拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

ベンジーの曲をよく聴いていたあの頃

2006-04-06 20:10:22 | 音楽
えーと、ただの考えすぎなのかそれとも自分が無知なだけで有名な話なのか全くわからない話を書きます。詳細ご存知の方はぜひ。

高校1年ぐらいの時からたびたび思っていたことなのだが、BLANKEY JET CITY時代の浅井健一がアルバム『ロメオの心臓』収録曲の歌詞に、ブルーハーツの曲の歌詞に印象的に使われる単語をいろいろと入れてるのは何か…あるのか?例えば4曲目「彼女は死んだ」にはブルーハーツの「TRAIN-TRAIN」の「栄光へ向かって走る/あの列車に乗っていこう」を彷彿とさせる「地獄行きの列車に飛び乗り/天使のように遊ぶ僕達」というフレーズが出てくる。え?彷彿とさせないって?でも私は「彼女は死んだ」を聴いたとき真っ先にブルハが思い浮かんだよ。ブルーハーツは全然しっかり聴いてないのに。あと、12曲目、タイトルはそのまま「ドブネズミ」。「リンダリンダ」の冒頭の有名すぎるフレーズ「ドブネズミみたいに美しくなりたい」を思い出した。ブランキーの「ドブネズミ」の歌詞は短くもシリアスな内容。曲調も暗め。 
紅茶に砂糖を入れて
思い出に浸る
水たまり 足をつけた
ドブネズミ 死骸
となりに映った 青空
虹が出ればいいのに

ブルーハーツの決めゼリフである「ドブネズミみたいに美しくなりたい」に対してこの曲ではそんなドブネズミが「死骸」として出てくる。ついでにこの曲には見ての通りブルハの曲のタイトル「青空」も出てくる。なかなか興味深くないか?共通点はこれだけなんだけど、微妙に歌詞の世界がリンクしてて高校のとき「おぉ…」と思ったもんだ。

この記事を書いてる今も『ロメオの心臓』を聴いている。1998年の作品。3ピースバンドながらこのアルバムだけはドラムが生音ではなく打ち込みなので当時は「問題作!」とロッキンオンジャパン(通称ジャパン)で騒がれてたアルバムである。話が逸れるがあの雑誌は何かあるとすぐ「問題作!」と騒ぐのがウザイなあ(笑)。編集者がアーティストの新譜を聴いたときに「これは素晴らしい!」と感じたときは「最高傑作!」、「んー?これ微妙じゃね?」と思ったときは「問題作!」と煽るのがジャパン風。多いのは前者かな。新作がでる度に「最高傑作!」だったらニューアルバムが常に最高ってことになるね。さらっと洋邦ロック史かなんかを振り返ってみて、そんな凄いバンドは実際どこにもいねぇ!!ということに気づかないのかね。もしこの雑誌を知らなかったら本屋で観察してみて欲しい。編集長が変わってもその体質は変わらない。『ロメオの心臓』が問題作って…普通に良い曲ばっかり入った素敵なアルバムじゃん(笑)。今「小さな恋のメロディ」のイントロが聴こえてきた。イントロ聴いただけで不思議な風景が見えてくる魔法みたいな曲。霧がかかった北アメリカの中心部の田舎町みたいなのが見える。なにそれっていう。
最近は浅井健一の作品を殆ど追いかけていない。彼が2002年に新バンド「JUDE」を組んでから物凄いスピードでシングルやアルバムをリリースしているので追いつけないのだ。しかもいつのまにかベスト盤が出るほど曲がたまったみたい。ベスト盤には未発表曲が6曲も付くらしいぞ。そしてベストを出した後は浅井健一名義のソロシングルが出るらしい。いつ曲作ってんだよベンジー!このニュースを知って、ブルーハーツの歌詞との妙な共通点の疑問が蘇ってきたのだ。

とりあえずベスト盤を聴いてJUDEを復習してみるか。

追記
最近「記事は長文でなければいけない」という観念地獄に悩まされている。そういう縛りはよくないのでエスカレートする前に、初期のような短め記事、大体今の半分くらいの量に近日戻そうと思う。


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2 コメント

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ベンジーときたらやはり私は林檎姫。 (may99)
2006-04-06 21:05:45
そしたらベンジーが肺に映ってトリップ♪

今日もまたカラオケに行き林檎まみれでしたよん。しかし三時間じゃ発声練習にしかならないのでおうちでも歌い~そしたらうるさいって言われましたのです。なので文字で歌ってみたにょん。しかも人のBLOG上(笑)
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歌姫さんいらっしゃい (shallow)
2006-04-06 21:20:55
「丸の内サディスティック」を初めて聴いたとき、「嫌だ!グレッチで殴られるなんて絶対嫌だ~!!」と一人でおびえてました。
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