四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

横浜スタジアムへ

2024年05月27日 10時09分55秒 | お出かけ

 過日24日、久しぶりに横浜スタジアムで広島カープVS横浜ベイスターズのナイト試合があり、細君共々観戦に行ってきました。このブログでは阪神、ソフトバンク、さらに巨人フアンの方が多くいらっしゃって、フアンチームの名言は極力避けてきましたが…、私たちは広島カープが三連覇したころからのファンでした。さらに、メジャーリーグから日本球界に復帰した秋山 翔吾選手が広島カープに加わったことにより、さらに熱心なフアンになりました。
 このブログでも幾たびか記しましたが、かつて現役の時代業務の傍ら、ボランティアで地域の少年スポーツリーグに関わっていましたが、秋山 翔吾選手は、そのリーグの出身選手でもあります。そのころから、抜きんでた身体能力を持った選手でしたが、いまでもシーズンオフには、子供たちの為に小学生を中心に、200人規模の「野球教室」を毎年継続して開いてくれる地域想いの熱い心を持った選手でもあります。

     「横浜スタジアム 前景」

 試合当日、チケットが朝日新聞販売店の優待券ですので、事前にスタジアムの窓口で観戦用チケットと交換する必要があり、早めに家を出ました。窓口が開設されるのは15:00からとのことでしたので、関内駅周辺を昼食を兼ねて散策してみました。久しぶりの日本大通りと馬車道でしたので懐かしさもあり青空の下、暑い盛りでしたが少し足を延ばしてみました。すると、昼食時間は大分過ぎていましたが、長い行列の出来ているお店を見つけました。通常であれば昼食時に10人を越える行列には、並ばないでスルーすることにしてきましたが、今回はスタジアムの窓口が開くまでにかなりの時間もあり、細君と相談し、並んで待つことにしました。既に20組以上の方が順番表にサインしていましたが、その最後尾にサインして待つことにしました。


     「天ぷら割烹「天吉」」の行列

 店は老舗天ぷら割烹「天吉」で、明治五年、創業150年の老舗のようです。私達は約45分ほど待ち、二階の掘り炬燵様式の座敷に案内して頂くことができました。
「伝統の技と現代の技を折り合わせた絶品の江戸前天ぷらを提供」と銘打っていましたので、名物と言われている「天丼セット」頂きました。看板に偽りはなく、魚介、野菜はいずれもその時季に旬なものを用いて丁寧に天ぷらとしており、カラッとしながらも、濃厚な嫌味のない味でこの上なく美味しく味わうことが出来ました。
 かつて小田原で、その地域随一と謳われていた丼専門店の味を遥かに超えているとの印象をもちました。さらに、価格もリーズナブルで、天丼、サラダ、お漬物、シジミのお味噌汁、アイスのセットで税込み990円でした。横浜関内駅前という立地でこの値段に店主の心意気を感じ、行列の長さも納得しました。

     「天ぷら割烹「天吉」」の内部

 食事の後、スタジアムの窓口でチケット交換のための行列に並びました。比較的前の方でしたが既に10数人の行列ができ、私たちが並んだ後も次々人が増え時間と共に80mを越える行列となっていました。早めに並んだ甲斐もあり、内野席が確保できました。ただ、球場に入れるのは試合開始2時間前とのことで、4時までは、スタジアム周辺を散策することにしました。

     「スタジアム周辺の街並み」

 いままで、「みなとみらい」や元町周辺は結構散策していますが、関内駅周辺を散策する機会はあまりなかったのですが、日本大通りと隣接する日本庭園「彼我庭園」等をゆっくりと散策することにしました。途中のオープンカフェでコーヒーを購入し、木漏れ日の下、通路の椅子で、のんびりくつろぐことが出来ました。なお、街は週末からはじまる「GREENROOM FESTIVAL」に向けて諸々の飾り付けが始まっていて、活気が感じられました。

     「日本大通り」

 くつろぎながらも、午後4時近くになったので球場に向かいました。先ずは楽しみだった広島カープの選手の練習風景を見学出来ました。横浜スタジアムはオリンピックの会場になったこともあり、収容人数が35,000人を越える大規模な球場となり、新たにボックス席も作られ、かつてのイメージがかなり一新されていました。

