拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

『ちびまる子ちゃん』名場面集 その1

2006-09-15 23:22:38 | テレビ
以前書いた「ドラゴンボールZ名場面集」という記事にならって、今度は「ちびまる子ちゃん」編を書いてみようと思う。ここで取り上げるのは1990年1月~1992年9月までに放送されたアニメの第一期全142話。この中から自分の大好きなエピソード、または書きたいネタがあるエピソードを抜粋してご紹介。記事を読んだ人に「あー、懐かしい」とか「へー、よく知らないけど見てみたいなぁ」等と思ってもらえるようなことが書けるといいなぁ。原作にも登場したエピソードは、それが単行本の何巻に収録されているかも併せて記録しておく。さ、それでは…。

第20話「5月のオリエンタル小僧」(単行本2巻)
「ちびまる子ちゃん」有数のマニアックキャラ、愛知県から転校してきた「折原君」を中心に描いたエピソード。色黒でサブタイトルどおりオリエンタルな顔立ちをした折原君は頑張って新しいクラスに馴染もうと努力するも、まる子を含むクラスメイトからなんとなく恐れられ、「キレたら怖そう」「怪しい呪文を唱えてそう」などと失礼極まりない偏見の目で見られる。しかし裏庭でこっそり学級歌を練習する折原君を目撃した瞬間、クラスメイト達の偏見は消え去り彼を仲間として迎え入れるのだった。このマニアックキャラ折原君役を演じた声優(山口勝平)は、後に劇場版「ちびまる子ちゃん」で主役級の大野君役に昇格している。以下、映画のパンフレットに載っている彼の発言を引用。「以前TVシリーズで、オリエンタル小僧こと折原君役をやったんですが、レギュラーどころか最近では机まで無くなってしまって淋しい思いをしていたので、また出演できてとても嬉しいです」……そんな山口さんも今じゃ大ベテラン。

第29話「おっちゃんの魔法カード」(単行本1巻)
アニメでは29話だが、原作では記念すべき第一話。さくらももこが「まる子」だった小学生時代を振り返って書いたエッセイ三部作(『あのころ』『まる子だった』『ももこの話』)でも魔法カードがらみのエピソードは一番最初に書かれている。一学期終業式の日、大量に荷物を持ち帰るまる子を見て、「あぁ、自分もこんな風になってはイカン」と幼稚園児ながらも思っておりました。学校の帰り道でとても不思議な手品カードを売るおっちゃん。しかしカードを買ってみたらインチキそのもの。やっぱり魔法なんて現実に存在しないのか…という寂しさも、「明日から夏休み」という素敵な現実の前ではあっさりふっとんでしまう。記憶が正しければ、物語のラスト、お姉ちゃんとかき氷を食べにみつやに行くシーンでアニメのオープニングテーマである名曲「ゆめいっぱい」が流れていた。オープニングのタイトルバックの最初と最後に駄菓子屋「みつや」が出てくることもあり、さわやかな夏の青空と涼しげなかき氷がとってもよく似合うんだよなぁ、あの曲。聴くだけで夏休みの思い出が蘇ってくる。

書いてみたら、思いのほか長くなってしまった。『ドラゴンボールZ』と比べて『ちびまる子ちゃん』は一話に含まれている情報量が格段に多いからな。さっき「このお話について記事書こうかなー」というものをリストアップしてみたら、今回の2話含めて16話になったのだが、果たしてどれくらい書けるだろうか…。



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