メンバーの学習モデルとしての経営者
経営者は、企業の戦略と企業文化の体現者です。
一般的に大企業では、
メンバーが日常的に会社のトップマネジメントと接触する機会は殆どありません。
そこでは自分の直属の上司の言動を通して企業の戦略や文化を体感します。
しかし中小企業は、幸か不幸か(私は幸と考えていますが・・)
メンバーは経営者と、日常的に、頻繁に接触します。
ここで重要となるのが、経営者の“言行一致”の態度です。
戦略や方針を言葉で伝えるだけでは十分ではありません。
ペーパーに書いて壁に張り出してもさほど注目はされません。
ましてや、経営者が言葉で発したことと裏腹の行動をとっていたのでは、
云っていることとやっていることが違っていたのでは、
メンバーは混乱しますし、場合によってはメンバーの信頼も失いかねません。
結果として戦略や方針も実現されず、企業文化もズタズタになってしまいます。
メンバーが見ているのは、経営者の日常の言動です。
メンバーは経営者の日常の言動を注視し、自身の行動を決めていきます。
彼らは私たちが想像している以上に、経営者の日常の言動に影響を受けています。
本当のメッセージは、ボディランゲージによって伝わるのです。
“悪いところは真似るが、良いところはなかなか真似ない”といいますものね。
従って中小企業の人づくりにおいて重要なことは・・
経営者はメンバーの職場での成長における“良きモデル”であるべきです。
経営者は常に言行一致の態度をこころがけ、
それがメンバーの信頼と共感を獲得し、メンバーの成長を促していくのです。
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