ユーロな日々

blogの更新を終了しました。

調子を上げてきたイタリア人たち  [イタリア-チェコ 2-0 E組]

2006年06月30日 | Germany 2006
結局のところ、初戦でアメリカは破ったものの、ガーナ、イタリアと連敗したチェコ。
まさかのGリーグ敗退だった。
結果からみるとE組も厳しい組だったわけだ。
しかしチェコを、あんなの素晴らしいゲームで倒したガーナが、ブラジルにあんなひどいゲームをしたのは残念だ。
チェコだったらブラジルは苦しかったろう。負けた可能性だってある。

このイタリア戦、後半30分すぎにインザーギが2点目を入れて追いつけなくなったのいだが、イタリアの硬いディフェンス、うまいゲーム運びのまえに、完敗したともいえる。
ネドベベは、素晴らしい動きとはっとするような何本かのシュートで、イタリアを脅かした。
しかしブホンがミスを犯さず、ついにゴールを割ることができなかった。
もし決まっていれば、ゲームはまったく違う展開になったはずだが…。
それにチェコは、コレルが初戦で負傷、病み上がりのバロッシュも調子が上がらず、というのが痛かった。ツキがなかったともいえるが、ブルックネルの準備が失敗だったというべきかもしれない。
ブルックネルはユーロでギリシャに負けたときも、効果的な選手交代で流れを変えることができたはずなのに、動かなかった。今回のガーナ戦も、采配の責任があったような気もする。
さほどの名将とはいえない。少し年を取りすぎたのではないか。

イタリアはなかなか悪くない、という気がしてきた。これまでのカテナチオのイメージとは違うディフェンスだが、硬い。2列目のピルロが狙われているはずなのだが、ガツーゾ、カモラーネージュとのコンビネーションがいいのだろう。
それに10人になって3バックにしても硬い。これはカンナバーロの力だ。マルディーにが引退したのもプラスだった。
トッティが出遅れたのもかえってよかったのではないか。王様になると、また何かしでかすバカだかから。
ジラルディーニ、トニーは力があるし、デルピエロ、インザーギもいい仕事をしている。

今夜ウクライナ戦だが、ウクライナが勝つイメージがわかない…。
ウクライナはどう戦うべきなのだろう。
守備的にいくべきか。
あせらず、あわてず、えばり強く。
イタリアに早く得点したいという気持ちが強すぎたら、カウンターをくらうかもしれないし、得点できなければ焦って足をすくわれる、というようなことはあるかもしれない。

[イタリア-チェコ 2-0 E組]