わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

秋深し、女性が連銀議長になる時代

2013-10-08 | アメリカのニュース
 頂きもののちょっと高価な輸入もののコーヒーをドリップでいれてみたら… なに、この美味しさ?!?私はコーヒーには、ミルクどばっ派なのですが、ブラックが味わい深く、香りも高くて、こんな味を知ってしまっては後に戻れない…って感じです。でも、とても自分で買ってガバガバ飲めるようなお値段じゃないから、今までどおり、トレーダージョーズの『今月のセール』を愛飲し続けるでしょうw

 ワシントンではまだまだ、共和党と民主党のチキンレースが続いており、なんとなく、その陰に隠れているような感がありますが、米連邦準備理事会(FRB)の次期議長にジャネット・イエレン副議長が昇格することになりました。ラリー・サマーズが「俺はやらないよ」宣言をした今では、こちらは、ほぼ出来レース。ただでさえゴタゴタしてるのに、これ以上揉める時間も気力もないでしょうから、議会の承認もスムーズに行くでしょう。イエレンさんは、名の上がった候補の中でも、一番「無難な」存在でしたし。少し気になっちゃうのは、ラリーくんが候補辞退をしたのは、自分の承認をめぐって議会で色々と突っ込まれるだろうから面倒くさい、ってのがあったようですが、なし崩しに承認されてしまうそうな雰囲気の今、ちょっと後悔してるかな??

 ともあれ、イエレンさんの就任で、今後もバーナンキ現議長の路線が続くと思われます。イエレンさんが重視するのは成長と雇用…といいますか、「失業率低下、命!」な人なので、利子率とかインフレ問題は棚上げになりそうな予感はします。今後も、バーナンキさんお得意のQE、またの名をいよっ!政府さんてば太っ腹政策(←定着させようとしている)が続くとが見込まれます。イエレンさんの経歴をWiki先生で調べますと、中央銀行での経験も豊富で、クリントン政権時代の大統領経済諮問委員会(CEA)委員長でもあり、政府関連では申し分ない経歴です。

 ただ、民間での経験や、危機管理に携わった経験がないのが不安要素だそうですが、私的には、むしろウォール街とズブズブではないお役人学者ところが良いし、危機管理に関しても、ここんとこ、ずーっと経済危機だったんだから、ラリーくんのように直接、指揮してことはなくとも、バーナンキさんの右腕として働いてきたんだから十分に修行は積んでると思うな。私に絵心があったら、インドの山奥ならぬ、連邦銀の奥で、マスター・バーナンキ師の下、念力修行するジャネットさんの絵を描きたいところだ。イエレンさんが米連銀議長に就任したら、IMFのトップ、アメリカ経済のトップがともに女性ということになります。かっこいいなぁ。うひょ、うひょ…v 


こんなバンパーステッカーを買った