拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

未知との遭遇ーEXO Greeting Party in JAPAN ‘HELLO!’

2014-04-13 22:13:47 | ライブ

4月12日、今韓国でぶっちぎりで売れてる、まさに今が旬のアイドルグループEXOの初の日本単独公演を観に、さいたまスーパーアリーナに行ってきた。

自分がEXOを認知したのは去年の夏。東方神起を観に日産スタジアムに行った時、ついでに新大久保に寄ったのだが、街中のあらゆる韓流グッズショップが彼らのロゴマークとグッズで溢れており、店頭では彼らのMVが流れており、ポスター等も貼られまくり…と、まさにEXOが激推され状態だった。「なんなんだこのグループは…??」と普通にビックリした。この時ってちょうど彼らの新譜が出た直後だったんだよね。カフェで女の子達が、買ったばかりのCDのパッケージ開けて、写真集見ながらキャーキャー言ってる光景とか見た。
その時は東方神起で頭が一杯で特に何も思わなかったんだが、9月入った頃にTwitterで「EXOのうるろん本当に名曲」みたいなツイートを見て「うるろん?なんだそのふざけた名前の曲」と不思議に思ってYouTubeで検索して。通称うるろん、正式には「Growl」ですか。聴いてみてびっくりした。K-POPにありがちなバキバキのエレクトロ&同じフレーズウザイぐらいループとは一線を画した、スタイリッシュな雰囲気の曲に好感を持った。色々調べてみて、彼らのアルバムが本国で数十万枚売れてること(最終的にミリオン)、今めちゃくちゃ勢いがあるグループであることを知った。しかし、「彼らはエクソプラネットから地球に舞い降りた異星人」「全員がそれぞれ異なるタイプの超能力の持ち主」「新曲では狼男に変身」「人間に恋した狼男がコンセプトの新曲」という、謎の設定の数々を知るにつれて、自分の中でEXOは殆どネタグループと化してしまった。また、全員美形揃い故に全員同じような顔に見えたので、メンバー個人への興味も芽生えることはなかった。
グループへの印象はそこまで高まらなかったけど、「Growl」は聴けば聴くほど好きになっていった。そして遂に年末、Amazonで1500円ぐらいに値下がりしてた彼らのフルアルバム「XOXO」を買い、「うん、曲は本当に良い。笑ってごめんねEXO!」と心を改めた。アルバムを聴いた印象は「これ私が高校の時よく聴いてたUSのHIPHOPやR&Bみたいだなぁ…」。90年代末~00年代序盤のブラックミュージックの良い所取りをしたような、クールでワイルドで甘いあの感じ。若いアイドルファンにはこういうの新鮮に聴こえるだろうし、私みたいな20代の人間だと「ぬぉぉ…懐かしい!」ってならざるを得ない。ある意味90年代っ子ホイホイか?エレクトロエレクトロしてたり、やたら男臭かったり、やたらおもちゃっぽくがちゃがちゃしてたりするK-POPって安っぽく聴こえるから好きじゃないんだけど、EXOはそういう類から距離を置いて、独自のレトロクラシック路線を突き進んだ感じ。EXOは、というより彼らの事務所は元々そういう方針なのかもね。流行から外れてても、良い物を提供すれば必ずファンはついてくるはず!っていう信念のもと、惜しみなく大金使ってハイクオリティのものを作るという…。EXOの先輩の東方神起もSJも、まさにそんな方法で成功して来たわけで(SJのクオリティがハイなのかは分からないけど)。あ、もちろんその資金源の大半は日本のファンですよ。「お前らの世界最大の市場なんだからもっともっと日本を重視しやがれ糞事務所」って常々思ってるわ。…しかしその後は東方神起カムバック祭とか、SUPER JUNIOR沼に落ちるとか、様々な事態が私を襲い、EXO熱はそれほど上がらなかった。
SJ沼にどっぷりの二月上旬、EXOの来日公演決定!というニュースを見たのは通勤電車の中だったか。自分でも驚くほど鳥肌が立った。今が旬の最強イケイケグループの初来日公演を見届けてみたい…という好奇心が止まらなかった。チケットはなかなか取れず、「あぁ、やっぱ私のようなEXOへの思いが中途半端な人間にはチケット当たらないのねぇ」なんて思った。同時期に東方神起のアルバムリリースイベントが当たり、しかも神席だったので、「私の今年のチケ運はここで使い果たしたのねw」なんて。でも直前になって運良くチケットが手に入って、遂にEXOを初体験することになった。

次回に続く。

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