四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

丸の内イルミネーション

2017年01月23日 18時22分03秒 | お出かけ
先週の土曜日。かつて細君と出会った街、丸の内のイルミネーションを二人で見て参りました。
ここは私達にとっても、社会人として第一歩を記した街でもあります。

かつて新入社員時代から勤務した新丸ビルは高層ビルに建て替えられ、丸ビル、KITTEと共に
丸の内界隈はすっかり様変わりをしていました。ただ、東京駅だけは昔の面影を残す煉瓦造りが
懐かしさを醸し出していました。

一昨日の土曜日は私の勤務もあったため、勤務が終了する時間に細君と待ち合わせて、
丸の内から有楽町国際フォーラムにかけてのイルミネーションを二人で眺めながら散策してきました。
これは以前に私の軽はずみな行いで細君に不信感をもたれ、その思いを払拭したいとの密かな思いがありました。

先ずはKITTEのレストランで腹ごしらえをし、イルミネーションの点灯時間に合わせて、
丸の内の街路に繰り出しました。



細君の職場のあつたビルも新たに建て替えられ、
かつての面影はすっかりなくなっていました。

PM 5:30きっかり点灯がはじまり、街路の様相は温かな電灯色のイルミネーションに彩られました。
かつてのミレナリオの人工的な色彩とは一線を画した、温かな光の回廊がそこにありました。

その回廊を細君共々歩み、灯りに照らされほほを上気させた細君の姿に、改めて夫婦の絆の
大切さを感じました。



街路は、それほどの混雑もなくスムーズに歩むことが出来、細君と「来てよかったね」との
言葉を交わしました。40分ほどの時間を共に歩み、素敵な夜景を写真に収めることが出来ました。

即興で六首ほど詠んでみました。
 ☆冷たさを隠す明かりか丸の内 石の街にも温き回廊
 ☆やわらかに光包める丸の内 かの日に妻と出会いし街よ
 ☆「よかったね」妻の言葉に救われし この言の葉に吾は生かされ
 ☆暗闇を彩どり埋めるイルミネーション 光の回廊妻と歩める
 ☆橙色のイルミネーションに包まれて 今宵は妻と腕組み歩む
 ☆肩並べ歩む回廊きらめきて 闇を消し去るイルミネーションの渦
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