拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

今年の曲、今年のうちに

2013-12-26 11:55:01 | 音楽
年末なので「今年の曲、今年のうちに」を今年もやります。記録として。2013年良く聴いた2013年リリースの曲達をざっと並べます。今年の前半、つーか1月~2月頃はOne Directionのアルバムをよく聴いてたんだけど、それのリリースは2013年じゃないから除外。それにしても本当にミーハーなリストね。

「Catch Me-If you wanna-」東方神起
今年はとにかく東方神起熱が再燃して大変な一年だった。この曲は韓国で2012年にリリースされてるけど、日本語verが出たのは今年だから2013年のリストに無理矢理捻じ込んじゃった。この曲以外にも今年出た東方神起の曲は好きなの一杯あるけど、やっぱ聴いてて一番燃えたのはこのケチミーだったわ。中毒性高めのビートと彼らの代表曲「RISING SUN」を彷彿とさせる大袈裟なストリングスとメロディー、そして2人の絶叫とバキバキのダンスが合わさった抵抗不可能な名曲。4曲分ぐらいのダンスの見せ場を強引に詰め込んだ振り付けもアホっぽくて最高で、ライブで見る度に鳥肌立てながら毎回発狂してました。ライブは生演奏なのでさらに迫力増してたな。世界各地をツアーでまわってる東方神起だけど、生バンドと一緒にステージに立ってるのは日本だけなんだよね。日本人に生まれて良かったわ~。今回のツアーでこの曲が終わった瞬間、ふと我に返って「と…東方神起は人を狂わせる…」と何度も思ったものです。ケチミーは末長く歌い踊り続けていただきたいよ、今後も。だから私は東方神起2人の健康を祈らずにいられない。

「Wherever You Are」KE$HA
KE$HAの新作は結構ロックっぽいアレンジの曲が多くて「へぇ…意外だなぁ~…」と思いながらもよく聴いてた。もうちょっとエレクトロエレクトロしてくれてても良かったよ。新しいのも悪くないのよ?決してね。この曲はあんまりロックっぽくなくて、聴いてて切ない気分になるので好きでしたよ。

「グラキャビ」RHYMESTER
今年リリースの新作「ダーティーサイエンス」は久々に男臭いハードな曲と、メロウな曲とのバランスが良くて飽きずに長々と聴けた。過激に楽しい「スクリーム」「ゆめのしま」「ダーティーサイエンス」辺りも大好きなんだが、のんびりムードが心地よい「グラキャビ」とか、「ノーサイド」が好きだったかな。「グラキャビ」は特に、春のホールツアーで座席に座ってまったり聴けたのがすごく気持ちよくて幸せだったなぁ。どんなライブでも座って曲聴いた記憶って無いんだけど、「グラキャビ」は「座って聴いてね~」ってわざわざメンバーが言うから座ったんだよね。素敵な時間でしたわ。

「Mirrors」Justin Timberlake
唐突にリリースされたジャスティンティンバーレイクの久々の新作より。最近俳優ばっかやってたから彼が歌手だってことちょっと忘れてたわ。時代に逆行した贅沢なソウルミュージックの数々に心を揺さぶられて聴いてて何度も泣きそうになった。アルバムの曲はどれも良いんだけど、このベタなまでにドラマティックな王道バラードが一番好き。ふと入った店とか、ラジオとかでこの「Mirrors」や、先行シングル「Suit&Tie」を不意に耳にした時は、耳に全神経を集中させて曲に浸ってた。新作収録曲は6分オーバーぐらいは当たり前の、凝ったアレンジ構成の曲が多め。「Mirrors」も、途中で呪文のように「You are,the love of my life」というフレーズが繰り返される部分で曲調がフッと変わる。そこが本当に好きなんだよ~。祖父母にささげたという、ひと組のカップルの出会いから結婚、死別、その後までの何十年の歴史を辿ったPVも何回も見まくりました。ミラーハウスでジャスティンが踊るシーンが神秘的で素敵。

「GET LUCKY」Daft Punk
「今は白人ミュージシャンが古き良きブラックミュージックを現代によみがえらせるのが世界的に流行ってるの?」と思わされたジャスティン、そしてダフトパンクの新作。ダフトパンクが生演奏でディスコって何の冗談かと思ったけど、彼らが子どもの頃愛したであろうソウルミュージックを、世界中から名プレイヤーかき集めて再現した新作って、金持ちの彼らにしか作れないですね。心地よく踊れてスペイシーハグな楽しい曲がいっぱいつまってて最高でした。

「The Phoenix」Fall Out Boy
朝の目覚めのBGMとして大活躍だった曲。なんか激しくたたき起こされてるような感じで目覚めに丁度良かったの。本当に「ビクっ!!」とするので朝から心臓に悪かったけど。

