ユーロな日々

blogの更新を終了しました。

リーガ17節の明暗

2004年12月27日 | 欧州2010-2003
バルサのパフォーマンスは落ちている。この日もデコのラッキーなゴールで先制はしたが、後半10分にレバンテに追いつかれ、その後はなかなか追加点を上げられない。一時のようなすさまじい波状攻撃は見られない。引き分けてほしかった。が、それでも終了間際の4分前、エトーが決勝ゴールを決めてしまう。独走は止まらない。

対照的に、レアルはダメだ。前節、ジダンの執念のゴールで上げた勝利によって勢いを取り戻すと思ったが、やはり地力がないということなのだろう。素晴らしい戦いでアンダルシアダービーを制したセビリアのモチベーションは高かった。もはやレアルは並みのチームでしかないことがはっきりと判る。前半18分に上げたバティスタの先制点は、サムエルがあっという間に抜き去られ、一発で決められたものだ。本当に脆い。
しかしディフェンスの弱さもさることながら、実は、深刻なのは、レアルの攻撃が全くさえないことだ。
攻めても攻めても得点できない。結局ワンパターンなのだろう。予測できるから、相手は余裕をもって対応してくる。はっとするような意外性のあるプレーがでない。そうこうしているうちに、攻め疲れてしまう。この日もそうだった。
しかし重い敗戦だ。精神的にもかなり応えたろう。
レアルは立ち直れるのだろうか。
ゲーム中、TVカメラは何度もサッキを写していた。優秀な監督を見つけられず、テクニカルデレクターというような中途半端な形であの老人をつれてくるとは信じられない。末期的ではないか。
パルマでサッキが何をやったというのだろう。こんなやり方で、チームを建て直せるわけがない。
年明けのユベントス戦は絶望的だ。

バレンシアには、ツキがあるのだろう。前半早々、レフリーが二人も退場にしてしまうのだから。ゲームは最低だった。しかし何はともあれ、バレンシアが勝ったことは良かった。バルサを追走してほしい。

【リーガ17節 バルサーレバンテ 2-1】
【リーガ17節 レアルーセビリア 0-1】
【リーガ17節 バレンシアーエスパニョール 3-0】