視人庵BLOG

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宇宙史の中の人間 (岩波市民大学 人間の歴史を考える)

2009-02-21 06:29:11 | 放送大学
海部先生の授業「宇宙の中の惑星と地球」では、使用されたパワーポイント約300枚をコピーしたものを授業資料として使用しました。
2009年現在の最新の天文学の成果が紹介されていたと言ってよいです。
これを手にいれただけでも岡山までいった価値はありました。

それに加えて、たまたま蟲文庫で手にれた本。

宇宙史の中の人間(岩波市民大学 人間の歴史を考える①)

海部先生が1993年3月に出された本です。
今回の授業から約16年前の、当時の最新の宇宙研究の成果をもとに書かれています。
海部先生の今回の授業受講後読んでみると、16年間いまだに重要な研究テーマと、新しい研究課題が見えてくるようなきがします。
まずすでに10次元(当時は10次元で仮定されていた)としての超弦理論が紹介されていたのは驚きです。
それにたいして、分野は違いますが、月の生成については京都モデルにのっとって地球と同じように生成されると仮定されていて、ジャイアントインパクト説は紹介されていません。まだコンピュータシュミレーションが発達していなかったのでしょうね?
当然ですが、1995年に発見された系外惑星については、その可能性および観測法の開発にはふれられていますが,その成果については触れられていません。

海部先生の授業を受講して、系外惑星の発見が、ここ16年間の天文学の成果として一番インパクトのあるものだったと思えてきました。

今回、この本を蟲文庫で手にいれられたことは大変ラッキーでした。

宇宙史の中の人間 (岩波市民大学 人間の歴史を考える)
海部 宣男
岩波書店

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