「JOY」SMAP
年末に「シャレオツ」という90年代SMAP信者ホイホイなファンキーな名曲がリリースされたが、今年のSMAPの名曲選ぶとしたらやっぱ50枚目のシングルジョイジョイ!かねぇ。曲自体凄く良いんだけどこの曲はPV素敵でしたね。流行りのフラッシュモブを取り入れ、大勢のエキストラ達と賑やかに踊ってて曲にピッタリ。SMAPのPVって印象に残る作品少ないから「JOY」の仕上がりは嬉しかった。そしてこの曲をスマスマで披露した時も、毎回凝った演出してくれてて見逃せなかった。夏祭りバージョンとか、フジテレビ練り歩きバージョンとか生放送バージョンとか…。色々あったけど一番気に入って何度も観たのはフジテレビ55周年記念バージョン。過去のフジのバラエティやドラマ、歌番組の映像の中に現在のSMAPメンバーが入り込んで「共演」しながら歌うっていう。とっても感動しました。特に今のSMAPが、昔の自分たちが出演したドラマの中に入り込むシーンや、91年のCDデビューイベントに入り込んで一緒に歌うシーン。こんな演出できるアイドルこの人達しかいませんねぇ?あと、この曲を提供したのが若手ガールズバンドの子で、彼女が「JOY」について「オリジナルスマイルみたいな曲を作りたくてと語ってて、「子供の頃SMAP聞いてた世代の子が彼らに曲を作るような時代になったんだなぁ…」としみじみしちゃった。

「AHEAD」VAMPS
超久々のVAMPSの新曲。前のフルアルバムから約3年ぐらい期間空いてたもんね、気づけば。一聴するとなんてことないいつものノリノリの曲に聴こえるけど私これめちゃくちゃ好き。VAMPSでベスト3に入るぐらい。終末を見据えて精神的にギリギリに追い詰められながらもタフにぶっ飛ばして爆走してる感じで、聴いててやたらドキドキするのよ。ていうか私はHYDEが声を張り上げて言葉にならない感じでシャウトしてるだけで5億点!(宇多丸さんがよく使う言い回し)な人間だからさぁ、「AHEAD」はイントロでもう5億点よ。ラルク活動休止中は色んなアーティストに浮気?するけど、一番好きなボーカリストはこの人…って再認識させられてしまう。

「Supernatural Love」安室奈美恵
今年の安室様のアルバム「FEEL」は名盤だった。一曲なんてとても選べない。安室様の今年の充実ぶりはつい最近ライブの感想記事で書いたばかりなのでそちら参照。アルバム全曲良かったよ!その後出た配信シングルも良かった!そんだけ!

「ひとつ」般若
新作「コンサート」より。般若のアルバムにひっそり収まってるミドルテンポな曲が凄い好きなんだけど、これもそんな感じ。ピアノをフィーチャーした静かめのトラックに乗せて自分の出自や人種問題について淡々とラップした曲。こういうのは問答無用でグッと来るな。

「CANDY」中島健人
Sexy Zoneのラブホリ王子様こと中島のソロ曲。シンディーローパーとかマドンナみたいな80’sエレポップにのせて本人作詞の激スィートな世界観が爆発する怪曲。80’sエレポップリバイバルといえば私はトミーフェブラリー思い出すけど、彼女は意図的にあのキャラと世界を演出してた。でも中島の場合は「あれ、もしかしてこいつ素でこういう奴なのかも…」と見てる人に思わせるほど、王子様キャラを全力で引き受けている。「CANDY」は甘い曲なんだけど、ダンスはキレキレで衣装は普通の爽やか大学生風ってのも絶妙なバランス感覚で良かった。ステージで王子やりながら常に笑顔と汗を振りまく中島、男の中の男だなと思いますよ。ただ今年セクゾンが出した曲は去年一昨年に比べるとあまり自分好みじゃなくて少し淋しかったな。残酷過ぎる3トップ2ボトム(+推されまくりジュニア勢)体制も疑問だし。

「HANDY MAN」Perfume
Perfumeは毎年一曲以上は「これっっっ!良いっっ!」って曲が今まであったんだけど今年は個人的にそれが無くてちょい残念だったかな?相変わらず良いんだけども際立って「これ!」ってのが無かったような。新作「LEVEL3」で一番聴いてる曲って「Spring of life」のアルバムバージョンだったりしますから(あのアルバムアレンジ良いんだよ~ランニングのBGMにぴったし)。で、「Spring~」の次に好きだったのはこの「HANDY MAN」かな。ちょっとケルト民謡っぽく聞こえるシンセがクセになる楽しい曲。

「Everybody」SHINee
今は東方神起に手一杯なので他のK-popしっかり聴く余裕全然無いし別にそれ程興味無いんだけど、彼らの後輩のSHINeeやEXOの新作PVは一応サラっとチェックしてる。SHINeeの「Everybody」はその中で結構気に入ってよく聴いた曲。先にリリースされた韓国語verを聴いた時は「あぁ、耳に残るノリの良いエレクトロねぇー」程度の認識だった。でもその後YouTubeでたまたまこれの日本語verを聴いて、Bメロの「君が奏でる笛の音が 夢を奏でる笛の音が」「僕が奏でる笛の音で」というフレーズが何故かツボに入ってしまった。すげぇ凛々しい声での「笛の音が~」が連発されてて何か笑えてきちゃったんだよね。最初は「何で笛の音連呼してんだ?」って謎だったんだけど、韓国語verの対訳みたら「ハーメルンの笛吹き男」がモチーフになってるっぽいことに気づいて「なるほどー」と。だから笛がこんなに…。歌詞がきっかけでSHINee聴くってちょっと珍しい気がする。