JALと県との間で合意されていた静岡空港開港時の就航が白紙となっていたことが16日明らかになった。
この日、知事は事態打開のためJAL本社を訪ね就航を要請したが、対応したのは副社長で「前提が変わっているので路線、便数、就航時期すべてを再検討している段階」と、あっけない。
しかし、そこは前向きに解釈するのが得意の知事のこと、「再開できる期待を持てる話だった」と会談後の会見で述べたそうだが、調子に乗って税金の過剰投入はしてもらいたくはない。
今後しっかりチェックしていかなければならないだろう。
それにしても、全国初とか全国一とかプラスの情報は過剰ともいえる広報・宣伝をするくせに、主権者たる県民にとって重要にもかかわらず、この手のマイナスの情報は積極的に明らかにしない。
結局は組織防衛の論理が先行し、県民の知る権利だとか利益というものはお題目としてしか捉えていない。
公金横領容疑で逮捕状が出ている元県職員に失踪後退職金が支給された事件の公判で、県は証拠となる失踪職員の欠いたメモをプライバシーを理由に公開しないように裁判所に申し立てていたが、これも、16日までに「理由がない」として静岡地裁から却下されていたことが明らかになった。
退職金支給は不当として訴えている原告代理人が「行政権力の恣意的な情報操作につながることを危惧していたので、ほっとしている」(朝日新聞)と話したそうだが、もっともだ。
未だに県民の利益よりも組織防衛のための行政に汲々とし、派手なパフォーマンスの影で陰湿化を深める県に、いつになったら光が差し込むのか。
今や全く打開の糸口がつかめない。
この日、知事は事態打開のためJAL本社を訪ね就航を要請したが、対応したのは副社長で「前提が変わっているので路線、便数、就航時期すべてを再検討している段階」と、あっけない。
しかし、そこは前向きに解釈するのが得意の知事のこと、「再開できる期待を持てる話だった」と会談後の会見で述べたそうだが、調子に乗って税金の過剰投入はしてもらいたくはない。
今後しっかりチェックしていかなければならないだろう。
それにしても、全国初とか全国一とかプラスの情報は過剰ともいえる広報・宣伝をするくせに、主権者たる県民にとって重要にもかかわらず、この手のマイナスの情報は積極的に明らかにしない。
結局は組織防衛の論理が先行し、県民の知る権利だとか利益というものはお題目としてしか捉えていない。
公金横領容疑で逮捕状が出ている元県職員に失踪後退職金が支給された事件の公判で、県は証拠となる失踪職員の欠いたメモをプライバシーを理由に公開しないように裁判所に申し立てていたが、これも、16日までに「理由がない」として静岡地裁から却下されていたことが明らかになった。
退職金支給は不当として訴えている原告代理人が「行政権力の恣意的な情報操作につながることを危惧していたので、ほっとしている」(朝日新聞)と話したそうだが、もっともだ。
未だに県民の利益よりも組織防衛のための行政に汲々とし、派手なパフォーマンスの影で陰湿化を深める県に、いつになったら光が差し込むのか。
今や全く打開の糸口がつかめない。