「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

跳梁跋扈する静空御用学者、需要水増しの元凶学者が本年度三つめの県委員に就任

2011-08-22 21:10:00 | ノンジャンル
静岡空港の需要予測の課題の最大の原因は新千歳路線の水増しにあることは初年50万人の県予測に対し12万人の利用者という現実が如実に物語っているが、この水増し予測に最大の貢献をしたのが静岡空港に羽田よりも安い運賃設定をして水増しに貢献した御用学者3名である。

御用学者の跋扈については森地茂について過去指摘し、予想どおり役人の期待にこたえた答申を出したが、
今日、知事会見で明らかにされたのは、前記御用学者3人組の一人兵藤哲郎の「伊豆地域の道路整備のあり方検討会」委員長への就任である。
この兵藤哲郎は今年1月に鈴与救済への布石的な「ふじのくに物流シンポジウム」に森地茂とともに招かれた後、5月31日には県の「交通ネットワークビジョン検討委員会」委員に就任、6月20日にも県の「ふじのくに戦略物流研究会」委員に就任している。
しかもこの「ふじのくに戦略物流研究会」の会長には森地茂が就任しているのだから役人と御用学者の蜜月ぶりが際立つ。

福島原発の失態の責任を取って更迭されたかに見えた経済産業省の3人が、実は早期退職扱いで退職金割増という事実が明らかにされ疑問が呈されているが、現実に静岡県では本来失敗の責任を取るべき者らが県政をほしいままにし御用学者を重用して空港同様県政を誤った方向に導いている。
今日の知事会見での、天竜川の川下りの事故を起こした第三セクター天竜浜名湖鉄道に安全管理のため静岡県からの役員ポストをという知事の考えは、まさに役人の入れ知恵。
事故と県の役員ポストにどのような因果関係があったといつどこで分析されたというのか。
不幸な事件を逆に県の天下りポスト拡大に利用しようなどという発想自体が今の県庁の性格を物語っている。お茶の放射能検査拒否が知事の口を介し、世論の批判を受け撤回されるまでの間、当然のごとく主張され続けたのもなんら不思議ではないことがわかろう。
県民に背を向け組織防衛に走る県政に未来はないということになぜ気付かないのだろう。
愚かである。