goo blog サービス終了のお知らせ 

Maintenance SHIOHOUSE

■SHIOブログ■
「店主の独断と偏見でつづる個人的な日誌」

BBSの返答(ブローバイガス)

2009-04-02 10:20:00 | CB400F/350F
BBSにこのような問合せをいただきました。
「いつも楽しく拝見させて頂いています。一つ教えて頂きたいのですが、cb400fなのですが現在ブローバイホースがエアクリーナーではなくて直接ホースで下に垂れているのですが、久しぶりにエンジンをかけると煙と液?がポタポタ垂れてくるのですがやはり直接エアクリーナーに繋いだほうがよろしいのでしょうか?それともこの状態で繋ぐのはまずいのでしょか?お忙しい中大変申し訳ありませんがよろしくお願いします。 」
そもそも、ブローバイガスはエンジン内部で発生したオイルミストを含んだガスで
エンジンのコンディション、チューニングの度合いにて発生量は変動します。
主にピストンリングの磨耗やシリンダーの傷などで圧縮された混合気や燃焼した時の圧漏れなどがクランクケース内部に入りブローバイから排出されるものです。

CB350Fでは大気開放していましたが、CB400Fになって「ブローバイガス還元装置」が付きエアクリーナーしたのブリーザーチャンバーでオイルと分離し、ガスはエアクリーナーに戻し燃焼させる形をとっています。
がしかし、以外と発生量が多いのですね~

これは走行3000KMくらいのエンジンO/H済みの車両のもの(左)と新品の比較

ちょっと出過ぎですが、エレメントB(ケース底の小さいスポンジ)はオイルが滴るほど濡れ、エアクリーナーは前面オイルを含んでいます。
吸入効率にも影響を及ぼしますね。

また、このガスを吸うと結構調子が崩れるので大気開放の方が良い場合があります。

当店でも「裏メニュー」的にこんなものを用意しています。

○ブローバイホース(ロング)¥2100:画像の長いホース
建前はCB350F用ですが、CB400F大気開放用に使っています。
これはエアクリーナーを経過せずにそのまま車体下部まで伸ばし排出するものです。
今回の問合せもこの仕様のようですね。書いてあるようにオイルが出たり、モクモク白煙が立ち上ります。
○純正タイプストレートブリーザー¥1050:画像中心、丸いパッキンと短いホースのセット
見た目純正風味にしたい方向けの大気開放用キット
ブリーザーチャンバーにエアクリーナーに通す穴が無く、ホースから排出される。

共に環境にはよろしくないので「レース用パーツ」ということで、自己責任でお使いください。
コメント (1)    この記事についてブログを書く
« こうなる前に | トップ | 車検~総合点検~不具合てん... »
最新の画像もっと見る

1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (校長先生)
2009-04-02 21:08:31
48年規制
昭和で初めて車やバイクの排ガス規制をしたのが48年規制と言う、今では幼稚な規制でした。ブローバイガスを規制.....その後53年規制.....co hc規制へと時代は進化します。CB350Fまでは48年規制に掛からなかったので、大気解放です。

 確かにエアクリーナーが汚れますが、バイクには昔のバンの4輪車の様に排ガス強制廃車がま逃れましたので、安泰ですが、今後の時代的背景では、CB400Fも強制廃車と成るような事態も有りえるかと感じます。先の話は判りません
返信する

CB400F/350F」カテゴリの最新記事