ユーロな日々

blogの更新を終了しました。

ベティス 地力の差を見せつけてデポルティーボを一蹴 [リーガ24節]

2005年02月22日 | 欧州2010-2003
今年はまさにアンダルシアの年だ。セビリアと並んで好調のベティスがデポルティーボを一蹴した。2点ともアスンソンが決めたものだが、モリーナ欠場で出場した控えGKがイマイチだった。せっかくまわってきた先発のチャンスなんだから、いいパフォーマンスを見せてモリーナからポジションを奪ってやる。そういう高いモチベーションが感じられなかったのが残念だ。特に2点目はFKを直接狙われたもので、誰にも責任転嫁できない。
失点の多いデポルティーボだが、攻撃にもまったく精細がなかった。特にバレロンはひどく、ほとんど消えていた。2点ビハインドになってからは攻撃的な選手を次々にいれたが、PAの外から単調なボールを放り込むだけで、まったく糸口をつかめないまま諦めてしまった。これではUEFA圏内の6位まで上昇するのは夢物語だろう。
バルサとレアルの下につけている、このベティスやセビリア、それにビジャレアルあたりと比べてもかなり見劣りがする。いやいや、まだその下のエスパニュール、アトレティコ、ビルバオと比較しても勝てる気がしない。つまりはこの10位あたりが順当な位置と言わざるをえない。
イヌレタの時代は幕を閉じた。

しかしベティスはいい。特にホアキンはすばらしい。チェルシー入り確実と報道されたとき、たぶんホッとしただろうフィーゴは内心穏やかではないはずだ。ホアキンがいくとすればレアルかバルサしかない。ペレスがなかなかフィーゴとの契約を更新しないのはホアキンのためだ。フィーゴはレアルでキャリアを終えたいだろうが、希望通りになるかどうかはわからない。

それともうひとつ印象的だったのは、終了間際にデニウソンが出てきたことだ。今期初出場といっていた。ひどい怪我だったわけだ。スタジアムは暖かい拍手を送っていたが、なかなか出番は回ってこないだろう。ベティスの個々の選手の能力はみな非常に高い。

【リーガ24節 ベティスーデポルティーボ 2-0】