ユーロな日々

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ホームでデポルに破れ、ラニエリは白いハンカチを振られた 〔リーガ23節〕

2005年02月16日 | 欧州2010-2003
ネスタージャでのまさかの敗戦で、ラニエリの首は本当に危うくなった。なによりサポーターの心が離れている。後半攻めあぐんで、ようやくアイマールを入れたときの大歓声は、先発させなかったことに対するサポーターの不満の裏返しだ。しかも入ったアイマールは軽快な動きを見せたのだから、サポータの気持ちはわかる。水曜日の代表戦にもアイマールは出てなかったのだから。
デポルティーボの決勝点はカウンター攻撃からあっという間に上げたものだ。干され気味で不満を抱いているビクトルがスカロー二に代わって入った直後、中盤でボールを奪った誰かがロングボールを前線に放り込んだ。受けたトリスタンはマルチャナ、カネイラ、モレッティの3人に囲まれていたが、ヒールパスで右前方に出した。右からビクトルが上がってくるのを見てのとっさの閃きだ。ビクトルが抜け出し、1対1になった第2GKの左を抜くシュートでゴールを割った。
何度も写されたリプレーを見る限りでは、ビクトルはオフサイドだ。カネイラの動きは、オフサイドをとりにいったものだった。しかしレフリーは取らなかった。ツキがない。カニサレスがベンチにいたのも不運だ。もしラニエリがあえて外したのでなければ、だが。
最終ラインは右からカルボーニ、マルチェナ、カネイラ、モレッティ。ディボーテはバラハ、アルベルダ。こういうメンバーなのに、こんな淡白なディフェンスしかできない。
前シーズン、終盤ほとんど失点しないゲームを続けてリーガを制覇したチームが、ホームでこんな負け方をする。サポーターが我慢ならないのは当然だ。
ラニエリが白いハンカチを振られるのは仕方ない。


【リーガ23節 バレンシアーデポルティーボ 1-2】