視人庵BLOG

古希(70歳)を迎えました。"星望雨読"を目指しています。
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レンブラントの夜警

2008-02-02 06:13:40 | 映画・テレビ他
二日一日は「映画の日」。
ということで、グリナーウエィの「レンブラントの夜警」を視てきた。

ピーター・グリーナウェイといえば、今から四半世紀前「英国式庭園殺人事件」でその映像美、色彩美に衝撃を受け、一時はその難解で猥雑な世界のフリークとして視続けたものだが・・・・・
久しぶりに視て、監督の"あの頃"の灰汁は抜けたような、いや、視る側の眼の緑内障(?)が程よく"進行"したせいか、安心して視終わりました。(謎)
勿論グリーナウェイ独特の男と女の猥雑な表現は衰えていないが。(笑)

しかし下サイトを視ると、作品で勝負というより"別"のところで勝負している人なのね。
「レンブラントの夜警」 グリーナウェイ監督語る

レンブラントの「夜警」自体は、10年前アムステルダム国立美術館にいったとき、突然見学通路にあの画が現れてビックリした記憶がある。
その時は「こんな大きな画だったのか!」という驚きとと描かれた人物群像のディテールに驚嘆したくらいの記憶しかない。

17世紀オランダの画業が"商売"になっていった経緯はフェルメール研究家小林頼子氏の講演会を聞いて、近代的国家の形態が現れはじめた17世紀のヨーロッパの大半が絶対王制だったのにたいして、やっと独立したオランダは連邦共和制=>資本主義の発展=>市民社会の萌芽の中から出てきた構造であることを知った。
この映画でも当時の商人たちの世界が大変丁寧に描かれている、というかグリーナウェイはあそこまでシツコク描く現代的意味はなにか疑問をもったまま劇場を出た。

P.S.
2008年もあっという間に1ヶ月が過ぎてしまった。
昨年暮チャッピーが亡くなって正月から精神的にずっと動揺が続いている。
自分がこれほど動揺するなんて"ある意味"新しい発見だ。

放送大学の単位認定試験も終わった。昨年10月からの毎日毎日の学習成果が結果に反映されるようだ。
もう"一夜漬け"なんていう記憶力、気力そして深夜力を使うテクニックは出来なくなっていることを実感。(悲)

1月は寒かった。坐骨神経痛が再発し整骨院のお世話にもなった。

確実に歳はとるものだ。


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