ユーロな日々

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バレンシアはビルバオに追いつくのがやっと 〔リーガ21節〕

2005年02月04日 | 欧州2010-2003
バレンシアにとって、ホームでのこの引き分けはいただけない。2点を先制され、後半28分まで得点できなかったゲーム内容からすれば、追いつけたのが奇跡だ。しかしバルサが勝ち続けていることを考えれば、喜ぶわけにはいかない。優勝がまた一段と遠のいた痛いドローだ。しかしカネイラもついてない。前半ハンドでOKをとられ、それが最初の失点となったのだが、厳しすぎる判定だった。カネイラは前節でもファウルでPKをとられたが、あれと同様に気の毒なジャッジだった。
しかし後半15分の二度目の失点はいただけない。
前半もビルバオにさんざんディフェンスラインの裏を取られて危ないシーンがあったのに、まったく修正できてなかったわけだ。
イラオラにボールが渡った瞬間、エスケーロは走り出していた。そのイラオラのすばらしいパスを、抜け出したエスケーロが受けたとき、アジャラもマルチェナもはるか後方にいた。抜かれた彼らが悪いのか、イラオラをつぶせないディボーテが悪いのか。いずれにしても今のバレンシアには、昨年のような堅固なディフェンス力はない。
今日はアジャラ、マルチャナのセンターバックで、アルベルダ、バラハのディボーテ。昨年の絶好調時のメンバーがそろったわけだ。しかしアジャラ、アルベルダの復帰はいい結果を出せていない。
バレンシアが調子がでてきたのは、マルチャナをディボーテに上げてからだった。キャプテンで生え抜きのアルベルダゆえに外すわけにもいかないのだが、マルチェナのディボーテのほうがディフェンス力は上がる。
追いつけたのは、終盤になってやっと左右からの攻撃ができるようになったからだ。2点目はディバイオのヘッドだが、ほとんどアイマールの得点だといってもいいくらいだ。ひさびさに先発したディバイオはずっとベンチだったから調子を落としていたが、これで上向くだろう。
やっと出してもらえたアングロがロスタイムに猛アタックしたのが印象的だった。2度のシュートは決まってもおかしくなかった。決まっていれば次節で先発するチャンスを掴んだかもしれないが、気の毒にツキがない。
いずれにしても、痛い痛い引き分けだった。

【リーガ21節 バレンシアービルバオ 2-2】