕庵さん

★4・2亡き長男の誕生日 13日に息を引き取る  西BOO

夕庵さん有難う御座います。

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