ときどりの鳴く 喫茶店

時や地を巡っての感想を、ひねもす庄次郎は考えつぶやく。歴史や車が好きで、古跡を尋ね、うつつを抜かす。茶店の店主は庄次郎。

色づく公園 ・・・

2014-10-22 10:26:35 | 写真と詩歌

色づく公園 ・・・

○ 初紅葉とて 薄々と ありそめし  ・・汀子

紅葉 ”だんだん” ・・・

 

稲畑汀子の初紅葉の句 ・・・                    
この「ありそめし」は、難解である。
○蝋梅の香の一歩づつありそめし   稲畑汀子
これも、稲畑汀子の句であり、汀子は「ありそめし」を多用する。
だが、「ありそめし」は巷では余り見かけないのだ。
要するに意味不明だが、汀子の俳句に登用されると、にわかに輝いてくる。
そこで、普段使っていない凡人の脳みそを、最大限活用して解釈を試みると ・・・
「あり」を「存在」とか「存在感」として、
「そめし」を「だんだん増してくる」とすると、・・・
・初紅葉 の句は、紅葉の色がだんだんと増してくる情景が ・・・ 
・蝋梅 の句は、蝋梅の香りがだんだんと増してくる情景が ・・・ 
 ・・・ 眼前に映し出されるようだ。
僕は稲畑汀子なる人を知らない。知らないが、この句は秀逸。


 

色づく 木の実

秋の公園は 小鳥たちの”食料の宝庫” ・・・”サンザシ” ・・常磐山査子か?常磐というからには、紅葉しない灌木か?

小鳥が群れているのを見かけるが、人が食べれるのか ・・?


 近いうち 安行の”紅葉園”と 11月に、飯能の”能仁寺・天覧山”に、紅葉を見に行きます。


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2 コメント

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初紅葉、、 ()
2014-10-25 11:04:12
初紅葉、、、の句、庄次郎さんらしい解釈ですね。
あまり難しく考えずに、、ありそめし、咲きそめし等の
そめは初の意で、しは強調のしと思います
おそらく和歌や連句から来た言葉と思いますが
初紅葉の初めての発見、感動を読み取ればいいのでは、、私も感覚で読み取っているだけでよくは解りませんが、、

稲畑汀子は私の所属する日本伝統俳句協会の
会長で高浜虚子の孫。伝統俳句(古い俳句?)の巨匠、埼玉には金子兜太という現代俳句の巨匠がいますよね。
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RE:そめし・・ (庄次郎)
2014-10-25 19:02:25
なるほど、そめし・・・は初めし・・ですか。
そういえば、藤村の詩に「まだあげ初めし前髪の・・・」というのを思い出しました。あの詩で、”初めし”の漢字は使われていたのでしたね!
つい思い込みで、”そめし”を”染めし”としてしまいました。

思い込み、思い違いをしましたが、全体のあの句の読み方は、ほぼ”正しい”みたいなので、ホッとしています。
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