「口語短歌・水曜サロンの会」(その100) 短歌の投稿を歓迎します!!
☆☆☆ 今回は100回記念となります。メッセージを頂き感謝申し上げます。
☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
☆☆☆ 短歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。
「口語短歌・水曜サロンの会」は、このブログにお立ちより頂いている皆様の
詠まれた短歌を、毎週水曜日に掲載し、その作品の鑑賞を行うサロンです。
短歌の初心者の方から、ベテランの方まで、所属する短歌会等を越えて、自由に
短歌を投稿し、鑑賞しあえる「賑わいのあるサロン」を目指したいと思っています。
皆様の短歌の投稿と、歌評、ご意見、ご提案等をお寄せ頂ければ幸いです。
「未だ咲く 酔芙蓉 八重」
「ブログ友の投稿短歌 交流コーナー」
【詞書】2023年9月2日土曜日BSNHKスペシャルライブ「おわら風の盆」の生中継を
やっていました。おわら風の盆は富山県富山市南西部八尾の盆踊りの一種ですが、
踊りと曲調に心奪われました。300年の歴史があるそうです。盆踊りとは思えない
歌と踊りで風土の哀愁を感じました。是非詠んでみたいと思いました。
☆哀愁に満ちた曲調風の盆 豊作祈るそろいの浴衣
☆民衆の神をしずめる法被姿 美しい振りに歴史を忍ぶ
☆風の盆独特な踊り切なくて 男女の恋も炎みえかくれ
浅間山明鏡止水さん
【解説】
「おわら風の盆」を詠った作品は、何れも「風の盆」の歴史と、本質を踏まえて
情趣豊かな作品になっていると感じます。
詞書にもありますように、八尾町で毎年9月1日〜3日に開催される「おわら風の盆」
は、日本三大盆踊りの一つに数えられる伝統行事ですが、江戸時代の元禄年間に
始まったと伝えられています。豊作と五穀豊穣を祈願する踊りとして、ユネスコ
無形文化遺産に今年7月に登録され、今もなお多くの人々に愛されていますね。
また、富山県を代表する観光イベントとして、毎年約100万人の国内外からの
観光客が訪れるおわら踊り。これは鮮やかな色合いの衣装が特徴で踊り手たちは、
三味線や胡弓の伴奏に合わせて、妖しく、そして軽快なステップで町を練り
歩きます。当然、そのような雰囲気の中、新たな恋も、さらには、再びの恋も
生まれるかも知れませんね。
三首目の歌を、そんな状況にフォーカスし詠んでみましたが・・・。
【ご参考】
★風の盆 胡弓の調べ切なくて 踊りにまぎれ君を見つめる
【詞書】カメラを撮る手汗がレンズに触れるこの頃ですが、収納時にシリカゲルが
増えると同時に、乾いた秋の風を待つ気持ちを詠ませて頂きました。
☆撮る手汗 触れるレンズの収納に
増すシリカゲル 待つ秋の風
【詞書】北陸と関東地方で、雨の予報が出ているのを見て、水不足やそれによる
農業の被害が解消される様に祈ったことを詠ませて頂きました。
☆北陸と関東地方 雨予報
水不足等 解消祈願
西BOOさん
【解説】
一首目、この季節のカメラ撮影の大変さを「撮る手汗」に焦点を当て詠んだ詠歌は
具体的な映像がイメージとして立ち上がり、「秋の風」にうまくつながり、心憎い
歌となっています。
カメラの収納にはカビ除けのため、乾燥材のシリカゲルが欠かせませんが、そんな
事柄も一首の中に無理なく詠み込んだ手並みも鮮やかと思います。
二首目、詞書及び詠われていますように、今年の夏は、新潟を始め水不足による
農業等々への被害が深刻な事態となっていましたが、今回の雨台風で、それらが
解消されるよう祈りたいですね。
記紀万葉の時代から、天皇や貴族が「雨乞い」を始め、自然や神々に対して祈りを
込めて和歌を詠んだ例が多く見られました。また、民衆も、農耕や漁業などの
生活において、神々に豊作や漁獲を祈願する和歌を詠んでいましたので、作者の
今回の詠歌はその延長に在るものと考えます。
【詞書】風の盆恋歌・・高橋 治著 新潮文庫
若い日に読んだ記憶から・・今年の風の盆を迎えて再読しました。
後半には短歌や俳句も掲載されていて、違った感想もありましたが、
