のんびり娘の謎

10円が2個で、、、12円?今日の前の日は、、、前の日?のんびり娘のお答えは、理解できない謎ばかり。さぁ、どうする?

先生とのトラブル

2008-06-26 17:38:21 | 娘の事・謎
最近、土日の仕事が順調に入ってきています。
のんびり娘のほうも、部活の練習試合がつまっていましたので、
家にいなくてもいいだろうと、振られた仕事を引き受けた結果です。

先週の土曜日も私は仕事でした。
のんびり娘は練習試合。学校の授業は『公欠』で、朝から試合会場に向かいました。
朝の早いのんびり娘を学校まで送って、帰宅後休日出勤のぱぱと学童で一日過ごす妹ちゃんを送り出し、のんびり娘が帰宅後一人で取り組める課題(宿題ですわ)を彼女の取り組みやすい形で準備して、家事あれこれ済ませた上で仕事に行きました。

帰宅時間を妹ちゃんと合わせ、夕方6時には自宅に着きました。
さぁ、ダッシュで夕飯準備。
と思ったら、リビングのテーブルで宿題に向かっているのんびり娘の周囲からただならぬ気配が・・・。
目を真っ赤にして、ボロボロと涙を落としながら、漢字のお勉強ですかぁ。

とにかく、何があったか聞かなきゃ仕方ないんですけど、
こういう時の彼女の話は長い。夕飯準備の片手間では無理だと覚悟して、
彼女の前に座ります。
「どうした?」

しばし気持ちを整理した後で彼女が話し出したのは、こんなことでした。

試合が終わって学校に戻ってから、休んだ授業の担当の先生の所に、
「今日何をやりましたか?」と聞きにいった。
「大事なところをやったから、朝補習しましょう。」
と、2教科の先生に言われて、嫌な気持ちになった。
(これは、先生に対してではないですよ。ずっと時間に追われているのに
更に朝補習までしなきゃいけないのかという、ごく当然な気持ちの動きです)
それで、家に帰ってきたら担任の先生から電話があって、
「朝補習をいつにしますか?」
と聞かれた。
日曜日は試合があるから、月曜日は嫌だということは言った。
そしたら、その後も
「いつがいい?」
と何度も聞かれた。
それで、
「いま考えてるんです!」って言った。

あぁ-----。やってもうたナァ。
っていうのがこの時点での私の感想でした。

のんびり娘、自分の都合の言いように優しく言ってますけれど、
そういう状況だったら、殆ど怒鳴って電話を叩きつけるように切ったに違いない。
それで、何度家に電話しても(出先から1度帰宅を確認した後、何度かかけたんです)、
でなかったのねぇ。

彼女の気持ちは想像できます。親だからね。
先生に「いつがいい?」って聞かれても、曜日感覚さえ薄い娘が即答できるわけが無い。
そんな中、「月曜は無理」と答えただけでも、彼女はかなり必死に頭を使ったはずなのだ。
それを答えるまでにも、かなり先生をお待たせし、そうして搾り出した答えだろう。
ようやく答えられて、
「あぁ、もう早く切ってくれ」という気持になっていたに違いない。
それが、続けての質問。
「じゃぁ、何曜日がいい?」
ごく当たり前の質問。ごく当たり前の展開。
それが、のんびり娘には自分を責める言葉に聞こえる。
今、ようやく一つ答えたのに、次々とせかされる。
そんな風に感じられる。

たぶんね、
「じゃぁ、火曜日にする?」
と聞かれたら、
「それでいいです」って、ちょっとむっとした感じで答えて終わったろうと思う。
でも、先生は彼女に選択権を渡した。
カリカリした気持ちの中で、それでも何かこたえようとしたんだろう。
何曜日と言ったらいいか考えたんだろう。
その考える時間が、常識からかけ離れて長いから、
当然受話器の向こうの先生は不審に思う。
当然、同じ質問を繰り返す。
その時点で、
「いま決められないから、後で電話します。」
とか、
「いつがいいかわからないから先生決めてください。」
とか
せめて、
「ちょっと待ってください」
とひと言いえたら、先生もそうしつこく聞かないはずなんだよね。
或いは、「えーーと。」だっていい。電話の向こうに「私は考えてます」っていうことが伝わりさえすれば、先生だって対応を考えてくださったはずなのだ。

でも、カリカリモードに入ってしまうとのんびり娘には相手の気持ちは丸きり見えなくなる。だから、そうやって相手を安心させる声かけなんてとても出来ない。自分の気持ちでいっぱいになって、最後に爆発。
見えるようだわ。


のんびり娘が電話に出なくなった時間から類推すると、電話を切ってから既に2時間近くはたっているよう。それでも先生はまだ学校にいらっしゃるでしょう。2年目のお若い方だけれど、こういう事があってさっさと家に帰る様な先生ではない。
出来れば今日のうちにかたをつけたい。先生もきっとそうお考えでしょう。

ボロボロ泣いてはいるけれど、私に話した事で彼女の気持ちは少し落ち着いてきている。さぁ、ここからだわ。
のんびり娘が致命的に苦手な、相手の側の受け止め方を想像させるのには絶好の出来事だもんね。利用させてもらいましょう。

