のんびり娘の謎

10円が2個で、、、12円?今日の前の日は、、、前の日?のんびり娘のお答えは、理解できない謎ばかり。さぁ、どうする?

卒業式

2007-03-24 11:22:33 | 娘の事・謎

割合、ダランとしたペースの子どもの多い娘の学年なのに、
昨日の卒業式は素晴らしくピシッとして、
立ったり座ったり、横向いたりも、ピタッと揃ってお見事。

でも、そのお見事さがなんだかかえって可笑しくて、
「いやいや君達、ずいぶん頑張って練習させられたんだねぇ。」
などと、ニマニマしてしまう卒業式でした。

他のお母さん達はけっこう涙してるんですけどね、
正直に言ってしまうと、私はこの手の「よくできた式」では、
感動できないのですわ。
先日行なわれた「卒業を祝う会」のほうが、それぞれの持ち味が存分に伝わってきて、
それぞれの6年間が実感できて、ずっと感動的でした。

それでも、びしっとして行動ができるところを見せてくれたのは、
素晴らしいと思います。
タランコタランコの学年だったけど、先生達に反抗して大暴れした時期もあったけど、
やるときはピシッとやる。
その力が皆についた事を、素直に嬉しいと思います。

校長先生のお話も、教育委員長のお話も、少しも面白くは無かったし、
心を揺り動かす物ではなかったけど、長いお話の間も、
じっと話し相手を見つめて、揺らがない36人の背中には、大きな成長を感じました。
公的な場で、どう振舞ったらよいのか。
それを学ぶのに、こうした行事は確かに大きな役割を果たしていると思います。
かれらはそれを学んで、そうして中学へと旅立っていきます。

さて、一方で。
6年生皆で、担任の先生への色紙を用意していたのだそうです。

字だけでは寂しいからと、
真ん中には、先日の卒業を祝う会で撮った集合写真を貼り付けたそうなのですが、
この写真。実はお母さん達が購入するための見本の1枚を、
子ども達が勝手に切り取って使っちゃったんですって。

そうとは知らない担任は、「なんで写真がないんだろう?」って子供達に聞いて、
子供達は、「○○先生が知ってます。」って他の先生の名前を出し、
その○○先生は、子ども達の作戦を知って、慌てて写真屋さんに電話して、
お母さん達が見る卒業式までに、その写真をもう一枚用意してもらうよう手配したんだそうです。

周囲の皆様に、いろいろとご迷惑はおかけしますが、
こういうエピソード、いかにもこの学年らしくて、私は好きだなぁ。















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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ご卒業おめでとうございます (チルチル)
2007-03-24 19:06:54
ご卒業おめでとうございます。
卒業という日を迎えて
seiさんにしかわからない
娘さんの成長が沢山あったと思います。
「継続は力なり」娘さんやseiさんに
沢山のことを教えていただきました。

春には中学生
新しい環境での学びは不安もあるでしょうが
がんばってくださいね。
応援しています。
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おめでとうございます。 (しのぶ)
2007-03-24 20:12:42
卒業おめでとうございます。

写真のエピソード、いい話ですね。
雰囲気が伝わってくるようです。
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Unknown (双子の母)
2007-03-25 10:08:50
ご卒業おめでとうございます。
seiさんの賢さと根気ある指導が今のお嬢さんの道を切り開いたのだと思います。

私学に通う娘の中学卒業式がありました。
3年前に比べると格段に生き生きしている姿をみて
この学校(一般風評の悪い学校ですが娘にはあっていたのです)の3年間でよかったと。

新しい環境で学習面等で二人三脚も必要かもしれませんが、お嬢さんにはピッタリの学校です。充実感のある中学生活が待っていると思います。

今後も、いろいろなお話をここで聞かせてくださいね。
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初めまして (かなっぺ)
2007-03-25 22:51:39
seiさん、初めまして、こんばんは。
チルチルさんのところからきましたかなっぺと申します。
小五のお兄ちゃん(健常)、小三のゴジ(軽度知的障害&ADHD)、小一の姫(健常)の三人の子供がおります。
これからよろしくお願いします。

のんびり娘ちゃん、ご卒業おめでとうございます。
春からは中学生になるんですね。
期待と不安が入り交じったあの気持ち~思い出しました。
これからもいろんなお話聞かせてくださいね。
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チルチルさん (sei)
2007-03-25 23:00:11
チルチルさん、ありがとうございます。

卒業式だというのに、過去よりも未来を睨みつけてしまうスパルタ母です(笑)。

たぶん、入学試験を乗り越えた時に、私たち親子は一山を越えてしまったのだと思います。
入学が決まった時点で、私の気持ちは次の6年間に向かい始め、卒業式は小さなピリオドに過ぎないような気持ちになったのではないかと思います。感動は出来ませんでしたが、おかげで穏やかに式を見守ることができました。

今は、中学で彼女が周囲にうまく溶け込めるかどうか。
それが気になってはいます。
卒業の色んな行事を通して、彼女が友達の中でどんな風に過ごしているのかをたくさん見ましたから、心配な事は色々あります。
先回りして何とかしてやりたいとは思いますが、友人関係ばかりは親がどうこうできる物でもなく、
彼女の人に恵まれる運を信じて、ハラハライライラしながら見守るしかないのでしょうね。

