拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

shine on you

2008-08-07 00:04:15 | L'Arc-en-Ciel
ラルクの新曲「SHINE」。「NEXUS4」と両A面で、満を持してリリースされる曲。本当、ずーっと待ってたよ。2007年の春、『精霊の守人』というBS2の地味なアニメの主題歌として一部分が流れたのだがCDリリースの気配は無し。アルバム『KISS』にも収録されず、ファンを散々じらし続け、やっとこの夏リリースされるという…うん、嬉しいなぁ。
実は「SHINE」の第一印象はあまりよくなかった。去年の春にyoutubeで初めて聴いた時は「へぇー…ポップだね…明るいね…」という感じ。聴いた瞬間に電気が走り、リピートしまくった「SEVENTH HEAVEN」や「MY HEART DRAWS A DREAM」や「DAYBREAK'S BELL」よりも、私の反応は遥かに鈍かった。しかし浜松のライブで生「SHINE」聴いた時は一気に身体に作用してきた。なんか、メロディーや音の一つ一つが壮大で、でも何故か切なくもあって…。多分曲の持つスケールがとても大きくて、youtubeでサラっと聴いただけじゃその魅力を充分に感じとることが出来なかったんだと思う。広いライブ会場で堂々披露されるべき名曲。実際、会場が広くなるごとにこの曲の感動は増していってる気がする。京セラドームの時はイントロのシンセがボワ~っと鳴り響いてきた瞬間「ぬおぉ!「SHINE」だよぉ!」と鳥肌が立ちまくりだった。あのシンセ反則だって。なんつーか…風がブワーッと吹き抜けていく感じ?
とにかく「光そのもの」としか言いようがない、誰の心も優しく照らすような名曲「SHINE」。しっとり爽やかなAメロ、一旦ぐっと抑え気味になるBメロ、フワフワッとどこまでも舞い上がるような極上のサビメロ。まさにtetsu先生の黄金律。tetsuの最高傑作は「Link」だなーと今まで思ってたけど、更新したな。イントロ部分ぼわ~んとした音像にパキっとしたhydeの声、そしてクリーンなギターが飛び込んできて、曲の輪郭がはっきり浮かび上がってくる感じも素敵。また、Aメロでメランコリックに奏でられてるギターが何処か切なげで…。シングルでは「MY HEART DRAWS DREAM」以来の、音量大きめで抜けの良い雄大なドラム、そのドラムの下に沈み込むようにドライブするベースも感動的。…挙げればキリが無いけど、とにかく聴き所が多くてうっとりしちゃうぜぃ。
まだラジオ音源なのに聴き入ってしまう…。この曲、決してクリーンではなくなんとなくぼわぼわしてる音がするラジオ音源がよく似合う気がするな。なんとなくライブ音源っぽくて、色んな思い出が蘇る。早くライブで聴きたいよ。こんな良いシングル出してしばらく休むなんて…ったくよぉ。