拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

JUNK STORY

2008-08-09 08:22:25 | 日記
プリングルズにハマっている。アメリカ生まれの色鮮やかなパッケージ&濃い味でお馴染みのポテトチップス。色々な味が沢山出ては消えたりしているが、最近ではチーズフォンデュ味やイタリアントマト味がお気に入り。それでもレギュラーメニューの、黄緑色のパッケージでお馴染みのサワークリームオニオン味を揺るがすことはなかった。あの爽やかなしょっぱさが良いんだよなぁ。しかし、出てきてしまった。ハニーマスタード味……お前がナンバー1だ!
プリングルズ・ハニーマスタード味は、極めてアメリカ的な品だと思う。ジェリービーンズ的極端な味というか飛び道具的な味というか…。「甘いものと辛いものを合わせれば強烈な味になるぜ!!」という単純な足し算の論理で生まれたような、「とりあえずインパクト重視」な味。甘い蜂蜜とピリ辛のマスタードの組み合わせが、なんとも言えないハーモニーを繰り出す。激甘なんだけどしょっぱくもあり…。かなりクセのある味だからダメな人は本当にダメだろうけど、ハマった私はやめられなくなってしまった。「美味」とか「絶品」とか主張するつもりはない。そのジャンクフード的な魅力にハマっているだけなのだ。
ハニーマスタードのようなインパクトとノリ重視のアメリカンな味で思い出すのが、マクドナルドの朝メニュー「マックグリドル」。「日本の朝食を変える」みたいな煽りで登場した問題作だ。塩味の目玉焼とチーズ、肉という、マフィン系メニューと同じ具を、シロップをたっぷり含んだパンケーキみたいなやつでサンドした、塩辛×激甘のコラボメニュー。このマックグリドルは、発売されると同時に「まずい!」「食い合わせ悪すぎ!」「何考えてんだマクドナルド!」と不評の嵐だった。Googleなどで検索すると、「マックグリドル」の第二ワードで「まずい」が出てきたり。とにかく評判は散々…。
日本人には合わないアメリカンフードマックグリドル。しかし2007年1月の初登場以来、マックグリドルは看板メニューとして未だ存続している。これ、強烈な食い合わせの悪さが逆にクセになってしまったってことではなかろうか。私は元々マックグリドルは「いける口」で、「趣味悪い」「味覚おかしい」と叩かれたりしているが、あのジャンクフード的な奇怪な味に魅了される類の人間は、少なからず確実に存在するのであります。
マックグリドルはジャンクフードだ。サイドメニューでサラダを発売して健康指向に追従したり、美味しさを追求したグルメなハンバーガーを発売したりしたマックが「まてよ、俺らの売りは質より量、グルメよりジャンクだろ?」と立ち止まり、肉の量がハンパないメガマックと同時に原点回帰したマックグリドル。そして、同じくジャンクなプリングルズ・ハニーマスタード味。マックグリドル好きは要チェック、嫌いならまずいもの食いたさでチェックされたし。