ユーロな日々

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サラゴサの自滅でバルサ完勝 〔リーガ23節〕

2005年02月13日 | 欧州2010-2003
本当はバルサにとって、もっと厳しいゲームになるはずだった。前節アトレティコに敗れてレアルとの差が4に縮まり、サラゴサのホームでは5シーズン勝っていない。そして前節サラゴサがレフリーから不当なジャッジを受けたことに怒った観客は、レッドカードを手にスタジアムにやってきた。そのカードの枚数は1万5千枚。しかしそのプレッシャーをサラゴサは味方にできず、逆にナーバスになってしまった。そしてそれが開始2分でのオウンゴールを生んだ。
結局終わってみれば、その1点が全てを狂わせてしまったという気がする。
確かにバルサは素晴らしかった。焦って前がかりになってきたところを、ロナウジーニョが狙い済ましたようなパスをディフェンスラインの裏に出し、エトーとジュリが抜け出して2点を追加してしまう。
しかし後半流れが変わりかけた。
17分、ガゼッティがすばらしいシュートをPAのすご外から叩き込んで1点返した。そこから10分近く、サラゴサの猛攻が続く。バルサが押し戻そうとディフェンスラインを上げてくる裏を狙って、パスを出し、走りこむ。
しかし得点できなかった。やはり頭に血が上りすぎたせいだ。サラゴサの選手が激しくいきすぎ、ファウルをとられ、観客が不当なジャッジだと過剰に騒ぎ立てる。レフリーの笛が増え、ゲームが中断。それがサラゴサのリズムを変えてしまった。
後半26分、シャビのCKをマルケスがヘッドで決めてふたたび3点差とし、この時点でゲームは終わった。
サラゴサにとっては、なんとも悔やまれるゲームだ。あのオウンゴールがなければ、まったく違った展開になったはずだった。


【リーガ23節 サラゴサーバルサ 1-4】