先生はどんな気持で、わざわざ家までお電話してくださったのか、
彼女の電話を聞きながら、向こうでどう思っていただろうか。
何で、何度も同じ事を聞いたんだろうか。
電話を切られてから今まで、先生はどんな想いでいるだろうか。
実演したりしてね、想像してもらいました。

それでも、気持ちが落ち着くまで電話するのは待ってという娘でしたが、
いつまでも引っ張っても仕方ないからと、踏ん切りつけてかけさせました。

先生、やっぱりいらっしゃって、
何曜日がいいのかもう一度聞いてくださって、
彼女も自分で答えました。
そうして、電話での彼女の態度を叱ってくださったようです。
のんびり娘、まだ完全に気持ちの整理がついたわけではありませんから、
声はやっぱりふくれてましたけど、
それでも「はい。」「すみませんでした。」「はい。」と返事して、
担当の先生へ伝えるかどうかという質問には「お願いします。」と答え、
最後に「ありがとうございました」とそこまで言って電話を切りました。

いつでも変われるように、助け舟も出せるようにと
ピッタリ張り付いて待機していた私の出番はなく、
思った以上に成長している様子の娘を見せてもらいました。


翌日は雨。試合の予定でしたが、おそらく成立しないだろうということと、
前日の爆発も、このところの睡眠不足に一因があるとも考えましたので、
体調不良を理由に1日休ませることしたんです。
(部活のために溜まってしまった勉強はさせましたけどね)

1日疲れをとって、
「明日から、元気な声で挨拶を頑張る」
といって休んだのんびり娘。
翌日、あらためて担任の先生に直接のお詫びも言ったそうです。
(先生から連絡帳で報告ありました)












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4 コメント

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Unknown (しのぶ)
2008-06-26 23:03:27
こんばんは。
なるほど・・・
それにしても、お嬢さんは しっかりと成長していますねぇ。
一日休んで正解でしたね。
それにしても本当に、お嬢さんもseiさんも頑張ってますよね。いつ寝てるの? って かんじです、本当。

・・・実は、一連の、その 電話騒動・・・(うわっ!)と思ってしまいました。
(私に似てるぞ~)
ってね。(^^;)
私の場合は、相手を急かすほうだったりするわけですが。意味なく急かすんですよね。えぇ。そんで、一方的に不機嫌なんですわ、私が。まぁ、そんな私も 最近じゃあ、大人になって(当たり前だ・・)不機嫌な態度や声は、露にしませんけど・・・
返信する
親としての姿勢、とても勉強になりました。 (momo)
2008-06-28 21:52:11
とても考えさえられる記事ですね。
のんびりちゃん側に立って考えると、不得手な部分をつかれ、せかされ、追い込まれてパニックになる→先生側に少し配慮を。とならずに、
チャンスと捉え、のんびりちゃんの気持ちも受け止めつつ、のんびりちゃん自身に対処させたのが、さすがだなと思ってしまいました。
社会に出れば、こういう失敗は致命的ですものね。やっちゃってから、自分はこういう部分が苦手でこうなってしまいましたって開き直られても、それを受け入れてくれる人は少ないでしょうからね。

電話で最後まできちんと謝ったのんびりちゃん、凄いですね!

親としての姿勢、とても勉強になりました。
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しのぶさん。 (sei)
2008-06-28 22:53:27
そうなんですね。毎日一緒にいると成長の度合いを低く見積もってしまいがちなんですね。
こうして家ではないところで見せる彼女の様子に改めて「おぉ、そこまで出来るようになっていたか。」と、驚かされたりします。

受話器の向こうで延々だまっていられたら、どんな温厚な先生でも「急かし」ますわ。
「うーーん。」でも、「えーーと。」でもいいから、聞かせてあげればいいんですけど、のんびり娘、まだそこまで頭がまわらないです。で、ひとりでカリカリしちゃうんですけど、大人になるまでに何とかなればって思ってますが、大丈夫かな・・。


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momoさん。 (sei)
2008-06-29 22:58:10
ちょっと前なら、私がお手紙してお詫び(と言う名目で理解と配慮を求めてます)していたと思います。
でも、「これだけ文句が言えるのならお詫びもできそうだなぁ。」と、今回は『ごめんなさい。』だけは本人に言わせようと電話させました。
そのほうが、次に先生と顔をあわせる月曜日が辛くないと思いましたので・・。

娘の中学校では、入学以来繰り返し、
「学校への連絡はなるべくお嬢様本人からさせてください。途中で親御さんに変っていただいてもいいですから、最初のひと言は本人からできるようにならしていただければと思います。」
と、保護者に伝えてくれていました。
最初は、
「そうは言ってもナァ・・・」
と思って、私が電話していたのですけど、
「最初だけなら」と、少しずつのんびり娘に移していって(ピッタリ横についてコメント振りました)、慣らしておく事は出来たんですね。

そういう状況だったので、本人にかけさせる事を選択したんですけど、最後まで一人で対応しきれるとまで期待はしてなかったので、ちょっと嬉しかったです。
ブータレた響きはすこぉしだけ入ってましたけど、謝る事もお礼をいうことも出来たので良かったです。

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