いろいろな意味で心に残る感動の小説でした。
☆若き日に読みし「風の盆恋歌」に酔いしれし日の不倫という愛
☆酔芙蓉は情念の花と思いしよ恋いに悔いなし紅の残像
☆待ち待ちた死出の衣に織り込みし「夢」「幻」の牛首紬
夕庵さん
【解説】
詠われた、高橋治の「風の盆恋歌」は、若い頃に惹かれ合いながらも、別々の道を
歩んだ男女が、20数年ぶりに再会し、新たな愛を育むという物語でしたね。
富山県の八尾町の風景や、「おわら風の盆」の描写が美しく、主人公の二人の
心情描写がとても繊細で、感情移入しやすかったと記憶しています。
不倫という禁断の恋をテーマにしながらも、決して大げさには描かずリアリティ
のある物語に仕上がっていたと感じました。
二首目の下の句、「恋いに悔いなし紅の残像」は、この物語の核心を表現した
歌でもありますね。八尾町の軒先に咲いた、純白から紅に染まる酔芙蓉の花も
二人の道行きを暗示し象徴的に描かれていたと思います。
なお、三首目の「牛首紬(うしくびつむぎ)」とは、石川県の白石市で作られて
いる織物を指し、玉繭と呼ばれるものから糸を紡ぎ、手作業で織られている丈夫で
美しい絹織物とのことですよね。「死出の衣」に選んだ作者の想いも偲ばれます。
願わくば、このような短歌も詠んでみたい、と思わせられた素敵な三首です。
「紅に染まる 酔芙蓉 八重」
【詞書】水曜サロンの事を即興で詠んでみました。
百福とは百の幸い、たくさんの幸せという意味です。
☆百回を迎へ瑞雲沸き立ちて 百福集ふ水曜サロン
【詞書】もう一首出詠します。
☆ワンピース着て丁寧語 京洛に 君と初めて会ひし夏の日
みっちっちさん
【解説】
一首目、「水曜サロン100回記念」への短歌も詠んで頂きありがとうございます。
次の200回を目指して、皆さんと「短歌の広場」を盛り上げて参りたいと思います。
二首目は、夕庵さんもおっしゃっていましたが、作者の「若かりし頃の初々しさ」
が感じられる透明感に溢れる爽やかな歌と感じました。
なお、「会い」から「逢ひ」に変更されましたが、この歌では初めての出会い
でもあり、ニュアンスからすると「会ひ」でもよろしいかと考えます。
お付き合いが深まった段階でお会いする場合は「逢ひ」を用いられたらと考え
ますがいかがでしょうか。なお、推敲結果掲載の通り「会ひ」となりました。
【詞書】最近はバタバタと忙しくて、あけび歌会の毎月の八首詠も落着きのない
短歌になっています。もう一月もすれば、通常の日々になりますのでサロンの
お仲間と共に楽しく詠草したいと思っています。
☆時かさね
集ふ喜び
サロン生(な)る
友の一首が
励みとなれり
リコさん
【解説】
最近は、嬉しいことですが文章力の高い方の出詠もあり、毎回編集ではブログの
文字数制限との格闘をしております。この種のブログでは制限は当然でしょうが、
皆さんの短歌と、詞書等も作品として鑑賞していけるよう努力してみたいと
思っています。
詠って頂いたように、このサロンでは「友の一首が 励みとなれり」と感じる
ことが数多あり、未だ未知の事もあり、歌友の方から学ぶことの連続です。
これからも末永いお付き合いをして頂ければ嬉しい限りです。
【詞書】ふだん思っていることを詠みました。
☆前の世の どこで出会いし
不思議なる 君との出会い ふと二度見する
【詞書】ブログに父との思い出を下書きで書いていました。なにか、書けそう
だったので、詠んでみます。
☆生涯で たった一度の
みそにぎり 我が子につくる 亡き父の記憶
tokinosekimoriさん
【解説】
一首目の歌は、誰しもが一度は経験をする事柄ではないかと思っていますが、
うまく短歌に詠む手並みは流石と思います。
上の句の「前の世の どこで出会いし」という表現が、とても印象的で不思議な
縁を感じさせる言葉です。そして結句の「ふと二度見する」は、その不思議な
出会いの印象が強く、思わず二度見してしまうという様子が描かれています。
特に、上の句の「前の世の どこで出会いし」という表現が、この短歌の核を
