視人庵BLOG

古希(70歳)を迎えました。"星望雨読"を目指しています。
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ハート・ロッカー

2010-03-11 13:01:05 | 映画・テレビ他

映画『ハート・ロッカー』予告編

ハート・ロッカー公式サイト( http://hurtlocker.jp/ )
昨日新宿武蔵野館で初回を視てまいりました。
初回にもかかわらず立ち見も出ていました。
おおかたの予想を覆してアカデミー賞6冠が効いているのでしょう。小生もアバターがひとり勝ちと思っていました。
最初は視にいく予定はありませんでした。こういう映画はこの歳になると少々キツイです(悲)。

16:35 from TweetDeck
先ずは視よう RT @cormanpro: 黒沢監督は「Hurt Locker」についてCGを使わないこと、実際の戦争を参照にしていること、ドキュメンタリーのような手法をつかいリアルさを演出することで「アバター」よりたちの悪い戦意高揚のプロパガンダだといっていた #cooljp

アカデミー賞発表直前の3月6日に東工大で行われた、国際シンポジウム 「クール・ジャパノロジーの可能性」2日目のTwitterタイムライン ( http://togetter.com/li/8277 ) を読んでいて黒沢清監督の発言が引っ掛かったからです。

09:14 from movatwitter
新宿武蔵野館ナウ。これからハートロッカー観ます。
12:19 from movatwitter
ハートロッカー観終わる。確かにアバターより強烈なメッセージを感じる。だけど観ている日本人の何人が地図上でイラクの場所が判るのだろう? そういう距離感は感じてしまう? #cooljp

最初のシーンを視た時、「ワアー、イラクだー!」という言葉が口から漏れ、そしてアンジェ・ワイダの映画「地下水道」に出てくる"ゴリアテ"というナチスドイツのリモートコントロール式戦車爆弾がワルシャワ市内の戦場を移動するシーンを思いだしました。

一気に観客を戦場に引き込みます。

あとはネタばれになるので省略。

イントロに出てくる言葉がキーワードですね?

イラク戦争が現在続行中で、キャサリン・ビグロー(女性)監督が製作し、アカデミー賞6冠を得たということ自体が強烈なプロパガンダになったことは事実だと思います。
日本では最終回のみ上映しかなかった劇場もあったのが、初回から立ち見も出るようになったのですから。
アバターはイラク戦争が続行中だから視なければいけないという映画でもないでしょう。

※ 「ハート・ロッカー」より「ザ・コーヴ」がアカデミー賞ドキュメンタリー部門賞を得たことへの、日本からのメッセージがアメリカおよび世界へどのようになされるか?が気になります。

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