わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

アメリカ史上最大の大学入試不正事件にびっくり

2019-03-13 | アメリカのニュース
 だってアメリカの入試って、日本みたいに試験の結果で白黒付けるっていうんじゃなくて、高校時代のスポーツ参加やら、ボランティア経験等も考慮されるので、下駄を履かせるのも簡単そうだし、なにより親の寄付金額とかも重要じゃありませんか?トランプや娘のイヴァンカが名門のペンシルヴァニア大学のウォートン・スクール出てるのも、金積んだら入学できるって証明しているようなもん。

 今回の事件で、自分の子供を裏口入学させるために大金をはたくことなんかできない庶民の私が知ったことは2つ。替え玉受験や回答修正とか出来るんだぁ~、という驚きの事実と、その見返り金として支払われたといわれる数千万程度の寄付じゃ、受け入れてもらえないんだ、って事。

このニュースを伝えるYahoo!の記事によると、
入試準備クラスに通うことのできる富裕層の子どもたちは、ぶっつけ本番で試験を受けなくてはならない子どもよりも有利な立場にある。そのつながりは明確にはされないが、相当な額の慈善寄付を行うことは合格するためによく取られる手段だ。大学施設などの建設に十分な資金を提供した最富裕層には、入学が何世代にもわたって保証されることもあった。

 トランプ親子だけではなく、決してお勉強の出来なさそうなジョージ W.ブッシュも、天下のイエール出てるもんねw

 今回、名前の挙がった南カリフォルニア大学なんて、学費も超お高いので有名で、授業料だけで4年で7万ドルはかかるそうです。それにLAど真ん中のお家賃等も考えれば、費用は相当なものに。あと、中国からの留学生が超大いのも有名。キャンパス、中国人だらけ、中国語だらけで、ここは何処?なる。要は、金持ち学校ってことなので、今回、マクグラシャン被告が、息子のUSC入学のために支払った25万ドル程度の寄付じゃ、大学側に受け入れてもらえるレベルじゃないんでしょう。

 裏口で受かったセレブの子供たちのせいで押し出されてしまった子がいたら可哀そうだけど、裏口とばれて大恥かいた本人たちも辛いでしょう。流石に、退学させられなかったとしても、自主退学するしかないようねぇ。押し出された子達は、名門校に受かっていたかもしれないくらいだから、きっと他のいい学校にも受かっていたに違いない。むしろ、本当に本人の知らないところで親が勝手にやってたなら、相当なトラウマだと思う。

 うちの息子たちは、のほほ~んと志望大学に受かって、のほほ~んと楽しく大学生活を送っているけど、高望みせず、身の丈に合った学校を受けたからだと思う。私は、一応アメリカでは「難関」といわれる学校の大学院に行ったけど、学部生たちの授業についていこう、良い成績を取ろう、そして周りを出し抜くための競争は壮絶でした(大学院はそれほどでもない)。実力もないのに難しい学校に行ってた子達は、中で苦労してなかったんだろうか?それとも、お金積んで家庭教師付けたり、レポートの代筆やってもらってたんでしょうかね~?

 でも、裏口入学なんて、今に始まったことじゃなくて、昔からあったと思うのですが、今更、なんで急に大々的に操作したのかしら?なんとなく勘繰っちゃう…

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