ユーロな日々

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すべては次週に持ち越された 〔CL セミファイナル チェルシー対リバプール〕

2005年04月28日 | 欧州2010-2003
スコアレスドローという結果になったが、ともに消極的だったとはいえないだろう。慎重だった、とは言えるかもしれない。絶対に過ちは犯さないという硬い決意と集中力が双方の選手にはあった。そしてそれが95分間続いた、ということだろう。双方とも得点を上げることができなかったわけだが、ともにチャンスはあった。
ランパードが外した場面が一番惜しかったシーンかもしれないが、だからといってランパードを責めるものはいないだろう。バロッシュのヘッドも決まっておかしくなかった。チェルシーのGKがこんなに優秀だとは知らなかった。
この結果は、常識的にはホームのチェルシーに痛いというべきかもしれない。
が、ゲームが終わったときベニテスがガッツポーズをしたわけでもないし、モウリーニョの表情にも失望の色はなかった。
これでリバプールが勝利に近づいたわけではない。すべては次節に持ち越された。つまりはそういうことだ。
もしもライカールトがベニテスのような慎重な姿勢であの日のゲームに臨んでいたら、たちまち3失点するというような事態は起こらず、カンプノーでこの日を迎えたかもしれない。
来週もこういう形で入るのだろう。どちらが先に失点するかは誰にもわからないが、そこから激しいゲームに一変することは間違いない。先に得点したほうが勝つかどうかはわからない。
今期のチェルシーはリバプールに3度勝っているという。
しかしファイナルに進むのは、案外リバプールかもしれない。

〔CL セミファイナル チェルシー対リバプール 0-0〕