思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

再び、ジョナサン・ノット賛  YouTubeで二つの演奏をぜひ。

2017-03-17 | 芸術

ノット

ジョナサン・ノットとドイツの若手オケによるハイドンの交響曲44番。生き生として美しく心地よい。新鮮!
https://www.youtube.com/watch?v=RB_E0VPr9-o

また、バンベルク響との「マーラー交響曲全集」(SACD)は、見事というほかないです(特に3番と8番、5番と7番、9番)が、どれほど凄い演奏かは、ライブ映像=5番のYouTubeを見ると分かります。ノット渾身の指揮を一部分でもぜひどうぞ。過去の名演をまさに過去のものとしてしまう名演です。
https://www.youtube.com/watch?v=bDg1VPUeQyI&t=1654s...
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 ノットは、人間を愛している。一人ひとりのプレーヤーを愛している。個々の楽曲を、楽器を、音楽を愛している。自己顕示ではなく、世間的な出世ではなく、生きること、音楽をすることに真っ直ぐだ。
 だからノットのつくる音楽は、優しく丁寧で愛に溢れているが、それと、楽曲の意味・理念を抉る能力の高さ、分析力の鋭さが一体なので、稀に見る人間的感動、宗教的とか神秘的という「不健康」とは無縁な、豊かな人間的感動をもたらす。
 なんとすばらしい指揮者=人間なのだろう。ただ感動あるのみ。



 いま、日本で、ジョナサン・ノット指揮による演奏を直に聴けるのは、実に幸運だ。それもまだ7年間も! 東京交響楽団との演奏会、今年も充実の極み(記者会見の映像あり・必見)で、定期演奏会のほか、暮には、演奏会形式で、モーツァルトのオペラ「ドン・ジョバンニ」まである。昨年の「コジ・ファン・トゥッテ」に続き、最高のモーツァルトが聴ける! 演奏会形式は、舞台があるよりも純粋に音楽を楽しめますし、ふつうの音楽会に近い費用で聴けるので、民主的です。

2016年7月17日(日)よこすか芸術劇場で、
ブルックナー交響曲8番の圧倒的な名演奏の後、オケが引き上げても呼び出されるノットさん。
前日のサントリーホールでの演奏がCD(SACD)で聴けます。

撮影はわたし。


武田康弘

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