ユーロな日々

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リーガ36節優勝は決まらず。ベップの偉業に比べれば、モウリーニョの仕事は始まったばかりだ。

2012年04月30日 | 欧州2010~
なんとなくのナガラ見をしていた。
ロナウドとベンゼマがいとも簡単に3得点した。
プレッシャーから開放されるとこんなプレーがでる。なぜバイエルン相手の、あの重要なゲームでできないのかなあ。
ロナウドは2004年のEuroギリシャ大会で、ギリシャ二度敗れて準優勝。大会全体を通しては素晴らしかったが、肝心のファイナルでは優勝に導く働きはできず。
2008年のスイス&オーストリア大会ではセミファイナルでドイツに1-3で敗退。
http://blog.goo.ne.jp/shiai405/e/bd4b531322178885db546498b179d13f
優勝候補の一角だったが、ここでもロナウドはジダンのような活躍はきず。
ユナイテッドでCLのファイナルに進んだ年、バルサとのファイナルでたいしたプレーもせずに完敗。
というように、肝心な大一番で、記憶に残るような活躍がないんだよなあ。

バルサのゲームはもっとナガラ見だった。大量点をあげ、チアゴとアウベスが浮かれたパフォーマンスを始めたとき、プジョルが血相をかえて止めにきたシーンが一番印象的だった。
ラージョのホームでサポーターに配慮しない行いを戒めた、のだ。
彼は、偉いね。
このシーンだけではないけど、人格者だと思う。あんなに激しい闘志あふれる選手なんだけど。

そのプジョルやシャビらが、グラウディオラの会見を聞くために記者会見の聴衆席についていた映像も印象的だった。
ベップは選手たちに、自分の去就について何も言っていなかったのだ。
ベップはこう言った。
この4年間は永遠のように長かった。私は空っぽになり、充電が必要だ。
わかる。
グラウディオラは求道者だからね。
ファーガソンやベンゲルのように、ビッグクラブで一年でも長く監督をやること、それ自体には価値を見出さない。
人格者でもある。素晴らしい人間だ。
この黄金時代のスタートはライカールトの功績ではじまった。
しばらく充電したら、ゼロからはじるチーム作りに、チェレンジするのではないか。
そしてバルサの黄金時代が終焉し、低迷期にはいったら戻ってくるのだろう。

グラウディオラに比べれば、モウリーニョのマドリーでの業績はまだまだ十分ではない。
リーガとUCLを、まだこの先、何度も獲らなければ、グラウディオラの偉業には届いたとは言えまい。


リーガ36節
REAL MADRID 3 - SEVILLA 0
rayo 0-barcelona 7