わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

グレンデールの慰安婦像、続き

2013-10-10 | 時の話題
 何だか、昨日の今日みたいな話題ですが、公園に従軍慰安婦層をぶっ立てて顰蹙を買いまくった、LA郊外グレンデール市の現市長が、日本の番組のインタビューで「後悔してます」なんて言って、更に顰蹙を買っているとのこと。その市長のインタビューの模様は、ここを見て下さい。何を今更、自分だけ言い逃れしてるんだよ!って感じ。正直、インタビューしてる日本人女性のツッコミの足りなさとか同意っぷりが、このインタビューのアホらしさを増長しているとは思いますが、もっと英語の達者な人か、通訳を通したほうが良かったんじゃないかな?現市長のお父さんやお母さんお話なんぞ、誰も興味ないって!取材後の強い言葉を、このブレブレな現市長とのインタビュー中に投げつけて欲しかった。アメリカに住んでると、日本といえば、俺のお父さんはナニナニこれこれなんで、日本とは縁があるから日本が好きで云々かんぬんとぼつぼつしゃべり出す白人おやじには、しょっちゅう遭遇して、面白くもない話を聞かされるんだけど、このインタビューは当にそれだ。

 この現市長は、グレンデールが全米で日本に一番嫌われている市になってしまったなんて言ってるけど、私自身も、つい数週間前にお隣のバーバンク市に行くため、グレンデールを通りがからねばならなかった時に「あー、ヤダヤダ、とっとと通り過ぎたいよ」って思ったもん。像を建てた事自体に加え、グレンデール、姉妹都市の東大阪市が慰安婦像維持の基金設立したり他所にも像を立てるとかって嘘を書いて、講義文書2回送っても無視しているところも許しがたい。

 同じく、­グレンデール市に続いて慰安婦像設置が持ち上がったブエナパーク市では、エリザベス・­スイフト市長が、それを一蹴し、しかも今、市のファイスブックでは、以前ここでリンクを貼ったテキサス親父の、従軍慰安婦は強制連行された性奴隷ではなく厚遇された売春婦だったことを示す米国公文書をあげたクリップを公開中。グレンデール市とブエナパーク市では政治形態が少し違って、市長の権限が違うとはいえ、この差は大きい。

 私はキムチもコリアン・スパも好きだし、個人的には韓国に対し何の恨みもないけど、こういうことがあると、やっぱりムカつく。その「ムカつき」は、こんなものを建てた在米韓国人協会には呆れるけど、何も調べず、日系人協会の反対の声も無視して立てておきながら、今になって「俺は反対したんだよね」なんてグレンデール死に対する「ムカつき」が大きい。そして、結果的に、無駄に日韓の対立を深めたのだし。私には、この件についてどう思う?なんて、腹を割って離せる韓国人、または在日のお友達はいません。番組するなら、そういうところも突っ込んで欲しかったな、って思うの。この番組、なんか上っ面だけなぞって、更に対立を深めるグレンデール使途同じ感じがして、私はキライかも… 私が大学出て、初めて就いた仕事が某TV局の制作部の下っ端だったんで、なーんかバラエティー番組には、つい辛口になりがちなんだけど、それを差し引いても、なんかなぁ…です。もちろん、この回しか見てないから、この回が特に空威張りっぽく思えちゃうのかもしれないけど。