なしているように思います。豊かな感性と表現力を感じさせる短歌だと思います。
二首目は「みそにぎり」を「生涯で たった一度」作ってくれた。その記憶に象徴
される父上の優しさと、父の我が我が子に示した愛情が、作者の生涯にどれだけ
励ましと、勇気を与えて来たかを思い浮かべています。
私たちの世代にとっての父親は、怖くて煙ったくて乗り越えるべき存在でしたが、
幼少期にこのような事実を通して、父上の優しさに触れた作者は幸せな方と
思っています。そんな想いが浮かんで来る、しみじみとした良い歌と考えます。
【詞書】YouTube短歌:熱帯夜の想い 宇多田ヒカル FIRST LOVEを聴いて
☆暑くて眠れない夜
苦しさだけが増幅する
First Love
自閑さん
【短歌説明】自閑さんご自身の説明です。
私にとっては宇多田ヒカルと言っても、藤圭子の娘か?と言うだけの世代です。
とは言っても彼女も40歳。この曲も1999年の作品、今の若い子には馴染みも
無いでしょう?苦しげに歌う彼女の想いは?と思いました。
下記URLに彼女の歌を貼り付けておりますので、御覧戴ければ幸いです。
https://blog.goo.ne.jp/jikan314/e/1bf4807a4c91797f0756771ec62cf662
【解説】
熱帯夜。暑さで寝付けない夜は、昨今のうち続く炎暑の中で、誰もが経験して
いることでしょうね。
この歌の「苦しさだけが増幅する」は物理的な感覚として表現されていますが、
他の要因による哀しみ、苦しみ等も暑さによってさらに増幅されていることを
暗に表現しています。その苦しさは、宇多田ヒカルの曲「First Love」に関係して
いることが示唆されています。この歌詞は、失恋した主人公の心情をシンプルで
ストレートな言葉で表現していますが、この曲を明示することで詠歌の物語性を
感じさせることに成功していると感じます。
また、「First Love」は、曲の冒頭から、切ないメロディーと、宇多田ヒカルの
透明感のある歌声が印象的です。この詠歌は熱帯夜の暑さや失恋という普遍的な
テーマを扱っているため、多くの方が共感できるものとなっていると考えます。
【詞書】はっきりと見えたんですね、オリオン座が。何だか“冬の先触れ”みたいで
時の過ぎゆく早さをめちゃくちゃ感じてしまいました。(綺麗でした!)
☆まだ明けぬ暗き東の空低く
オリオン輝く初秋の4時かな
【詞書】9月11日は母の87歳の誕生日で、山梨県産の葡萄が割引き品であったので
誕生日祝いに買って帰りました。夕食時に渡したらそれでも「いや~忘れてたわ。
ありがとう……大きい葡萄やなー」と喜んでくれました。
☆スーパーの割引きと言えど大粒の
葡萄を母に「誕生日やろ」と
ちがやねこさん
【解説】
一首目は、作者の得意分野の詠歌ですね。ISS(国際宇宙ステーション)は生憎雲に
隠れて見えなかったものの、オリオン座がはっきりきれいに見えたとのこと。
そこから、季節の移ろいを感じ取り歌に表現する手並みは鮮やかです。
二首目、お母様のお誕生日を心からお祝い申し上げます。この歌から、作者の
日ごろのお母様との、さらにお父様との関係性が垣間見え、ほっこりと
させられます。このような歌こそ詠みたいものと願わずにはいられません。
また、あの「9.11」が誕生日とのこと、まさに「祈りの日」ですね。
三首目は、100回記念のメッセージの欄に掲載させて頂きました。ご了承
頂ければ幸いです。
また、ブログの文字数制限の関連で詞書を編集させて頂きました。ご容赦
頂ければ幸甚です。
「未だ咲く アメリカデイゴ」
☆------------☆ 「ネット歌会」開始 ☆-----------☆
「ネット歌会」として展開された詠歌を掲載致します。
注) ☆:元歌 ★:返歌
☆ワンピース着て丁寧語 京洛に 君と初めて会ひし夏の日
みっちっちさん
★雑踏に娘(こ)は駆けよりぬ つば広き 夏帽子着てスマホかざして
夕庵さん
★駆けて来る君を見つめて 夏帽を千切れるほどに振り駆け寄らむ
みっちっちさん
★駆けてくる幼児をひょいと肩車パパと楽しむ花火大会