     「広島カープの選手の練習風景」

 いよいよ試合開始となりました。東京ドームや神宮球場でも幾たびか経験しましたが、各球場ではイニングの合間にいろいろなイベントが企画されていて、ショーとしても十分愉しめる内容になっています。各イニングごとに子供達を楽しませたり、観客への写真撮影と写真提供、さらには会場の照明を消してペンライトと青く輝くハッピースターダンスが盛り上がる、ブルーライトの景観は圧巻でもありました。

     「スタジアムを埋めるブルーライト」

 試合は、まず横浜ベイスターズが先取点1を取りそのまま0が続く展開でしたが、途中で同点になり結局延長戦にもつれ込みました。双方のチーム状況と貧打が続く中で12回まで行く可能性もあり、楽しいけど帰りの電車時間を考え、細君と話し合い帰ろうかとなりました。しかし、せめて広島カープの攻撃を見てからにしようと・・・腰を落ち着けました。その瞬間、小園のホームランが出て広島側は大盛り上がり、次のバッター末包も続いて二者連続のホームランとなりました。さらに、次の坂倉のヒットに続き、代打の野間にもホームランと、漫画的な展開となり広島フアンは大盛り上がりで、出来過ぎの試合となりました。

     「風船とばし」

 ここまで確認し会場をあとにしました。やはり負けを察した横浜フアンの方はぞろぞろと退場される方が多くいて、通路は既に満杯状況になっていました。家に帰ってネットで試合結果を確認しましたが、広島カープの勝利でした。やはり球場での観戦は臨場感と共に、フアンの方と一体感も感じられ愉しいものです。たまにはこういう横浜もいいねと、細君と語り合ったところです。


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4 コメント

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Unknown (tokinosekimori-kitaiwahara)
2024-05-28 08:53:31
実は私は、カープ初優勝からの隠れファンです。(隠れることもないのですが)
正直なところ、負けた日は新聞を見るのもいやです。
カープファンということで、ついコメントしてしまいました。
返信する
時の関守さんへ (ポエット・M)
2024-05-28 10:26:03
時の関守さん おはようございます。
嬉しいコメントを頂きありがとうございました。

「カープ初優勝からの」ファンとすれば、筋金入りですね。
私の周辺でも、そのようなフアンが結構いますが、私が申し上げるまで
その旨中々おっしゃって頂けないケースがあります。

「樽募金」等々、チームの成り立ちも含めて市民の熱い心に支えられた
広島カープの歴史は感動に満ちていますね。
1975年、古葉竹識監督の下で球団史上初のリーグ優勝をしましたが、
この時代からのカープフアンであった時の関守さんには頭が下がります。

かつても、そうだったでしょうが、カープチームの選手には一体感と言うか
皆「家族」の一員という印象があります。「One for all All for one」の
言葉が、無理なくそれぞれの選手の血肉になっているとの印象があります。
これがチームワークの底力になっているとも感じます。

これから交流戦になりますが、胸をはり、共に応援して参りましょう。
返信する
短歌投稿 (knsw0805)
2024-05-29 02:33:58
24年5月29日分
Shouさん、おはようございます。
浅間山明鏡止水です。
短歌投稿します。

「詞書」源氏物語や紫式部日記・紫式部集には和歌(巻名歌等)が沢山ありますが、その和歌の返歌を口語短歌で提出します。返歌は源氏物語の内容や進行に合わせてではなく、短歌に沿った言葉・単語や自然・地名からヒントをもらい詠みます。今週は源氏物語巻名歌から2首、紫式部集より1首の計3首提出しますのでご指導よろしくお願いします。

源氏物語巻名歌・20行幸(みゆき)
歌の背景
光源氏三十六歳。大原野への行幸で、冷泉帝の姿を目にして感銘する玉鬘に、源氏は宮仕えをすすめる。
「うちきらし 朝ぐもりせし 行幸には さやかに空の 光やは見し」 玉鬘

「あかねさす 光は空に 曇らぬを などて行幸に 目をきらしけむ」 光源氏

返歌
「自らが 出仕の気持ち 見せるのは 出過ぎたことと 思われもする」

「源氏から 内大臣に ありのまま 打ち明けること 思いめぐらす」

紫式部集・20
20 三尾の海に 網引く民の てまもなく 立ち居につけて 都恋しも
返歌
「琵琶湖では 漁師の姿 忙しく 恋しい都 離れて行くも」 
返信する
Kenさんへ (ポエット・M)
2024-05-29 10:13:30
Kenさん おはようございます。
いつも、早々に「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。

歌評、解説等は6月5日「水曜サロンの会」(その135)に
掲載させて頂きますのでよろしくお願いいたします。
返信する

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