わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

日本サイコー!でも暑すぎ…の9・城巡り編

2012-08-08 | 旅行
 わに親子の城巡り、遂に九州遠征で、次のターゲットは、日本三大名城の一つ、熊本城。日本のお城最高の美女が白鷺城なら、イケメンNo.1は熊本城ではないでしょうか。新幹線さくらにも乗ってみたいし、くまもんグッズも欲しいよね、馬刺しってのも食べてみたいがや、ってんで、初の九州上陸。まずは市庁舎の展望室からお城を見下ろし、お昼に熊本ラーメンを食べる。元祖熊本ラーメンのお店だそうですが、なぜか厨房でラーメンを作ってくれたのは、フランス人のお兄ちゃんでした。美味しい物は世界共通?肝心のラーメンは、コクはあるのにあっさりしたスープと、腰のある細麺で、とれびあ~んでしたが、自慢の揚ニンニクは揚がり過ぎて黒焦げ。入れると焦げっぽい味になって、ちと残念だった。

 お腹も一杯になったところで熊本城へ。ここの天守も、西南戦争の折に焼き落ちてしまいました。出火の原因は、未だに確証が得られないそうです。今、建っている大天守と小天守は1960年に復興されたもので、外観はそのまま復元されたものの、内部は復元のために寄付した方々の名前が連なっており、結構がっかり。最近、復元されたばかりの本丸御殿大広間も、豪華絢爛なのは伝わってくるけど、なんか白々しくて、同じく復元された彦根城の表御殿のような風情は感じられませんでした。とはいえ、小さな城の天守と比肩する宇土櫓や、それに続く櫓の部分、上級武士の暮らしを偲ばせる旧細川刑部邸は、かつての姿をそのままに残して、見応えのあるものです。現在は未公開の宇土櫓の地下一階部分、二階櫓の二階も、いつか公開してほしいものです。復元もいいけど、既にある本物を、もっと重視して欲しいかもよ。


雄々しい姿です


暑い中ご苦労さまです


 このごろの城跡では、戦国時代の武士の扮装をした案内役や、彼らのパフォーマンスが流行っているようですね。大阪城前では、お笑い芸人みたいな兄ちゃんが、ギャグを飛ばしながら風船芸してましたが(ちょっとは反応してくださいよ、でないとオレ、ただの変な人やん、ってお兄ちゃんのお願いが切実すごて一番笑えた)。熊本城では、ご丁寧にも案内の男性は全員がコスプレでした。一方、女性は普通の服装で、ここんとこ、ちょっと謎。いっそロリ顔の女性を雇って、小袖に鬘にしたら、萌客にウケるんではないかと。

 ところで、熊本城の珍しい二連天守閣、小天守は密かに太閤秀吉の遺児、秀頼を迎え入れるためだったという説があるそうです。竹生島では豊臣大坂城唯一の遺構に出会い、大阪城訪問を経て、熊本でも豊臣家に触れるとは、不思議なつながりを感じます。徳川の墓所から始まった今回の旅だけど、大阪の子は豊臣に回帰すべし、ってことかな?

 若息子は前日が誕生日で、お祖母ちゃんにお小遣いをもらったばかり。取っ手が拳銃型になった傘を買ってご満悦。私がちょっとお高いので買うのを迷っていた、くまもんの枕カバーも買ってくれました しかし!断固として馬刺しは食べさせてくれませんかったことよ(TT) 馬を食べるというのは、彼的には、犬や猫を食べるのと同様だったようです 母さんが食べたきゃ勝手に食べりゃいいけど、ボクは絶対やだ!ってんで、馬刺し屋に行けず。仕方ないんで、こっそり駅前ビルの馬肉の燻製の試食を味見してきたさ~

 
 現在、天守が残っているのは、弘前、松本、犬山、丸岡、彦根、姫路、備中松山、松江、丸亀、松山、宇和島、高知の12城で、うち、松本、犬山、彦根、姫路の4城の天守が国宝に指定されています。次の訪日時には、松本、犬山両城を攻略したいですね。それに、食べ物の美味しい九州も、もっともっと探索したい!


おまけ

駅前ビルの公衆トイレ前にいたくまもん。
もう少し優遇してあげてもいいんじゃないかと…

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