夕庵さん
★肩車されて夕陽を見し我よ 夢うつつなる父の思ひ出
みっちっちさん
★朱に染めて紀淡海峡に夕陽落つ目の離せない露天の湯より
夕庵さん
★布引の滝を横目になほ登り 落暉前いざ有馬温泉
みっちっちさん
★太閤の愛でしさくらよ有馬の湯 橋の袂で待つねねの像
夕庵さん
★金銀も濁りの湯をも堪能し 山の疲れの五体投げだす
みっちっちさん
★この日まで自分の足で歩けるを親に感謝と自負するこころ
夕庵さん
★スポーツはフットワークの軽さなり 蝶のやに舞ひ蜂のやに刺す
みっちっちさん
☆------------☆ 「ネット歌会」了 ☆------------☆
☆酔芙蓉 宵に染まるや 風の盆 笠に隠して君を偲ばん
ポエット・M
【解説】
「おわら風の盆」は、今回、浅間山明鏡止水さん、夕庵さんも詠んで頂いて
いますが私も詠ませて頂きました。かつて、現役時代に出張の日程を調整し
「おわら風の盆」を訪ねたことがありましたが、その時の情景と、夕庵さんも
触れられた、高橋治の「風の盆恋歌」の世界を借景に、物語としての短歌を
詠んでみました。従ってこの歌の主人公は架空の存在です。
盆踊りの沿道には、紅に染まった酔芙蓉が咲き、胡弓の切なげな響きが祭りの
情趣を一層深めています。なお、「偲ばん」という表現は、「偲ぶ」という
動詞の未然形ですが、想いがいまだ叶っていないことや、叶わないことを悟って
いる様子を表してみました。
「紅に染まり始めた 酔芙蓉 八重」
「山法師 短歌の章」鑑賞 紅林茂夫著(8)
「山法師」はエコノミストでもありました著者の経済学の論文を始め、小説、
短歌等を著者により厳選されものを集めた著書です。つまり著者の個人的な
好みが濃厚に反映された著作渾身の著書でもあります。
私の短歌の師の一人で人間的にも尊敬する方でもありましたが、その著書から、
短歌を抄出し三首づつ紹介させて頂きます。
3.「短歌の章」 細川ガラシャ(1)
神の手の愛に抱かれねむるとも
戦国のおみなの運命(さだめ)と言はむ
竹群は深く幽けくめぐりたり
キリスト者ガラシャ此処にねむれり
清らかにゆたかに命終わりけむ
ガラシャを包む ほむらを見たり
「未だ咲く 百日紅 薄紅色」
【水曜サロン 100回記念のメッセージ】到着順です。
西BOOさん
次回で100回記念という事で、少し早いですがおめでとう御座います。
ポエット・Mさんへ
感謝! 感謝!
みっちっちさん
水曜サロンが次回100回という事でおめでとうございます。
毎回楽しく参加させて頂けるのはポエットMさんのお陰と感謝しております。
そこでそんな水曜サロンの事を即興で詠んでみました。
百福とは百の幸い、たくさんの幸せという意味です。
☆百回を迎へ瑞雲沸き立ちて 百福集ふ水曜サロン
リコさん
100回記念おめでとうございます。
誰かが事務方を辛抱強く努めないと会は続きません。
貴方は毎週、膨大な投稿を30000字に纏める大変な作業をして
くださっています。本当にありがとうございます。
サロンは質が高く、和気あいあいと楽しいですね。
夕庵さん
100回記念おめでとうございます。
私が「水曜サロン」への未知のドアをノックしたのは、丁度一年前の9月でした。
あっという間の1年でした。その記念の月がサロン100回目だとは何と嬉しい
ことでしょう。最近は毎週三首を目標にメモと鉛筆が手放せません。
ポエットMさんの深い鑑賞力の解説は静かに私の心に響き不安になる歌作りに
大きな力となります。
また、返歌という初めての楽しいジャンルにも挑戦中です。お顔もお年も
解らないままに、深い連帯感を感じます。
また短歌を詠まれない方からも、確かな鑑賞のコメントをいただき、
このサロンの広い繋がりを感じます。
ポエットMさん、サロンの皆様これからもご指導のほどよろしくお願いします。
そしてこのサロンが益々大きな輪となって発展されますようお祈り致します。
☆志ひとつに仲間は集いたり「水曜サロン」はわがオアシスに 夕庵
ちがやねこさん
100回目の「口語短歌・水曜サロンの会」ですね。おめでとうございます!!