にいにさんやピロピロ君のように、うちののんびり娘にも仲間と一緒に打ち込める何かが見つかって、
そうして仲間達と時間を共有する事で、彼女自身のまだまだ狭い世界が少しづつでも広がっていく事を願わずにはいられません。


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しのぶさん。 (sei)
2007-03-25 23:22:27
ブログに書かれたお話。勝手に私宛だと思って読ませていただきましたよ。
ありがとうございます。

娘の学年の子ども達が、私はとても好きでした。
なんだか普通に「子ども」だったので。

「子ども」だから、色んな物に興味を持って、
成長の過程での揺れもストレートに出してくるから、色々と困ったこともやらかしてくれたのだけれど、
「子ども」だから、どんなにやんちゃしても憎めなくて、
周りの大人達がいつもどこかで関わって支えてくれる。
そのことで、「子ども」達もね、周囲の大人たちを信頼する力をしっかり育てているような感じの学年で、なんというかいろんな人に「愛される」子ども達でした。

そういう意味では卒業して学校は少し寂しくなるかな。




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双子母さん。 (sei)
2007-03-25 23:36:04
双子姉さんのご卒業おめでとうございます。

学校の良し悪しは、その子に合っているかどうかで決まる。
私もそう思いますし、のんびり娘の入る学校は、それ以上娘に合うところはないだろうと思われる学校ではありますが、それでもなお「だいじょうぶかなぁ・・」という不安はよぎるものですね。

友人関係。これが今のところの一番の心配です。
今日、新しい教科書と副教材が届きましたので、学習については、全部の教材を読みこなしてから、どこの部分を押さえていくかを見ていこうと思います。

とりあえずアルファベットの習得を春休みの課題としました。
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おめでとうございます! (せかせか母)
2007-03-26 18:19:11
ご卒業おめでとうございます!!
新しい季節とともにお嬢さんも飛び立っていかれるんですね。

学校がその子に合っているか、どうか、というのが私にもとても気になります。心配してもしょうがないのですが、私が帰る所は、教育に不熱心だと言われている都市。多くのことを望めない状況だと思います。現実を見る時期が近づいてきたので親としては子供にいろんなことを求めてしまうのですが、子供の方が何せやる気がない、、、ときてます。

最近何かをやろうとすると全ていやいやになってしまいます。自分から何かをしたい、というのがない子供を見てるとこっちのストレスが溜まってしまい、悪循環です。seiさんはもう教科書もチェックされたんですよね。すごい!!そのパワーをわけてもらいにいつも邪魔しています。ありがとうございます。

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かなっぺさん。 (sei)
2007-03-28 10:51:01
ありがとうございます。
始めまして、なんですね。
チルチルさんのところでよくお逢いするので、
ゴジ君のことも良く知っているような気持ちになっていました。

お兄ちゃん、ひとりでカレーを作るなんて頼もしいなぁ。
のんびり娘はその辺りもまだまだ。
インスタントラーメンでも何でも、印刷してあるレシピを、すんなり読めるようになったら、料理もそれ程こわくなくなるかなって思うんですけど、それはいつ頃になるかなぁ。楽しみに待つことにします。
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せかせか母さん。 (sei)
2007-03-28 11:34:01
ありがとうございます。
帰国、せまってきましたか。焦りますね。

学校でも先生でも、何処かに100パーセントを求めてもそれは無理な事だろうと思います。
学校、というより、先生方や同級生の親御さん、学校周辺の方々には確かに「当たり、外れ」みたいなものがあり、
それは年によっても違ってしまったりします。
でも、それでも集団の中で小さな社会を感じながら育つ事には意義がある。
私はそんな風に思って6年間を過ごしてきました。

ただ、「リスク分散」というのは考えておいた方が良いと思います。
学校と家庭だけの生活で、学校が崩れたらとても辛い状況になります。
放課後や休日。子供自身が無理せず自分を解放できるサークルなり習い事なり、遊び場なり・・そんなものがないかどうかも調べてみると良いと思いますよ。

娘の場合は、放課後の学童クラブが、とても大事な居場所になっていました。
学校が終わって、家庭に戻るまでの2,3時間。
「何かをさせられる」という事がなく、ただ自分の思うままにまったりと過ごせた時間が心の支えにもなりましたし、そこで行なわれる色んなゲームに参加することで、学校でのスポーツのルールも理解しやすくなっていたようです。

特に、私がせっかちですので、家でボーっとされたらきっとイライラしちゃったと思うんですね。
それが、回避できたのも良かったかなって思ってます。

うちののんびり娘は、何かに取り組もうと思ってからそれに着手するまでの時間がとても長いです。
テキパキの私から見ると、「やる気ないんかい!」と突っ込みを入れたくなっちゃうくらい。
でも、こっちが何か他の事に手を取られて、しばらく放っておくとなんだかごそごそとやりだしたりするんですよね。で、やる気はあったんだとわかる。
でも、そのしばらくがあまりに長いから、「見守って待つ」程度の時間ではなぁんにもはじまらないの。
見守っているとそれこそストレス溜まっちゃうよ。
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