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ときどりの鳴く 喫茶店

時や地を巡っての感想を、ひねもす庄次郎は考えつぶやく。歴史や車が好きで、古跡を尋ね、うつつを抜かす。茶店の店主は庄次郎。

一月の紅梅 三室・文殊寺にて

2014-01-30 21:39:27 | 日記

ぼつぼつ、春の便りが届いてきます。

紅梅が咲き始めています。

   

               ○紅梅の紅の通へる幹ならん  高浜虚子

隣は、寒椿・・・

 

昨年暮れに捻挫し、ほぼ治ったのですが、階段の下りだけいまだに不安です。なるべく遠出は避けています。

ここは、三室の文殊寺。・・・古くは氷川女体神社の境内にあった寺です。神宮寺であった当時は、廃寺寸前だったようです。寺伝によると、30坪の本堂と文殊堂があり、大般若経(玄奨三蔵訳の経典で六百巻)を収蔵し、毎年正月8日、天下泰平・五穀豊穣の転読会が催されていたといいます。

・・文殊寺

氷川女体神社の社宝・大般若経の写経文を廃仏毀釈のときの危機から、寺ごと移設管理して、当地に移りました。寺の駐車場に、紅梅と寒椿は咲いていました。

春の便り 紹介 ・・・   春のお知らせ・・・蕗の薹の顔を見た  比企さん

蕗の薹は未だ見つけていませんが、他にも、春を、散策のついでに探してみようか、と思っています。

 

 

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遮光器土偶 馬場小室山遺跡 in 三室(浦和)

2014-01-30 04:36:28 | 史跡

  ・・遮光器土偶 *写真は”遮光器土偶”画像より転用

遮光器土偶が三室の馬場小室山遺跡から発見された。

・・・馬場小室山(三室)からは縄文時代中期から晩期にかけての集落跡、土壙群などからなる夥しい量の遺物を包含する大遺跡が発掘されている。ここからは人面画付土器や遮光器土偶も発見され一躍脚光を浴びることになった。また、この遺跡と一部重なるように隣の大字三室字東宿からは弥生時代後期の集落跡も発掘されている。・・・

この宇宙人みたいな、少し滑稽な土偶は、古代日本人を表現しているなどと到底思えない。それに、まるで眼鏡をかけているようにも見える。・・・これはいったい何なんだ?!・・・

三室は古代、”聖なる地”であったと言われる。氷川神社の発祥に、地元神を祀る”荒脛巾”という神がいたという。神は火を操り、産鉄の技術を持っていたらしい。

そこで、空想だが・・・大胆な仮説で、”たたら”で鉄を造る時、火力を強めて目を痛めるのを防ぐための”眼鏡”だったのではなかろうか・・・と思う。滑稽な空想であるとは思うが、意外と信じている自分がいる。

そしてもうひとつ・・・鉄の製法は渡来人によってもたらされたというが、渡来人秦族の中に、製鉄の技法をもった”タタール人”がいたのではないかと・・・根拠は何もない。

 ・・小室山遺跡・小室山

  ・・小室山風景

 ・・祠に ”小室社”とあります。

 ・・

付近に、”武蔵武芝”に繋がる氷川女体神社の宮司家を勤めた武笠家もあります。

 

 

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