わたしなど随分新参者で、拙くもあまり上手いとは言えない歌を褒めて下さり、
添削して下さり、ほんとに有難うございます!100回ってことは週1回としたら
2年ぐらいなんですか?何にせよ1年、2年続けるのって大変でしょうし、
凄いです。どうぞお元気でずっと続けて下さい。
私も何か見たり感じたりしたことを短歌として綴っていくよう精進します。
(上手くできそうなら返歌にも挑戦してみたいです)これからもよろしく
お願い致します。
☆この度は ポエットMさんの歌の会
100回数えてめでたやめでたや ちがやねこ
皆さんのメッセージへの、ポエット・Mの御礼メッセージ
「100回記念」のメッセージと、短歌をお寄せ頂きありがとうございます。
皆さんの継続的な出詠と、励ましで何とか100回まで継続できたと思っています。
これもひとえに皆さんの、ご尽力とご協力の賜物と改めて感謝申し上げます。
当初は、浅間山明鏡止水さんと「現代仮名遣い、口語短歌」等の、短歌の交流
広場が出来ないかとの素朴な発想で出発しました。また、所属する短歌会や、
結社に縛られない自由な発想で短歌を詠みあえればとの想いもありました。
歌人の友人が冗談交じりに言うことに「花壇に忖度しないとんでもない発想」
との指摘を受けましたが・・・。
SNSやチャットGPT等が、短歌の世界にも入り込んでくる時代に「結社が・・・
云々」は無いでしょうとのことでやってきましたが、お陰様で多くの皆さんの
御支持を頂き継続することが出来ました。
夕庵さんからは「深い鑑賞力の解説」とのお言葉を頂き恐縮しております。
皆さんの作品を深く理解するには私自身力量の不足を感じる場面が多々あり、
かなり的外れな歌評もしているのではないかと、反省しきりでもあります。
私は、戦後に生を受け、コンピュータのソフトウエア開発と言う、かなり
オタッキーな工学の世界に身をおいてきましたので、国文学等はかなり敬遠
して参りました。このため短歌の作歌、文法、さらには歴史等の基礎は殆ど
身に着けていないことを痛感しております。ただ、業務の傍ら細々続けてきた
短歌に「昨日の味方が、今日は敵」ような、厳しいビジネス戦線の場面で幾度か
打ちのめされた心を、救われる思いも一方ではして参りました。
さらに「深い連帯感を感じます」とのお言葉も頂戴致しました。この言葉を心に
刻み、それに叶うよう精進を続けて参りたいと思います。
また、「ネット短歌」での「返歌」は、皆さんの取り組みで、新たなジャンルを
築きつつあり楽しみにしております。大いに発想を広げて継続して頂ければと
思います。これからもよろしくお願いいたします。
【ネット歌会について】
「ネット歌会」は、「お題」を決めて短歌を詠みあうという方式ではなく、
「水曜サロン」へ掲載された、各位の歌に対して「返歌」するという自然発生的な
歌会です。従って掲載された歌の中に自分に響くものがありましたら、それへの
返歌として大いに詠んで頂き、コメント欄に記入して頂ければ幸いです。
【運営にあたって】 注)文頭から移しました。
(1) 投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
(2) おひとり様 3首まで(1首でも可)コメント欄に投稿願います。なお、ブログの
字数制限(コード30,000字)によりコメント等編集させて頂く場合もあります。
(3) 口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
(4) 投稿頂いた短歌は、そのまま掲載します。皆様から感想等頂ければ幸いです。
(5) 作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
(6) 掲載順序は、原則本ブログのコメント欄への到着順と致します。
(7) 掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
了